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Starfield やっぱりいつものBethesdaだった


いいですか、落ち着いて聞いてください
Skyblivionの開発着手から幾年月が過ぎました
ええ、わかっています。その間に本家がいくつ大作RPGを出したか?
Bethesda Game Studioが発売したのは、4作です

(ESO, Fallout4, 76, Starfield)

Starfield。待ちきれなくてアーリーアクセスを購入してしまった。8/31に公式の紹介動画を観て、気づいたらポチっていた。限定販売の腕時計ほしかったなあ…
ちなみに初めの2日間はプレイ中に3歩歩けば謎のブルースクリーンに襲われて完全におじゃんになっていた。(結局原因はRYZEN CPUのCore performance boostだった。)

Starfieldがどんなゲームなのかはすでに様々な人が語っているので、ここではBethesda Game Studios(とObsidian)のFallout, The Elder Scrollsをだいたい1000時間遊んだ"ベセスダ廃人ビギナー"として、過去作との比較などもう少し細かいディテールについて語っていく。
まだメインミッションをクリアしていないので、クリアしたら追記する。

様々な作品の坩堝

今までの作品のスピリッツを感じる場面が多くあり、パロディすらある。
たとえば、

こいつ。熱心なファン。キャラクリエイトで特性「崇拝される英雄」を選択するとニューアトランティスのどこかでいきなり駆け寄ってくる。
これはTES IV:Oblivionに出てくる「熱狂的なファン」・通称タマネギのパロディで、髪型からセリフまでよく似ている。
英語ではどちらも"Adoring fan"のようだ。

アズラ(神の名前)にかけて! グランドチャンピオンだ!


武器を運びましょうか?靴を磨きますか?それとも背中を揉んで差し上げましょうか?

おしゃべりがしつこいのもきちんと踏襲されている。Bethesdaいわく、うんざりしたならば頭をぶち抜け、とのことだ。それもとびきり眺めのいい場所で。

また友達にStarfieldを見せたら会話画面の構図に落胆していた。
スクショ映えを一切考慮しない、真っ正面に立たせて会話するタイプ。

これは先に載せたOblivionのスクショからわかる通り、Bethesda Game Studioの伝統だ。Oblivionに始まり、Fallout3, NV, Skyrim(, ESO)まで続いてきた形式で、Fallout4で若干の改善(?)が入ったものの、ここに来て伝統を再度取り入れる形となった。たぶん過去作を遊んできたプレイヤーへのファンサービスなので、過去作に全く触れてこなかった人がこれを見て落胆するのも無理はない。

NPCの立ち姿が微妙なのもご愛敬。この構図を主にSkyrimで何千回見たことか。

Skyrimと同じように、ある時点までメインストーリーを進めると、Zキーで様々な特殊能力を発動できるようになる。シャウトかよ。
その能力を一つ解放するには各地に散らばるアーティファクトを集め、神秘的な遺跡に足を運ぶ必要がある。ドラゴンソウルとスペルの学習がそれぞれ必要であったSkyrimと重なる。
またその遺跡の扉がSkyrimライクなのだ。

アニメーションを用意できなかったが、このギミックが動く様子がSkyrimの爪を用いたギミックと瓜二つ。

他の宇宙船に乗り込む際、宇宙船のハッチ同士を連結するカットが毎度挿入される。自機に固定したカメラで写すその構図はなんとなくインターステラーを思い起こさせた。
宇宙を舞台として未知のテクノロジーにより人類の技術を向上させるという筋書きも、インターステラー、ひいては2001年宇宙の旅を意識してのことだと勝手に思っている。

また、今までの悪い伝統を断ち切った部分もあった。無重力、多すぎない敵の体力、ステルスキルのためのルートが確保されたなどの多くの改善によって、今まで一本調子でクソほどつまらなかった戦闘が面白くなっている。

(船の改造と拠点構築の面白さは実際にやってみなければ伝わらないので割愛する。船の改造は僕がStarfieldの中で一番好きなシステムだ。一つだけその好きな点を挙げさせてほしい。これだけはどうしても紹介したい。なんと改造によって船の内装もそのまま変更される。自分だけの移動要塞、秘密基地を作ることができるぞ!)

ここまでいい点ばかりを取り上げたが、もちろんBethesdaらしさをそのまま踏襲したゲームなので、悪い点もある。かつての弱点は改善されたものもあれば、むしろ超強化されたものもあるのだ。
超強化されたのが、ゲーム中に突然訪れるCTD(強制終了)。これを書いている9/4には昼から夕方にかけてプレイしていて、その間に3回CTDに見舞われた。エリア移動時や就寝前にオートセーブされるが、広い屋外を探索しているときなんかはまめに手動でクイックセーブしておかないと、また同じ道を数kmも歩き直す羽目になる。それで嫌になって夕方にプレイをやめてしまった。

公式が許容しているのでバグという扱いなのか怪しいが、このように会話中の視点が大変なことになる。顔がだんだん近づいてきたりする。


ニューアトランティスなど処理の重いエリアではM.2 SSD、RYZEN7 5800X、RTX4070Tiを使ってFSR(とMODで対応させたDLSS)を噛ませても平均フレームレートが45程度にまで落ち込んでしまう。CPU、GPU共に使用率がぎりぎり100%にまでいかないので、メモリバスの問題か、マルチスレッド対応などの最適化不足だろう。

クルー(Skyrimのフォロワー、Falloutのコンパニオン)が邪魔。荷物持ち以外で同行させる意味がほとんどない。戦闘になっても関係ないところをほっつき歩いていて、運がよければ物陰にカバーして動かない。戦闘がだめでも的にくらいはなれよ。おい道を塞ぐな、古代ノルドの地下遺跡で通路を塞いでトラップから脱出できないようにしてきたことはまだ根に持ってるからな。
その点熱狂的なファンだけは進歩を見せている。Oblivionでは戦闘になると一目散に逃げていたが、今作では一応応戦してくれるようになった。

こんなところだろうか。


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