【ギフテッドの本質】白黒思考、完璧主義、グレーな世界

熊です。
今日から休み、ヒャッフー🐻

最近の記事は、
新しさがない、くだらない、つまらない
とずっと言われて、
鬼編集長に出くわす週刊連載の漫画家の気持ちが分かる。
スピードと質の両立は難しい。

きっとこのくだりもくだらんと言われる。
チワワを冷凍休眠させようか。

年末年始期間はネガティブな記事を避けたいと思います。
※多少哀愁感は避けられないかも


では、本編行きます。


白黒思考

ギフテッドの特徴としてよく言われているのは
・極めて強い論理的思考
・完璧思考
・白黒思考
・こだわりが強い
などなど。

上記の4つが正しいかどうかは状況次第なので、
何とも言えません。

そもそも、
「正しいかどうか」、
「合っているかどうか」
だけで物事を見るのは視野が狭すぎる。

分かりやすく説明しよう。

ギフテッドの
情報収集力と処理能力は非常に高く、
想像力も豊か、と以前説明しました。

一般人はあることに対して、
「-10」から「+10」しか想像できないのに対して、

ギフテッドは
「-100」から「+100」まで想像してしまう。

これは何を意味しているかというと、
一般人にとって、
「-10」から「+10」のうち、
「-10」が「黒」、
「+10」が「白」だとすれば、
白と黒は全想像域の約「1/10」しか占めていない。

-10,-9,-8,-7,-6,-5,-4,-3,-2,-1, 0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10
↑太字の部分が白黒思考。
正しくは「2/21」だけど、「1/10」にしよう。

同じように、
個人差はあるがギフテッドにとって
「-100」から「+100」のうち、
「-90以下」が「黒」、
「+90以上」が「白」だとすれば、
白と黒は全想像域の約「1/10」しか占めていない。

つまり、
本人の体感だと一般人もギフテッドも、
白と黒が思考に占める割合は大して変わらない。

でもギフテッドが普通やグレーと思っている
「-90」から「-10」と
「+10」から「+90」は、
一般人からすると極端に該当する。

ここで注意してほしいのは、
「想像」自体に正しさはない。

人間のよくある過ちは、
・現実によく起きる想像は「正しい」想像
・あまり起きない想像は「妄想、極端、偏った思考」
といった考え方であり、
つまり結果論に囚われている。

この考えだと、
建物の耐震制度震度7とかも火災保険も自動車保険も要らないのが正しい。
人生に一度も遭ったことがない人がほとんどなので

想像域の全量を、
割合で考えれば、
一般人とギフテッドは一緒だが、
量で考えれば、
ギフテッドの考えの大半は一般人の極端、
しかも一般人よりはるか極端な部分まである。

ギフテッド本人も、
マイナスの方の思考に対して対策を考えるのに疲弊する。
量が多すぎるから。

今回はあくまで「原因解説」編なので、
対策はまた今度説明する。

グレーな世界

人間社会で、
一般的に正しいと思われているコミュニケーション、
特に日本の場合では「協調性」が最重要視されている。

「協調性」を具体的に表現すれば、
熊はそれを「折り合う」と表現する。

「折り合う」をさらに具体的に表現すれば、
熊はそれを「緩衝地帯」と表現する。

緩衝地帯というのは戦争するとき、
まだ味方でもなく敵でもない地域のことです。

つまり、関係者たちにとって、
共通的な利益が発生する場所です。

コミュニケーションというのは、
共通的な利益を見つけることです。

これ自体は悪くないが、
お互いに利益のあることは、
正しいこととは限らない。

それは正しさの定義次第である。

極端に言えば、
政治家と財団が組んで、
一般市民を餌食にすることだって、
政治家と財団の両方に利益がある。

でも一般市民からすると、
より大きな視点、
より平等、正義、権利の観点からすると、
間違っているかもしれない。

学校や企業などの組織にはそれぞれの目的がある。
目的が満たしているかを判断するためには目標が必要である。
目標を満たせる手段は正しいと考えられる。

それ以外の目的と手段は「間違っている」、
柔らかく言えば「正しくないかもしれない」、
もっと柔らかく言えば「今では不要」、
もっと柔らかく言えば「今後検討しよう」

このように、
視点が低く、
視野の狭い人々が行うコミュニケーションの先には、
グレーな世界しか存在しない。

様々な「良かれ」と思われる
明文化されたルールや暗黙的な慣習が増えていく。

人々は、そういったルールや慣習は、
元々はどんな正しさのために存在しているかを忘れてしまう。

組織という場所は、
都度特定のグループや人間の欲望に合わせた場所になる。

特定のグループや個人の欲望を「満たす」ことは、
社会からすると「黒」の場合がある。
しかし人間は何としても「実行する」。

特定のグループや個人の欲望を「満たせない」ことは、
社会からすると「白」の場合がある。
でも人間はそれを「やめない」。

グレーは必ずしも悪いとは限らない。
はっきりしない方が良いこともある。
ギフテッドは高知能かどうかとかね。

しかし、
グレーな世界に生きている人間は、
少しずつ集団ごとに黒に寄っていく。

この30年間衰退してきた日本は、
品質と誠実さしか残っていないと思われているが、
どうやら近年数々の歴史あり有名企業の不祥事で、
最後の砦でさえ穢された。

いや、正しい解釈は、
少しずつ、昔から穢れてきた。

人間関係も穢された。
大人から子供まで皆病んでいる。

病んでいない人も、
大半は別の意味で病んでいる。

完璧思考

人間が過ちを「正す」条件は何だ?

その前に、
人間が過ちに「気づく」条件は何だ?

それは比較対象の存在です。
① グレーの先にある黒の存在
② 白の存在

は例として挙げられる。

①のように、
このまま進んだらどうなるかを教える人が必要である。
ただし、このやり方には限界がある。
目の前の利益に囚われている人間が大半のため、
先を見せようとしても彼らは見えません。

なら、逆はどうだ。

②のように「白」を見せれば、
人々は自分の思考と行いはグレーであると気づける。
こちらも望みは薄いかもしれないが、
薄くでも望みは望みである。

ギフテッドは、
個人の利益のため、
個人のこだわりのため、
何か脳の機能障害のため、
何か発達特性のため(※)、
完璧を目指しているわけではない。
※そもそも発達特性って何だよ、
 何も言っていないと同じじゃん・・・

ギフテッドは人柱にされる覚悟で、
より良い未来を作ろうとしているだけである。


ではでは🐻

お気持ちだけで十分です。 お金は自分より立場の弱い人に使ってくださいね🐻