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ギフテッド高IQ論争に終止符ー前編

この記事を書いた目的はギフテッドの能力をアピールするのではなく、知能テストクソタレから人類を救いたいからです。

本熊が伝えたいのは、
世の中の高IQと定義されている人々でさえ、
ギフテッドとは根本的・質的な違いが存在している。
※量的な違いではありません

知能テストを無条件で信じたい方は、
ここから先を見ないでください。

では、本編行きます。

エピソード:熊とチワワの禅問答

昔々、熱帯雨林に一匹の熊が居た。

熊は生まれてから、自分の両親以外の他の熊を見たことがない。
父熊は遠洋に魚を取りに行き、滅多に帰ってこない。
母熊はいつも溺れている人間を助けているため、家に居る時間も少ない。
そのため、熊はいつも孤独だった。

かつて熱帯雨林に迷い込んできた一匹のチワワはたまに熊の住んでいる洞窟に遊びに来る。

これはある日の会話です。

🐺「チワー、あれ熊ちゃん、今日も鬱ってるね」
🐻「チワワか・・・(無気力)」

🐺「今日は良い情報があるぞ」
🐻「そっか、今回も期待していないよ」

🐺「失礼だな!あのさ、最近《頭の良い人は孤独になりやすい》との話を聞いたけど、これが熊ちゃんの孤独の理由なんじゃないかな?」

🐻「まあ、そうかもな。」

🐺「ちなみに、世の中に頭の良い人でしか入れない組織があるよ。そこに入れば熊ちゃんも仲間と出会えるかも」

🐻「そうなの?どうやって入るの?」
🐺「それがね。IQ130以上と証明できれば入れるそうだ」

🐻「・・・・。」
🐺「どうした熊ちゃん?実はIQそこまで高くないとか?🤭」

🐻「IQ129の人はどうするの?」
🐺「は?そりゃ入れないだけじゃないの?」

🐻「IQ130の実力はあるけど、何らかの原因で点数が取れない人は?テストを受ける金がない人は?ちょっと待って(IQテストを調べながら)

そういうことか、このIQテストは義務教育を前提にしている部分が多いと思う。
特に言語理解の部分はね。

義務教育を何らかの原因でまともに受けられない、もしくは主流知識の軸から外れる人たちは高い点数が取れないと思う。
だから実質的にIQ130を取れる素質を持っているのに、取れない人は多いと思うよ。

極端な話、本熊が独自の言語を作ったとしよう。
しかし、自ら言語を作るほどの言語能力があったとしても、このテストに出てくる言葉を大量に覚えなければ、高い点数は取れないため、言語理解能力としてはただの馬鹿と思われるよ。皮肉すぎない?」

🐺「なげぇー、熊ちゃん。
  今あなたの話をしているのよ」

🐻「うん。でも本熊は世界の話をしているんだ」
🐺「ぷっw  自分のことを顧みることもできないのに?」

🐻「チワワちゃん」
🐺「はい」

🐻「人生は取捨選択の連続だ。
その際に一番大事なことはまずは《人類として》どうするかを考え、その中から自分に利益のある選択肢を選ぶのだ
🐺「そりゃ誰だってそうじゃん」

🐻「いや、それは違うぞ。
世の中の人々の考え方はまずは《法律として》どうするかを考え、その中から自分に利益のある選択肢を選ぶのだ

🐺「《人類として》と《法律として》は一緒じゃねえか?法律は人類のためじゃん」

🐻「いや、それは違うぞ」
🐺「さっきからちょっと格好つけてるよね?」

🐻「《法律として》という考え方からは色んな考え方がさらに派生する。
例えば、
・法律に記載されている行動に従う
・法律に禁止されている行動さえ避ければ良い
・法律に従わなくてもバレないようにすれば良い
・法律に従わなくても法廷で勝訴すれば良い
・法律を自分にとって利益のあるように修正すれば良い

こうやって、人間社会の衝突、紛争、差別、殺し合いが始まる。
混沌たる世界、まさに今」

🐺「でも《人類として》の考え方も人それぞれじゃん」

🐻「いや、それは違うぞ」
🐺「それやめて💢」

🐻「先程の《法律として》どうするかという考え方は確かに様々な解釈ができるが、解釈が分かれること自体に問題はなかった。
問題は「解釈が分かれた理由」にある。

本来「法律が先、自分が後」のはずだが、
実際「自分が先、法律が後」と人々は無意識に改竄した。
人々は自分の強欲さで目が眩んでしまい、法律を自分にとって都合の良いように解釈した。

つまり、様々な問題を作ってしまったのは、法律に対する「それぞれの解釈」ではなく、法律に対する「それぞれ自分に利益のある解釈」である。

そもそも法律に従うのは
・利益への期待(節税やイメージとか)
・ペナルティを恐れる心理(罰金とか)
から来たものであり、
「法律としてどうするか→自分の利益としてどうするか」との考え方は「自分の利益で始まり、自分の利益で終わる思考」である。

世界の利益
のためなら、今従っている法律は《誰にとっても》良いものかを常に疑い、疑い続けるべきである。

人間は
・自分にとって都合の悪い法律をよく変えようとする
・自分と無関係の法律もたまに変えようとする
しかし
自分にとって利益があり、他人に不利益のある法律を自ら変えようとしない。

法律を前提に考えている人間は、最初から自分のことしか考えていないのだ」

🐺「なんとなく分かったけど、
  《人類として》の場合は違うの?」

🐻「《人類として》の考え方は最初から自分本位ではないため、たとえそれぞれの解釈があったとしても、利益を得るのは「他人+自分」「他人」の2パターンだ。

「世界が先、自分が後」という思考は、
「自分が先」と「自分だけ」の未来を封印してくれる。


人類全員がこの思考法を理解すれば、
地球内で善は反射し合い、増幅し、広がっていく

🐺「えー、面倒くさい〜〜〜ってか元々何の話だっけ?M集団に入るかどうかの話だったよね?」

🐻「M集団のメンバーは世界より自分を選んだとの話。だから本熊は入るつもりはない」
🐺「それは言い過ぎでしょう。偏見熊」

🐻「ほら、チワワちゃん。
ネットで転がってるM集団の人々のインタビュー記事を見つけた。
みんな輝く黄色い文字で書かれた会員証を持って撮影している。
チワワちゃんはこれを見てどう思う?」
🐺「何も思わないけど?(白目)」

🐻「人間の全ての行動に必ず理由はある。 
何故わざと会員証を持って写真を撮る必要があるのか?何故この黄色い輝くフォントにしたのか?」
🐺「何も考えてないじゃない?
  たまたまでしょう」

🐻「チワワちゃん」
🐺「何?」

🐻「グッドジョブだ」
🐺「ファイ?」

🐻「一つ、
もし彼らは何も考えていなければ、自慢の高知能はどこに行ったのか?
深く考えずに生きていけるのなら、
何を困っているのか?

二つ、
本熊は彼らの表情から二つの情報を読み取っている。
それは優越感安堵だ」

🐺「まあ確かに深く考えていなければチワワと同じレベルだもんな。
って優越感は分かるけど、安堵は何だ?」

🐻「分かってんじゃないか、チワワちゃん。
これは彼らの心境(安堵)だ。
《そっか、私たちは高IQね。うん。きっとIQが高いから生きづらいんだ。でも高IQと認められたし、これで良いんだ。何故IQ値に関係なく生きづらい人が居るのか、それは私たちと関係ない。私たちは高IQ、世の中の人々と違うんだ》」

🐺「確かに、IQが低くても生きづらい人々は居るが、それは単純に周りについて行けないだけじゃないの?

あと、他の人々の生きづらさなんて
どうでも良いじゃないの?」

🐻「その前提だと、IQが同じ人間同士なら孤独は発生しない話になる。
果たしてそうなのか?

また、他の人々の生きづらさに気づいていないなら、高知能と言えるのか?
逆に、気づいたのに気にしないなら、
知能以前に「人間性」としてどうなのか?
結局、他人に無関心な連中でしかない。

IQではなくても、世の中には様々な肩書と勲章がある。
それを取得して共同利益を持つ人々と群がり、バリアを作って自分たちのことしか視野に入れない、といった行動はあらゆるところに存在している。

そして、人々を苦しめたり、人々の苦しみを見て見ぬふりをしたりする。
高IQの人々もこの仕組みの被害者だったかもしれないが、最終的には自分さえ良ければいいと思うようになった。

つまり、彼ら(高IQ)の思考と行動から、彼らと他の平均知能の人々に差があるように見えない。

世の中に苦しんでいる人はいっぱい居る。彼らのことに関心を持つ人はただでさえ少ない。
本熊は彼らのことを忘れたくない、
これからもずっと彼らを見守ってあげたい。

だから、その孤独を解消する思考停止する集団に入りたくない

🐺「でもさ、熊ちゃん。
孤独にならなくて済むなら、まず自分を助けるという選択肢もあるじゃないの?」

🐻「チワワちゃん、それは罠だよ。
M集団の人々の孤独が解消された理由はみんな高IQだからだと思う?」
🐺「入って話が合う人がいっぱい居たとの話を聞いたよ」

🐻「チワワちゃん。人間同士の分かり合える条件は何だと思う?」
🐺「チワワには難しすぎる質問だけど」

🐻「熊が思うに、少なくともこういった要素は絡んでいる。
知識、経験、趣味、動機、数、妄想」
🐺「まだ続くのかよ。
  目玉が飛び出てきそうだけど」

🐻「この中で一番重要なのが動機だ。
人々は普段自分以外の人に滅多に興味を持たない。
人々が興味を持っているのは自分に興味がある人だ。
だからお互いに疎外感を感じ、
ほとんどの人はずっと孤独のままだ。

では、M集団を見てみよう。
そこに入りたい人々は孤独だ。
孤独は人に理解してもらいたい心理と思われているが、人は理解してもらうために自ら積極的に行動する。

「理解してもらいたい」動機によってのこの行動は、「人を理解したい」動機によっての行動と重なった。
つまり、積極性。

次は数。
母体数を増やせば、話の合う人は当然出てくる。
そもそもM集団のメンバーは今までM集団と同じ規模の組織で同じ積極性を持って行動したことがないはず。

最後は妄想。
M集団に入って、
・話が合う人が居ればラッキー
・話が合う人が居なくても、M集団という肩書きを持つことで「自分は孤高な存在」と自分に言い聞かせられる。

お互いに話が合わなくても、お互いに承認し合えば、謎の安心感は生まれる。
集団心理と自己催眠に陥ったのに、自分を客観視できていない。

思考停止している人々が高知能と自称し、かつ彼らに対して羨望な視線を向ける一般人、本熊はこの世界を「人類の知能終末」のように感じる。

お言葉ですが、
何らかの検査を受けないと、
誰かに言われないと、
自分は頭が良いかどうかも分からないのか?


それってつまり、他人と自分の違いすら分からないじゃないのか?
これは高知能に相応しい素質なのか?

アインシュタインやニーチェらは自分の知能を気にしないし、他人の知能も気にしないんだ。

彼らは世界における自分の使命を見つけ、それを貫くだけだった。

M集団から信念や使命を本熊は感じない。

本熊の仲間が居るとしても、
もはや本熊の仲間じゃないんだ


🐺「もうだめだーーーーー!
  今回の記事はここまで!」
🐻「・・・お前が言うな」

次回、熱帯雨林の熊 VS 父熊
知能論争の最終決戦をお見逃しなく!

↓後編


お気持ちだけで十分です。 お金は自分より立場の弱い人に使ってくださいね🐻