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【金相場の謎】金はこの1年間で3,000円以上も上がっております。大きな要因もなく急騰としている理由とは?「2024年3月」。

金相場が急騰しております。


確かここ数年で言うと
コロナで5,000円代➡7,000円代
ウクライナ戦争で7000円代➡8000円代

その他
世界的な銀行の倒産や
中国の経済不況などがあり

2023年9月に
10,000円を更新

さらにイスラエル問題で
10,000円代が当たり前になり

2024年に入り
今度は11,600円とか
すでに10,000円から15%も上がっている
状況です。

確かに
コロナは大きな出来事でしたし
戦争も世界情勢を揺るがす出来事だとは思います。

でも
なぜ
この数年で2倍以上に
2000年から数えると10倍以上に
金相場は上がったのでしょうか?

正直
今までも
金相場が上がるような事は沢山ありましたし
もっと大変な出来事だってあったはずです。

ちなみに
100年前の1925年の金相場は1円73銭らしいです。

そうなると金相場は
2000年までで約578倍
2024年までで約6,700倍
まで上がった計算になります。


この20数年で
ここまでの差がついてる?

➡1,000円と10,000円ですから
そうなりますね

やはり
この20数年が異常で
さらにこの1年間の3,000円も
超異常なのかも知れません。

理由は
これまでと同じ」では

この超異常な価格は
金利差や世界情勢程度では
なかなか説明がつかないと思います。

そこで
発想を変えて考えてみました。

金の採掘量ってどうなの?


今まで
地球上で採掘された金の量は約18万トン

まだ、眠っている採掘されていない金の埋蔵量は
約5万トンくらいと言われております。

このデータは
過去の採掘された量や鉱山のデータから算出しているもので

あくまでも想定ということらしいです。


そして、このデータは
海の底の金の埋蔵量まで計算されていると聞きます。

なるほど

もし仮にこのデータが当たっているのであれば
金の埋蔵量は残り約5トンという計算になります。

そして、毎年の金の採掘量は約3,000トンらしいです。

そう考えると
あと16年位で枯渇する計算です。

ここで問題です


金を採掘するには、当然コストが掛かります
このコストには、鉱山を発見して採掘する費用も
当然入っている訳ですが

もし、海の底の金を採掘するとなると
いくら掛かるんでしょう?

海底に眠る金鉱脈

海底から金を掘る作業や
海中に含まれている微量な金を集める作業は
実際に行われているみたいですが
これが商売ベースとなりますとなかなか難しそうですね。

となると
海底にある金は、採掘できない

➡もしくは
コストが倍以上掛かる

と考えた場合

金の埋蔵量は
もっと少ないという計算になります。

そして、海底の金を採掘できるとしても
コストを考えるとその時は

金相場は2万円以上になっているのではないでしょうか?


こんな簡単には採掘できないですよね

そして

金は間違く近い将来枯渇する


そんなことを考えている人が、世界中で増えているから
金相場が急騰しているのではないかと考えております。

ですが

反対に
こういう話もあります


1970年のオイルショックの要因のひとつに
「石油はあと30年もすれば枯渇する」という問題も
あったそうです。

ガソリンスタンドに並ぶ長蛇の列

あれから50年・・・

石油は枯渇するどころか
たっぷりある感じです。

じゃあ、金もたっぷりあるでしょ


という人たちは
この金相場が一時的なお祭りに過ぎない
と考えているのではないでしょうか?

そうですよね
金が突然にこんなに価値が上がるのは
おかしいですもんね

ちなみにですが
石油は
プランクトンの死骸などが
土砂の重みや熱で何億年もかけて
変化してできたものと考えられています。

石油の出来る様子

ということは
地球上で出来たものなんですね。

ちなみにですが
金は地球上で出来たものではないと言われております。

惑星の爆発で出来た「金」

金は、恒星の核融合によって
軽い元素から重い元素が生成され
新星爆発により
これらの元素が宇宙に散布されます。

その結果
生まれた金を含む隕石が
地球に降り注ぎ地球がまだ熱い時期に
金や白金などが地球の核に集まったとされています。

金を含む隕石が地球上に降り注ぐ様子、ちなみに現代にこれが起こったら人類は全滅でしょうね

ということは

金は
石油やダイヤモンドのように
地球上で出来るものではなくて

何億年、何十億年前の星が形成される際の元素が
地球に降り注いだ
という訳です。

地球上で生成されるものと
地球外で生成されたもの

地球対宇宙

こんなイメージをすると
とてもじゃないですが
金がまだまだあるのでは?
という考えはなくなってきます。

また
こんな疑問も湧いてきました。

今まで採掘された約18万トンの金は
どこにあるのでしょうか?


金は不変性があり
色が変わったり腐ったりしないのも特徴です。
ですので
金は何度もリサイクルで利用されており
その量は年間の採掘量の約3割とも聞きます。

金は採掘され様々な形に加工され
そしてリサイクルされながら
地球上に残っていくわけですね。

では

その採掘された金はどこにあるのか?
という問題ですが

妄想半分で考えると

アメリカを始め世界各国が持っている➡約3万トン
投資用➡約5万トン
宝飾用➡約8万トン
工業用品➡約1万トン

これですでに約17万トンになります。
残りの1万トンは残念ながら、紛失してしまったものと
考えるとこんなものはないでしょうか?

では、問題です

投資用や国が持っている金は
本当にあるのでしょうか?


答えは、実際に見てみないとわかりません
もしかしたら、とても少ないかったりとか
実は隠していてもっとあるかも知れませんが

現物の金を実際に見て確かめてみないとわからないと思います


かつて金は、金本位制に裏打ちされたものでありました
現在は、投資ファンドや純金積み立てなどが
その役割のひとつを担っているのかも知れませんが
正直、わかりません。

現物と信頼
そして採掘量

このバランスが
金相場に影響していると考えてみると

近い将来
金相場がどっちにいっても
想定の範囲だったりするのかも知れません。

まとめ

金相場が上がる原因は

世界経済や世界情勢の不安から
という割とオーソドックスな理由の他に

金が枯渇するかも知れないという不安と
さらに、採掘された金は本当にあるのかという不安


から

金相場が上がっているのでは?
と考えます。

最後に


現在、世界1位の金の採掘量を誇るのが中国で
次に南アフリカ、3位にロシアとなっています。

金の保有国はダントツでアメリカです。
また、インドの保有量も年々増えているみたいです。

中国、ロシア、アメリカ、インド
この経済力も軍事力も大きな国が、金相場の運命を担っているのかも知れません。

ちなみに
中国国内で
爆発的に人気のある純金商品ですが
海外向けのサイトでは
一切販売しておりません。

金が国外に出ることを
嫌がっているのかも知れません。

限りある資源である「金」を巡る争いは
すでに始まっているのかも知れません。





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