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ホットリンク入社の報告および、「強そう」から「強い」編集者になるために。

2021年1月6日から、株式会社ホットリンクに入社しました。インハウスエディターとして、編集チームのいちおう編集長というポジションで頑張らせていただいております。
 
※ホットリンク社は、SNSを主軸にマーケティング支援をしている会社です。Twitterのフルデータアクセス権、ブログなどのデータアクセス権を保有。社内には博士号を持つデータサイエンティストとトップレベルのマーケター陣が在籍しています。つよつよです。

書くまで1カ月かかった

入社を決めたのは、2020年12月21日の朝。誕生日だったが、狙ったわけではない。12月16日まで他社に内定していたが、現在の上長・いいたかゆうたさんに口説かれる形で電撃的に入社することになった。その返信期限が、21日だったのだ。
 
1月入社予定の人間が、残り数営業日しかない段階で内定辞退し、あまつさえ競合へ行く。採用担当者から見たら、悪夢のような内定者だ。自分なりにスジを通したつもりだが、殴られてもおかしくないような話。認めてくれた某社には、感謝しかない。
 
そんな経緯もあり、「やったぜ、ホットリンクに入社したぜ」みたいなテンションではなかった。サッカーでいうなら、古巣との対戦で決勝ゴールを決めたフォワードのような心持ち。
 
「うれしいのは間違いないが、大切な誰かを傷つけてもいる」。そういう状況下では、はしゃげない。慎み深い選手は、ゴールセレブレーションを拒否する。自分もそうありたかったので、時間が必要だった。

↑こういうイメージ
 
とはいえ、入社1カ月にもなると「ホットリンクの澤山」としての自覚が芽生えてくる。12月後半の記憶、フリーランスとしての記憶は、いずれ忘れてしまう。手触りが消えないうちに、書いてしまうことにする。

フリーランス生活は「ぬるま湯」だった

約2年半のフリーランス生活は、ほとんどの時間で苦しんでいた。望んでフリーになったわけでないこと、収入こそ恵まれたが「ぬるま湯感」が拭えなかったことが理由だ。

2018年上半期にフリーになったのだが、その理由は運営会社が消滅したことだった。それまでもフリー経験は長かったが、今回は望んで退社したわけではない。ずっと続けたかった仕事を失った結果としての、フリー転身だった。
 
結果的には、多くの出会いに恵まれた。特に「ForkwellPress」で2年に渡り延べ200人以上のエンジニア取材をさせていただいたgroovesさん、尊敬する友人・竹中玲央奈の紹介で得たLinkSportsさんとのご縁など、素晴らしい出会いは数多くあった。
 
某人気番組のSNSコンサル、一部上場企業さまのコピーライティング、同じくサービスネーミング開発、YouTube動画の撮影、Twitterコンサルなど多岐にわたる仕事をいただいている。
 
収入面でも不満はなかった。フリーを続けていれば、同等の額をいただくことは難しくなかっただろう。「妻子を養う」という観点では、100点をつけていいはず。
 
それでも、この2年半に満足感はほとんどない。一言でいうと「ぬるま湯にいる」と考えていた。
 
自分の引き出しからアウトプットするケースがほとんど(だからこそ外部プロフェッショナルとして発注をいただける)である以上、フリーランスには「勝ち目のある戦いだけに臨む」側面がある。
 
ぬるま湯に浸かり続ければ、いつかは風邪をひく。収入がいくら増えようが、その焦りが消えることはなかった。

「強そう」と思われることへの葛藤

サッカーメディア畑では、それなりに実績を残せた気がする(自分より優れた編集者は山のようにいるので、あくまで「気がする」)。ただ、これはサッカー業界という狭い世界での話である。

誰も自分を知らない業界で勝負するのはチャレンジングだったし、磨かれたものもあった。ただ、すべてのクライアントさまに納得いただける成果を出せたかは疑わしい。もちろん全力で臨んだし、ご期待に沿えた案件も多くある一方、一期で契約満了になったケースも残念ながらあった。
 
2019年はTwitterがバズりにバズり、「強そうな編集者」と見られた時期だった。それに甘えた時期でもあった。フリーランスにとって「強そうに見える」のは大事な要素だが、自己評価との乖離が悪い意味で大きい状態は徐々に自分の精神をむしばんでいった。
 
「心底納得する自分でありたい」と強く願うようになった。

なぜホットリンクを選んだのか

編集者としては、まがりなりにも16年メシを食っている。コピーライター専業ではないが、ヤフトピをたくさん取ったり記事をバズらせたり、コピーのセンスはあると思っていた。実際、クライアントからはたくさんお褒めの言葉をいただいている。

ただ、SNSに関してだけは「得意な人」の域を出ていない。「プロを自認できるようになりたい」「SNSを扱う会社で、編集者としての特性を出すのがベストではないか」と漠然と考えるようになった。
 
そんな理由もあり、ホットリンクのことはSNSマーケティングのプロ集団として常に頭にあった。もちろん冒頭に書いた経緯もあり、ストレートインというわけではないのだが。
 
上長になったいいたかゆうたさんを筆頭に、ムロヤさん、アサヤマさん、つつみさん、石塚さん、増岡さん、エレンさんなどホットリンク勢のアベンジャーズぶりはマーケ界隈にいる限り嫌でも耳に入ってくる。書いてないだけで、社内にはエグいほど優秀なメンバーがもっとたくさんいる。
 
「レベルの高い人たちと切磋琢磨したい」と同時に「自分が通用するのだろうか」という思いもあって尻込みしていた。が、いいたかさんからの直オファーを受けて、やるしかないと思った。 
 
入社した理由と、noteの執筆まで1カ月かかった理由はそんなところだ。書き始めたら30分ぐらいで書けてしまったので、やっぱりこれはメンタルブロックがかかっていたのだと思う。

クソ長い、端的に書け

すいません。

今後やりたいこと

こうして、2021年はインハウスエディターとしてスタートをきった。編集者としてのキャリアは長いが、インハウスエディターは1年生だ。頭の使い方が少し、いやかなり違う。
 
メディア編集者はコンテンツを編集するが、インハウスエディターは「企業」を編集する。言語中枢を司り、何を発信するかをコントロールする。広報・IR・採用など様々な領域にまたがるため、社内でのリレーション構築は極めて重要だ。これほど緊密に「チーム」であることを求められるのは、メディア編集者時代にはなかったことだ。
 
ホットリンクの知名度はまだまだだが、非常に高いレベルの人材がゴロゴロしている。本当に「ゴロゴロ」だ。もうやんカレー渋谷のランチバイキングで頼むタンドリーチキンぐらいゴロゴロしている。よくわからない。もうやんカレー食べたい。
 
そんな会社で、新しいキャリアをスタートできることに心からワクワクしている。

ここでお知らせです

は?

ホットリンクの皆さんから、コメントが届いております

まじすか。

いいたかゆうたさん

以前から澤山とはプライベートで仲良くしていました。2020年にホットリンクはオウンドメディアを開始し、2021年からより力を入れる方針を決めていました。 
そんなタイミングでお話する機会があり、私が考えるBtoB企業のブランディング・オウンドメディアのあり方をお伝えし、「一緒にやってくれませんか?」とお声がけし、今に至っております。
弊社が発信する内容を多くの人に届けたいという気持ちはありますが、われわれが目指しているのは「ソーシャルメディアマーケティングにスタンダードを創る」です。今ソーシャルメディアを活用しているが売上につながっているのかわからない・これから実施したいが何をやったらいいかわからないなど、企業の悩みは尽きないと思います。
そういった方々に我々の発信する情報を触れていただけることで、よりよい世界になることを澤山には編集長として期待しています!

えっと、なんか堅いですねw 個人のnoteにコメントいただけるとか嬉しい限り。大感謝です。 

ムロヤさん

ホットリンクのブランディングをともに強力に推進していただけるインハウスエディターを探していました。澤山さんの入社の知らせを聞いた時、歓びを感じました。編集のプロ、コトバを操る専門家とのコラボレーションにより、また新しい化学反応が起こるだろうとワクワクしています。ともにULSSASを広げ、お客様の成功を増やしていきたいです。もうやんカレー食べたことない。

自粛明けたらもうやんカレー行きましょうよ、あそこは半端ないんですよ、付け合わせの油うどんも超うまくて何ならうどん屋じゃないか説が文字数

私がエレンさん

澤山モッツァレラさんが、インハウス編集チームの長として就任されました。ほぼ一人で白目を剥きながらインハウスライター・エディターをやっていたところに、編集長として一緒に白目を剥いてくださる方がジョインされ、心強い限りです。
これから私の靴箱を整理して頂いたり、私の飼い犬の散歩(※飼ってません)などをお願いしたりしていきたいと思っています!あと良いコンテンツ作ります。

いや白目むくの前提かよ。いつもお世話になっております、ありがとうございますw

アサヤマさん

澤山モッツァレラさん
こんにちは
ご一緒に働けることとても嬉しいです。
何卒お願いします!!!

この流れの中で「こんにちは」を入れてくるところがマジ天才!

池下さん

澤山さん、ご入社おめでとうございます。活躍を期待しています。これからも凛とも仲良くしてもらえると嬉しいです。ありがとうございました。プロセスチーズ

未だに一度も音声通話したことないけど、あらゆるzoom部屋に同時多発的に存在して的確なFBをくれる池下さん、ありがとうございます!!!

そんな感じで

入社noteに社員がコメントを寄せてくれる、とても愉快な会社で頑張っていきます。

42歳で、新しいチャレンジができる幸運に心から感謝しています。今後はホットリンク社員としての澤山モッツァレラをよろしくお願いします!

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