雨のち細流と埋もれた巨石 里山継承03

竹林から心地よいせせらぎが聞こえて来ました。

現在作業をしている場所の上流と下流には小さなため池があります。
半世紀以上前は、稲作や田畑の水源として使われていたようですが、随分昔に池のゆるを潰したとのことです。

つまり水が流れる仕組みはとうの昔に失われているのですが、それでも雨の多い時期になると上流のため池から水が染み出して、細流が出現します。

この流れもほとんどが立ち枯れた竹に埋もれているため、今回はその一部を整理しました。
今はこの流れに沿って上流のため池に向かって竹林整備を行っています。

作業をしていて気がついたのが、所々に石や土嚢で流れを調整した痕跡があったり、小川沿いに人が歩いていたであろう小道らしき跡が残っていることです。

これは祖父の仕事。

気づいた瞬間、久しく忘れていた懐かしい祖父の感触を思い出しました。

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