私が想い描いているのは、女性が素直に自分らしくいられるランジェリー。
これは、私がSuonaを始めるきっかけになったお話です。
高校を卒業後NYの大学へ進学、20代のほとんどをNYでノーブラの開放感と共に過ごました。 それが日本へ帰国後、文化の違いから毎日ブラをするようになり、3人の娘たちに恵まれてからは授乳生活で24時間ブラ生活に。 ノーブラの開放感に慣れ切っていた私には、とっても窮屈でストレスだった。
寝ても覚めても、何かに締め付けられているような感覚。
授乳ブラの「授乳ブラ」っぽさ。「お母さん」っぽさ。それ以外の選択肢を探してシンプルなブラを試すものの、私には苦しいし何かが違う。
なんなら頭からかぶるスタイルのものは、あの狭い中を通る時に既に窮屈でストレス。
そんなストレスを感じながらも、ブラと授乳パッドをしていないと母乳が溢れ出て洋服はびしゃびしゃになるし、仕方なく「とりあえず」授乳ブラを着けていました。
そして気が付けばそんなストレスも当たり前になり、「授乳生活はそんなもの」という認識になっていた頃、私はすっかり「お母さん」という生き物になっていた。
窮屈で当たり前。我慢していて当たり前。そんなもの。しょうがない。
そんなある日、冷えとりが気になっていた当時、「空気パンツ」というものに出会い、その鼠蹊部の締め付けの無いパンツの履き心地に虜になりました。
「気持ちいい!なにこの開放感!!」
久しぶりに感じた開放感に、私の身体が喜びました。
パンツの紐の具合が気になってこのパンツは次第に履かなくなったのですが、この「開放感」は忘れられず、これがきっかけでふんどしパンツの世界へとズブズブと足を踏み入れて行ったのでした。
そしたらあるわあるわ、ふんどしパンツ。Tバックにシルク、本気のふんどし型まで。こんな世界があったのか、と思いながら、色んなところのふんどしパンツをはきました。ウエストがゴムになっているものもあるし、どのふんどしパンツも確かに開放感はみんなある。あるんです。
が、
デザインが好みじゃない。。。!!
そう。ふんどしパンツは、その開放感に身体は喜ぶけれど心はときめかず、また振り出しへ。
可愛くて楽なランジェリーが欲しい!!
そんな締め付けない下着を探す中、ふとデパートのランジェリー売り場に目が止まり、あれだけ締め付けないのがいい、開放感が欲しい、と思っていたのに、飾ってあった素敵なインポートランジェリーに魅せられて、試着だけならとブラを試着してみたのです。すると、、、
「ナニコレ、きゃわいい〜♡」
そう。さすが高級ランジェリー。一枚の薄いレースがぴたりと肌に添い、身体に添い、3度の授乳生活を繰り返し疲れた私のおっぱいを、それはそれは美しく見せてくれるのです。そしてその瞬間、私の中の女が蠢きました。
「そうだ、私、女なんだった。」
上がりまくるテンション。私の中の女の部分が刺激され、ほわ〜っと蒸気する始末。もはや世界はバラ色。
こうして私は自分の体感を通して、ランジェリーの力を思い知ったのです。
「ランジェリーは女性の女の部分を刺激する。」
と同時に、自分の中で諦めていた自分の気持ちに気が付きました。
あぁ、私、本当はもっとおしゃれしたり、お金もそうだけど、自分にエネルギーをかけてあげたかったんだなあ。
本当は旦那さんの仕事のサポートばっかりじゃなくて自分のこともしたいし、可愛いお洋服ももっと着たいし、欲しいものも、感じたこともたくさんあったのに、「子供がいるし」とか「反対されるしどうせ無理」とか「しょうがない」って諦めて、自分がそう感じていることさえ、何かを望むことさえ気付かないようにしてた。
今こんなに幸せなんだから、大事にしてくれてるんだから、恵まれてるんだから、と、たくさんの言い訳をして、そんなの「自分が何を感じるか」とは関係なくて、
感じることは感じるままで良かったのに。望むままに、望ませてあげれば良かったのに。私の気持ちを、ずっと放ったらかしにしてたんだなあ。
だけど、ランジェリーを試着して「感じた」ら、一発で思い出した。
この魂の高鳴る感覚。ちゃんと、私たちは知っているんだ。
それがきっかけで、私は自分は本当はどうしたいのか、何を感じてるのか、ずっと放ったらかしにしてきた自分の気持ちに耳を傾けるようにしてきました。
そしてその中で、自分を知ることと、リラックスすることの大切さを実感しました。
緊張しているとうまく喋れないように、頑張っていたり、こうしなきゃ、と気張っている状態にある時は、自分の本当の気持ちも中々でてこないのです。だけどリラックスしているときは、力まず、自然に自分らしくいられるし、その分自分の本音も
この一枚のランジェリーとの出会いが、自分の望む世界へ手を伸ばすきっかけとなってくれました。
こんな風に私はランジェリーが好きになり、「ときめいて締め付けないランジェリー」を探す中で、知人に「自分で作ってみたら?」と言われたのがきっかけで、ランジェリーを作り始めたのがSuonaを始めるきっかけです。
家庭科以来のミシン。最初は持っているランジェリーの解体から始まり、洋裁学校に行けば「ランジェリーは教えられません。」と言われ、1年かかってようやくランジェリーパターン教室を見つけ、月1の週末2泊3日の泊まりで通った5ヶ月間。
旦那さんにもドキドキしながら子供達をお願いして、パターンの難しさにクラクラ、できない自分にドヨーンとしながら、だけどやっぱり作りたくて、たくさんの人達のおかげでようやくここまでこれました。
そうして辿り着いた私のランジェリー。
私は女である自分が大好きだし、男性への尊敬とは別に、女性という存在が大好きです。
だから、自分を含めた女性が、リラックスしてもっと素直に自分らしく楽しくしていたら、世界はもっともっと素敵なところになると本当に思っています。全ての女性には、そんな力がある。
そして子育て中のお母さんも、お洋服の制限がある人でも、ランジェリーは好きなものを着けられる。誰に見せるでもない(見せる場合もあっていいけど)自分の為の密かな楽しみ。
私のつくるランジェリーが、そうして誰かの日々を喜びで満たすきっかけになれたら、こんな嬉しいことはありません。
そして何よりも、Suonaのランジェリーは本当に締め付けなくて、気持ちいい!元ノーブラ族の私のお墨付き(笑)のリラックスランジェリー。
日々の生活で、知らず知らず緊張している心と身体を緩め、リラックスしてより自分らしく過ごせるように、Suonaのランジェリー、是非お試しください♡
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