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カスピ海と黒海のあいだ

写真は道端でおばあちゃんからもらった花束。紫色の小さい花がかわいい。頑張って咲いたから見てほしいって感じがまたかわいい。
帰って小さめのコップに入れてあげました。

ジョージアのとある街
大型スーパー以外のほとんどの店は閉まっていて、
いつものパン屋も、レストランも同様に閉まってる。毎日通っていたジムでさえやってない。
ジョージアはイースターで、今日までの4日間はかなり盛大なイベントとしてお祝いされています。

昨日は雨で、今日はせっかく午前中は晴れ予報だし!と思って早い時間に宿をでて街の方に出たものの、行きたかったお店は全部閉まっていました。
小さな露店までも、閉まっているのに観光地の周りはなんとも言えない感じの、そうでもない店は開いてる不思議な街だ。そういうところも好きなんだけれど。
来たことのない道に行き場もなく一人で立ちつくし、それから目的もなくさまよった。
教会の門のまえで二人の男の子が身体の2倍ほど大きな旗を振っていて、お祈りに来た人達がパシャパシャと写真を撮っていた。イースターはかわいい卵をただ隠して見つけるだけじゃなくて、赤く染めた卵をぶつけ合って勝負したり、パスカというパンを食べたり、お墓参りに行ったり、教会にお祈りをしに来たりする。日本は日本酒、ジョージアはワインをお墓にかけたりするみたい。

いつもなら観光客や地元の人でいっぱいの道も、静まり返っていて、あまりにも悲しいお店しかなかったので数件メニュー見ては出て、食べ物が出るところがあまりなかったので、バスに乗り宿の近くの大型スーパーで最後には豚肉を買って帰った。ジョージアのスパイスで漬け込んで夜食べよう。
2回まわさないと開かない玄関の宿に戻って、昼にお風呂に入って、夕飯の準備をしたら、まだ夕方前だった。
おいしいものを食べ、あまり観光もしないでゆっくり宿でごろごろしたり、散歩して、それに合わせるワインを考えて、幸せに眠る。

楽しめる人は、どこにいても、なにをしていても、どんなときでも、楽しみを見つける。
シンプルだけれど、シンプルなこと、たったそれだけのことがなかなかできないように私たちはしっかり洗脳されているし、あらゆる意味で実行はむつかしい。でもそれに少しでも近づいていくのが一番いいのかもしれないな。

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