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わたしはわたし【詩】


1本の線のように

どこまでもまっすぐと

続いていくような人生だったら


カラフルな虹のように

それぞれの色を感じて

境界さえわからないような

その色を味わえたら


モノクロ写真のように

正しさと悪さが

誰の眼にも同じように

映ったら


そんな世界がどこかにあるだろうか


シャボン玉のように

キラキラと透き通り

風に流れて

自由になれたら


ひまわりのように

はっきりと咲き

堂々と背を伸ばして

根を張れたら


そんなわたしを生きたい


どこまでも広がる空のような

豊かなこころ

どこまでも続く海のような

言葉にならない感情

わたしを露わにして

つながれたら


そんな世界に生きることができたら


わたしのこころは震える


未知なるものとの出会い

懐かしい再会


わたしもまたつないでいることに

わたしは喜び、こころは震える

ひとしずくの水滴がわたしから

こぼれ落ちる


それは希望だ

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