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好き62:山崎豊子

たまたま今日、山崎豊子好きの方とお話しして思い出しました。
私も大好きだった、ということを。よく読みました。

亡くなってしまうと、新作が出ないのが本当に悲しい。
いや、悲しむより、遺されたものを大事にしていきたいです。

私が一番好きな作品は「運命の人」と「沈まぬ太陽」です。
どちらも、実際の事件と重ねて何度も読んでしまいます。

山崎豊子さんが好きなのは、「新聞記者」の出身であること。
毎日新聞でしたね。「運命の人」の主人公のモデルとなった方も。

私は、大学時代「ジャーナリズム論」というのを専攻していました。
大学で唯一、真面目に通ったゼミでした。ほんと、これだけでした(笑)

日本経済新聞社の記者だった方が、講師としていらしていました。
大石先生、今も忘れません。新聞記者ってすごい、と衝撃でした。

お話しがいちいち面白くて、とにかく一生懸命勉強しました。
その他の授業のつまらなさと、あまりに好対照で忘れません。

厳しい先生でした。褒めないし、論文はけちょんけちょんだし。
最後のゼミ論だけは「よく書けた!」と言ってくださいました。

あの眼光の鋭さ、を山崎豊子さんにも感じます。作品の中で。
ご存命の間に、一度はお会いしたかった方の一人です。

今、我が家は毎日新聞を取っています。リスペクトを込めて。
お会いしたい方には、何としても会っておくべきですね。

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