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自分の「らしさ」の見つけ方

 自分らしさとか個性と言われるもの。きっとそういうものをどこか根っこのところに持っていると、それは自信になるような気がする。

 それはどうやって見つけたらいいのだろう。

 この投稿を書こうと思ったきっかけは、もはや説明の必要もないほど読まれている島田彩さんのこちら。

 3万を超えるスキが付いているこれ、PVだとどのぐらいの数をたたき出しているのだろう。その10倍は見られているのではないだろうか。

 それはいいとして、この中に次のような文が出てくる。

R君は気づいてない。
これこそが彼のユニークであることを。

 これを読んで、「そうなんだよ」と思った。

 自分自身のユニークネス、ユニークさの起点のようなものというのは、自分では気づかないことが多い。本当のユニークさというのは、本人にとってはごく普通のことであるはずだからだ。きっと、自分では気づかないユニークネスほど、強みになるのではないかという気がする。

 よく、「自分の能力を発揮して活躍したければ、自分が頑張って習得したことではなく自然にできることをしろ」というようなことが言われる。自分がひたすら頑張って身につけるようなことを、はるかに少ない労力であっさりとやってのける人というのが世の中にはいる。逆に、自分があっさりやっていて何もすごくないと思っていることが、他の誰かにとってはひたすら頑張ってやっとできることかもしれない。もちろん探すべきはこの後者のものであろう。

 ではどうやって見つけたらいいのか。

 わたしはついさっき、「自分の強みになるユニークネスは自分では気づかないことが多い」と書いた。気づかないものを見つけるのは困難だ。見えないのだから。島田彩さんのnoteに登場するR君も気づいていなかった。R君はどうしたのか。そう。島田さんに見つけてもらったのだ。彼がなんとも思っていなかった気持ちの中に、彼のユニークがあるということを。

 自分には見えない自分のユニークネスは、やはり誰かに見つけてもらう必要がある。そのためには「見せる」ということが必須だ。R君にしても、バイトに応募するにあたって、島田さんに志望動機を見せるということは義務ではなかったはず。でも彼は自分の書いた志望動機を見てもらおうと思った。そして、先のnoteにあるように、彼の志望動機は見違えるほど良くなった。志望動機テンプレみたいなものから自分だけの唯一無二なものになったのだから、それはもう威力絶大だろう。書き直された志望動機が強力なのは誰の目にも明らかだ。しかもその新たな志望動機に書かれている内容は実に、ぜんぶR君の中に最初からあったものだ。島田さんはR君と話すことでそれを引っ張り出したのである。

 もはやわざわざ改めて書くまでもなく、必要なのはR君にとっての島田さんのような存在。それが自分にとって誰なのかは、わからない。よりいろいろな人に出会って、信頼できそうな人に自分を見てもらう。そういう人たちからかけてもらった言葉の中から、きっと自分の強さの起点になるユニークネスが見つかる。

 かく言うわたしは、2020年の4月にnote を始め、これを書いている今は「あと10日ほどで5か月になる」というぐらいの時期。それだけの期間でも、既にわたしはnoteを始めるまで知らなかった自分のユニークネスを、いろいろな人からかけてもらった言葉で見つけた。「そうだったのか、それがわたしのユニークさだったのか」と。

 これはわたしの体感でしかないけれど、note には目利きが多いように思う。「そんなところからそういうことに気づくの?」というような意見がいろいろなところから降ってくる。ただ、noteだけだと雑談みたいなことがしづらいので、Twitterアカウントを連携してTwitter を使うことをおすすめする。Twitter は情報量が多すぎるので取捨選択を誤るとひどいことになるから注意は必要だけれど、うまくnoter さんたちと交流できると、意外な自分に気づくことができるかもしれない。

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