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私立恵比寿中学の不思議な魅力について

私はアイドル好きです。
初めて好きになったのは全盛期のAKB48で、
2010年あたりですね。

アイドルは、歌手ともダンサーともモデルとも違い、
ビジュアル・歌唱力・ダンススキル全てにおいて、それらを専門とする人よりも中途半端ながら、
謎の勇気をくれる存在です。

アイドルが歌って踊っているのを見るだけで、なぜか無性に感動します。
オタクたちのコールが相まって更なる感動を作り出し、泣きそうになる時もあります。

いままで、AKB→ハロプロ→乃木坂→イコラブなどとハマってきた私ですが、
いま一番ハマっているアイドルがあります。

それは、「私立恵比寿中学」です。
きっかけは、ふとYouTubeでおすすめに出てきた動画を見たことです。

とにかく歌がうまい。その点はハロプロと重なる。しかしダンスなどは特にうまいわけではなく、それがよいのです。
ハロプロのメンバーが何かの番組で選んだアイドルランキングで1位になったのもうなずけます。
同じ番組で小田さくらが「ちゃんと努力しているアイドルが好き」と言っていました
(私はそれを名言だと思い、実に小田らしい発言だと思いました)
が、まさに「努力しているアイドル」というのを体現する存在ではないでしょうか。

なかでも私の心を掴んで離さないのが、
安本彩花さんの歌声です。
少しハスキーで男っぽく、たまに少しかすれたり苦しそうだったりして、
けれどもホームランを打つことも多いような、そんな歌声です。

安本さんの声を聴きたくて、「ちゅうおん」というエビ中のライブに行ってきました。
ちゅうおんは、ストリングス入りの生バンド演奏がついていて、ダンスはやらない、コールは禁止という、ガチガチに歌で勝負するライブです。

ちゅうおんで一番最初に歌い出したのは小林さんで、それを聴いた途端、私の目から涙があふれました。
自分でもさすがにびっくりしました。隣の人も驚いていたと思います。
しかし、確かに涙があふれたのです。

なぜなら、ふだんYouTubeで聴いていた歌声となんら変わりなく、というよりむしろ、それよりも素晴らしい声だったからです。

安本さんも、音源で聴いていた通りのエモーショナルな歌声で、ときどきはっとするようなフレーズを出します。

ライブが終わるまで、ずっと前に身を乗り出して、体を揺らしていました。

終わったあとは、余韻がしばらく止みませんでした。

真山さんの、小さい身体から発せられる、大きく、野太く、セクシーな歌声。
安本さんの、恋をしそうになるような、心揺さぶる歌声。
星名さんの、艶っぽくクリアな高音。
柏木さんの、歌姫と呼ぶのに相応しい、スキルとテクニックに溢れた歌声。
小林さんの、すべてを包み込むような、優しくてあたたかい響き。
中山さんの、顔をくしゃくしゃにして、自分自身を削りとってゆくような、力強い歌声。

それらすべてが調和してこその、私立恵比寿中学です。
わたしは今年になって私立恵比寿中学を知ったばかりですが、
もっともっと知りたい、そしてもっともっと進化した姿を見たいと思っています。

次のライブを楽しみにしております。
私立恵比寿が好きな人がいたら、ぜひ語り合ってくださいな。

おやすみ〜
とぅあー

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