祖父から受けた傷

書いていいものか何度か迷いましたが、誰にも言わず抱えてきてそろそろしんどいので書きます。

自分が小学生の頃は年に1度、一緒に住んでいる祖父母といとこ家族で1泊2日の旅行に行っていました。

大体行き先は熊本とか、宮崎、鹿児島。

泊まる部屋はいとこ家族4人、祖父母と自分の3人で2部屋。

いつだったか具体的には覚えていませんが、多分小学校3、4年生・・・くらいだったと思います。

部屋に露天風呂がついていたので、当時家でも1人で入浴するようになっていた歳だったので、1人で入りました。

部屋と露天風呂は引き戸とふすまを隔てた造りだったかな?

お風呂から上がってドア付近で身体を拭いていると、ふとドアに隙間が。

足元を見ると祖父が旅行用に持ってきていたデジカメを下から自分に向けていました。いわゆる盗撮・・・?

幼いながらも怖かったです。

今でもその瞬間だけ思い出すくらい。

隣にいた祖母はやめるように言っていましたが聞かなかったみたいです。

物心つく前に両親が離婚したため、両親に代わって祖父母が育ててくれましたが、まさか祖父からそのようなことをされるとは思ってもいませんでした。

小学校に上がるまでは祖父とよくお風呂に入っていましたが、体を拭いてもらっていたときを思い返すと心当たりがあるような、ないような・・・分かりやすく触ってくるようなことは無かったと思いますが。

初孫で、なおかつ祖父の子供は息子2人だったからでしょうか。

盗撮のようなことをされて以降、家にいてもちょっとした隙間が今でも怖いです。

誰も入っていない、見ていないとわかっていても、風呂蓋の隙間、換気扇の隙間、脱衣所の引き戸の隙間。

人の目やカメラが向けられているような気がして。

大学時代過ごした両親の家の脱衣所でも怖かった。

祖父からすれば当時の自分は子供。赤ちゃんと大して変わらないような認識だったのかもしれません。

親からすれば子供はいつまでも子供だし、祖父母からすれば孫はいつまでも孫。

小さい頃のままなのかもしれませんが、その出来事が10年以上経った今でも自分の記憶と心に深い傷を残しています。

過去にも書きましたが、自分は男性が怖いです。

深く知らない人に近づかれるのも怖いですし、仲良くなっても触られたり、性欲を自分に向けられた途端に怖くなります。

多分、男性が怖くなったのは小学校~中学校のいじめだと思いますが、半分は恐らく祖父から向けられたカメラ。

祖父は怒鳴ったりするような人でもないし、どちらかと言えば普段は温厚な人なのですが、今でも祖父が近くを通ると無意識に恐怖を覚えます。

この事を書くかは時々頭に浮かんでは消えていましたが、頭に浮かぶのは決まってお風呂上りに身体を拭いているとき。

多分この傷は一生消えません。

身内に話すこともできないので、ここに書きました。

読んでいただき、ありがとうございました。

2021.08.19