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アニメ『地球外少年少女』感想

こんにちは。たくみんです。
さて、遅れに遅れました。申し訳ありません。
アニメ『地球外少年少女』の感想を語っていきたいと思います。

皆さんは、世界の在り方を知っていますか。
ちなみに自分は知っています。というか、それは少し言い過ぎかもしれなくて、ただこうなんだろうなという仮説は持っています。いや、数字でも言語でも説明できないのだから、仮説ですらないかもしれませんが、仮に仮説としましょう。
では、何の専門知識もない自分がどうやってその仮説を導き出したのか。
それは、よくわかりません。よくわからないのですが、きっときっかけは哲学です。アニメ『続・終物語』を見て、考察、哲学しているうちに、思考という水が脳に染み渡って、たどり着いたのです。途中からは哲学という領域を超えてしまいました。

さて、本題であるアニメ『地球外少年少女』のお話をしましょう。
この作品は、TVアニメ『電脳コイル』の礒光雄監督による最新作です。『電脳コイル』も小学生の頃見ていたので、懐かしい気持ちで見ていました。『電脳コイル』も哲学的な要素があり、おもしろいのでぜひ見てみてください。

今作である『地球外少年少女』に欠かせないテーマが、「人工知能」です。そして、「未来予測」です。アホな言い方をすると、「人工知能」はとても頭が良いのです。だから、「人工知能」は「未来予測」が得意です。逆に言えば、人間は頭が悪い。だから「未来予測」が苦手なのです。

ちなみに今作で登場する人工知能による未来予測はおそらく、過去のデータのみを元に予測するわけではありません。本当の意味で、未来の可能性を見る能力が高いということでしょう。

では、なぜ未来予測が可能なのか。
(ここからは自分自身による考えです。)
ズバリお答えすると、未来は存在するからです。
未来だけではありません。過去も、現在も、未来も、同時に存在します。
なんてことを言うと、頭大丈夫かと思われるかもしれませんね。

なので、「時間」についての解釈を説明します。
そもそも「時間」とは、人間が後から付けた言葉です。
そういう意味では、「時間」という概念そのものが曖昧で、そもそも自分にしてみれば、過去や現在、未来という言葉も、相応しくないと思います。

そもそも時間は存在しません。
あるのは物理現象です。物質です。世界です。

世界の物質が動き、その作用によって周りの物質が動き、そしてそのまた周りの物質が動く。それらを繰り返し、連鎖が起こっているだけです。

そして、それが法則に基づいており、人間がその法則を理解するのに便利な道具として「時間」という概念が生み出された。

だから、過去の物質と現在の物質、未来の物質が同時に存在し、相互作用の連鎖の中で、物質が浮き上がる瞬間を「今」と名づけているのです。

「過去を変える」とか「未来を変える」とかいう話がありますが、そもそもそういう次元の話ではないのです。
過去はもうどこにもないし、未来もありません。観測できるのは「今」しかありません。
過去を写し記録する写真にしても、結局物理的に言えば、記録された過去を固定した「今」を見ているに過ぎません。

いや、前提を言えばそうなのですが、最初は過去や未来が同時に存在していると言っておいて、今は逆のことを言っていたりと、それではあまりに暴論だと思われるかもしれません。
だから、今からこの作品の一番のメッセージかもしれないことを述べたいと思います。

過去は変えられないし、今も変えられない。
では、未来は??
未来は、「ある程度」決まっています。
頭が良い人や人工知能は、ある程度決まった未来を予測できます。

例えば、明日は必ず来るだとか、太陽が昇ってくるだとか、もう少し生活に即したことを言えば、今はベッドの上に横たわっているが、数時間後には立ち上がるだろうとか。
それは過去のデータを元にしているのではなく、物理的にそうなっているからです。
これがある程度決まった未来です。
しかし、自分で決めることのできない決まった未来もあれば、変えたり、選べる未来もあります。

では、未来を変えるには何が必要なのでしょうか。それは、人の意志です。強い意志が、観測され得なかった余白に新しい未来を作り、その未来を決めることができます。
回りくどい言い方をしましたが、結局未来を変えるのは、人の強い「意志」だということです。

もう一つ、「大人」というのがテーマです。
躊躇して一歩踏み出せない何かに対して、「飛び出す」ことが挑戦であり、その過程で成長し、大人になるのです。

1人でラーメン屋に入れなかったけど思い切って入ってみたらその後普通に入れるようになることも、恥ずかしくて怖いけど好きな人に告白することも、怖いけど海外に飛び出すことも、逆に不安だけど日本に帰ってくることも、全て「飛び出す」という行為です。

自分はそういう挑戦者を応援したいと思います。


世界の在り方については、とてもじゃないけど言語化できません笑
(言語化や論理化とは、多次元のものをわかりやすく伝えるために一本の線に表現することだからです。)
ですが、イメージとして理解しています。
今科学者が日々研究に勤しんでそれを科学で証明しようと必死に闘っているところだと思います。


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