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六合の花でいけばな


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最近仕入れた六合の花でいけばなを生けました。
フリースタイルですが、求心的な形(真ん中でフワッと膨らんで、上で中心線に向かってキュッとなる形。上がブワーっととっ散らかってない形のこと)を意識してます。

〈花材〉
更科ショウマ(サラシナショウマ)
フロックス 白花
璃玉薊(ルリタマアザミ)
ヒペリカム
棘なし野バラの枝

………………………………………………………………………

何気なく生けてあるように見えますが、実はかなり葉や花を落としています。(勿体な!)
特に野バラとアザミは下半分はほとんど取りました。フロックスももっとぼんぼんの房咲きだったのですが、花を半分くらいまで減らしました。ちょっとした狂気。(ごめんね農家さん…)

ただ、かなり乱暴な説明をするとこの辺りがいけばなとフラワーアレンジの違い……かな。
少なくとも花屋でフラワーアレンジ作る時は『花材を残すな』が憲法でした。花を落とすなんて有り得なかった。
(お客様のお金ですし、贈答の花はボリューム命ですしね)

いけばなは何故わざわざ勿体ないことするのさ、付けとけばいいじゃん……という話なんですが、これはいけばな流の

『LOVE♥️』です。

(と勝手に思ってる)

あえて枝葉を省略する(=ボリューム落とす)ことにより、一本一本を際立たせる。大切に見つめる。
そういう考え方です。うそじゃないです。文言は変えてるけどお家元がそう言ってたもん!!

私は『花は供物』というステキ精神で生きているので抵抗ないんですが、こういうの、受け入れてもらえるのかなぁ。
やっぱり勿体ない!となってしまうかなぁ。切った花たちは小さいアレンジにでもしてみたらよいかしら……
そんなことを考えながらお花を見る毎日です。


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