TV番組「オリンパソン80」を知っていますか?
one-teamはどこへ?
東京2020の開催に黄色信号が灯った。
組織委員会は大変苦しい判断を迫られるものと見られる。
”平和の祭典“が皮肉な結果に終わる歴史は、
実は少なくない。
1940東京大会も”時局の悪化“で中止。
1980モスクワ大会ではアメリカ・日本など“西側諸国”がボイコットした。
ボイコットが決定的となった
80年5月5日、
テレビ朝日系列で全国放送された番組が
「オリンパソン80」。
実はテレビ朝日が、
1980モスクワ大会で
日本の民放でははじめて
オリンピックの独占放送権を得た。
しかし、79年
旧ソ連のアフガン侵攻で東西関係が悪化。
80年には
大統領選挙を控えるアメリカが
早々と
ボイコットを決定。
賛否両論分かれる世論ながら、日本も追従した。
瀬古利彦、山下泰裕ら金メダルが確実視された代表選手の涙も虚しく。
日本のボイコット正式決定は
5月24日。
その3週間近く前…
午前8時30分
重たい空気で
放送がスタート
テレビ朝日は、
この番組を
モスクワ大会事前PR番組の目玉と目論んでいたようだ。
また、
前の年に放送された日本テレビ「24時間テレビ」が空前のブレイクになったため、
対向策で午前1時までの長時間放送(テレソン)とした。
「オリンパソン80」オープニング…
「モーニングショー」溝口泰男キャスター(当時)
と並んで
久米宏が沈痛な表情を浮かべていたのを
筆者は記憶する。
ちなみに、
この番組が久米のフリーアナウンサーとしての
デビューであり、
のちに「ニュースステーション」で
テレビ朝日系列の”顔“となる礎でもあった。
「オリンパソン80」の番組内容を紹介する新聞広告が以下のリンクである。
現在(2020年2月27日)
新型コロナウイルス対策で
日本政府の対応はいずれも後手に回り、
2020東京の開催は
どう見ても厳しい。
それでも
今回こそ無事に開催され地球はひとつ
と再確認される…と信じたい。
https://images.app.goo.gl/Fm94Y68smvQh33DaA
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?