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700系に使えそうなインレタ

こんにちは、今回は700系に使えそうなインレタをまとめてみました。

700系の種類

700系新幹線はざっくりいうと
・C編成(主に東海所属16両編成)
・B編成(西日本所属16両編成)
・E編成(西日本所属8両編成)
が現在過去通じ存在し、
また700系ではないのですが似た形の事業用車として923形というのがあり、いわゆるドクターイエローと呼ばれるもので、
・T4編成(東海所属)
・T5編成(西日本所属)
が1本ずつ存在します。

ポイント
・2003年の新幹線品川開業から愛知万博輸送までAMBITIOUS JAPAN装飾がされていた(先頭車への帯ラッピングと中間車への円形ステッカー張り付け。300系は後者のみ)
・前期車と後期車が存在する(ボンネットの開け方、客用扉窓の高さなど)
・300系置き換えのためC編成数編成が東海から西日本に譲渡。
といったところは、模型を再現する上で抑えておきたいところでしょうか。その他車両について詳しく知りたければ、趣味誌やWikipediaをご覧ください・・・

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車番標記

書体はC編成が国鉄車番標記文字、B編成、E編成がゴナ(という名前の写研書体)となっています。

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・700系新幹線B編成車番インレタ その1(B1〜B12編成)
https://store.shopping.yahoo.co.jp/ajisaitei/693.html
・500系新幹線W編成車番インレタ(+700系B編成 その2)
(W1〜9、B13〜15編成)
https://store.shopping.yahoo.co.jp/ajisaitei/694.html
・500系V/700系E編成車番インレタ
https://store.shopping.yahoo.co.jp/ajisaitei/695.html

B編成、E編成用のインレタがあります。
また、次項で説明する先頭車床下の編成標記も収録されています。

余談ですが、T4編成とT5編成はいずれもC編成に準拠した標記となっています(編成標記も)。


編成番号・業務用室表記

編成番号は大別すると
・前面窓(白)
・乗務員扉(白)
・その下の床下(主にグレー)
・業務用扉(白、700系では東海道乗り入れ車のみ)
に貼られています。
また業務用扉には「業務用」とそれに付帯する説明のレタリングが施され、旅客が誤ってそこから乗車することのないように工夫されています。

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(車販の方の顔などが写っていたのでモザイク処理をしています)

新幹線は運行管理上編成番号が重要視されており、在来線車両ではあったりなかったりする一方、新幹線前面窓への貼り付けは九州新幹線800系を除けばすべての新幹線にあり、模型上でも適切な再現は必須でしょう。

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前面窓以外の編成標記はどちらかといえば運行スタッフ(本線乗務員、構内操縦者、車販従業員)の誤乗防止といった役割が強いようです。新幹線は色・形が全く同じ編成が何十本と存在し、それが時速何百キロというスピードで走るわけで、ちょっとの乗り間違いが取り返しのつかない事態になります。

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・新幹線窓貼編成標記インレタ(C)
https://store.shopping.yahoo.co.jp/ajisaitei/722.html

C編成用の編成標記インレタです。
一通りの編成標記のほか、7号車、11号車の業務用室表記も収録されています。
市販模型では大雑把にしか収録されていないか前面しか表現されていないので本インレタが役立つと思います。姉妹品としてJ編成用もありますのでリンク先から辿ってください。

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・西新幹線窓貼編成標記インレタ
https://store.shopping.yahoo.co.jp/ajisaitei/720.html

B編成、E編成用の編成標記インレタです。
車番と同様500系のW編成やV編成用も収録されているので、西幹好きは必須アイテムでしょう。

行先表示

700の行先表記についてはC編成が方向幕、B編成・E編成がLED方式となっています。
両数がどうか、東海道に乗り入れるかどうか、ではなく、単に新製時の会社別に分けられています。これは100系と同様です。
300系では会社別でなく、西日本所属車も含めすべて方向幕だったのは留意すべき点でしょう。

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・汎用行先インレタ(新幹線黄幕篇)
https://store.shopping.yahoo.co.jp/ajisaitei/750.html

・汎用行先インレタ(新幹線赤幕篇)
https://store.shopping.yahoo.co.jp/ajisaitei/760.html

・汎用行先インレタ(新幹線青幕篇1)
https://store.shopping.yahoo.co.jp/ajisaitei/761.html

・汎用行先インレタ(新幹線青幕篇2)
https://store.shopping.yahoo.co.jp/ajisaitei/762.html

窪み表現にぴったりな方向幕インレタです。
なお「回送」「試運転」「修学旅行」などの愛称無し表示はすべて「紺色」(青幕)の単色で表現されており、青幕篇2に収録されています。

寸法的にはTOMIX300系、TOMIX700系(さよなら)のくぼみに適合します。
TOMIX700系0番台の通常品(2019年に出たもの、以下2019年製品)やKATOのようにガラス表現になっているものは分解するまではいいのですが、再び嵌めるのが欠けてしまい困難になるのでお勧めしておりません。ただ新幹線は在来線電車と違ってあまり分解しないでしょうから、分解しないとか、欠けてもまた買うとかであれば、切る手間が要らないというメリットは享受できることでしょう。

2019年製品のうち一部幕部分が抜けているものに関してはそもそも貼れません、またエラーでリコール対象ともなった小さい開口部も貼れないでしょう。

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ところで700系には各車方向幕があるかといえばそうではなく、東京方先頭車に(C編成、B編成だと16号車)に行先表示は設置されていません。
すなわち、C編成は編成中15両に方向幕が設置され、海側山側を勘案すると編成でそろえるには最低30コマ必要となります。

また、700系の方向幕は在来線の方向幕(205系など)と基本的に同じサイズです。(少なくとも筆者には)新幹線の方向幕が大きく見えるのは、在来線が車体上部に設置されており見上げる必要がある一方で、新幹線はホーム上において幕が比較的目線と同じ位置にあるためだと思われます。

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しかし、模型だと事情は異なります。Nゲージ化にするに当たり在来線は1/150、新幹線(400系、E3系、E6系含む)は1/160のスケールにします。そうすると同じ寸法だった方向幕は在来線模型と新幹線模型では異なったサイズになり、新幹線向けは在来線向けのそれに比べ結果的に小さくなります。Nにおける幹在スケール差は全体的な車体の大きさの違いから来ているわけですが、パーツや表記単位で考えると逆転現象が生じる場合があるので、気を付けてください。

指定席標示・号車札

指定席/自由席
自由席と指定席はのぞみ・ひかり・こだまによってグリーン車を除き設定が異なりその旨側面に表示されますが、C編成は液晶で表現するものでした。

・新幹線自由席/指定席標示インレタ
https://store.shopping.yahoo.co.jp/ajisaitei/048.html

「自由席」「指定席」と書かれた液晶表示のインレタです。
少し大きめで、押し込むような感じで転写します。いいアクセントになるかと思います。フルカラーインレタであまり鮮明ではありませんが、実車も実際殆ど視認できませんでしたのでかえって都合いいでしょう。

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この表示器、C編成に13両(16両編成-グリーン3両=13)ある普通車各車各側面に2つずつついており、1編成で13両×2×2=52個設置されています。

号車札
号車札のインレタがあります。基本的に製品は印刷済みですが、欠けの補修やオリジナル編成の組成に使えるでしょう。

・新幹線号車札・ピクトグラム(青)
https://store.shopping.yahoo.co.jp/ajisaitei/678.html

0系、100系(いずれも青)、300系、700系(C、B)、N700系(N700S)にお使いいただけます。正直な所、組み換えが多数発生し、完成品でも表現されていないことが多い0系向きのインレタではあります。
700系ですとC編成は上の写真の通り太めのゴシックで、300系(J編成、F編成)や923形(T4、T5編成)とほぼ同様です。B編成は同じゴシックでも少し細みのものになっているので、こだわりたいものです。E編成はB編成のものをグレーにしたものになります。

その他車体表記類

KATO製の700系は当初側面のロゴがシール対応であり、サイズも異なりまったくと言っていいほど実感的ではありませんでした。
現在の市販完成品は印刷済みであり今は特に問題はないでしょう。

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