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卒業、そして再会の約束。――AZALEA 1st LoveLive! In The Dark ＊秘密の物語＊――

かみなりひめ

こんにちは。かみなりひめです。

AZALEA 1st LoveLive!
In The Dark
＊秘密の物語＊
お疲れ様でした！

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AZALEAにしてみれば、やっとの思いで
たどりついたこの1stライブでした。

昨今の情勢によって、本公演・振替公演が
軒並み延期からの中止に見舞われてしまい、
今回のライブは4度目の正直。

さらには、国木田花丸役の高槻かなこさんが
適応障害により参加を見合わせる旨を発表。
諏訪ななかさん・小宮有紗さんのお二方での
パフォーマンスとなりました。

それでも、AZALEAの1stアルバムである
『We'll get the next dream!!!』を引っ提げ、
全19曲を華麗に、そしてエネルギッシュに
披露してくれました。 

高槻さんの担当パートについては、
後ろで高槻さんのお声を流しつつも
諏訪さん・小宮さん両名で分担してました。

「かなこの分も頑張るぞ！」
「AZALEAは三人なんだぞ！」
という強いメッセージに、心打たれました。

さて、そんな今回のライブ。
楽しいうちに時間は過ぎて、瞬く間に終盤。

「最後の曲です」と告げられて、
流れてきたその曲の特徴的なイントロに、
再び頭を抱えてしまった私がいたのです。

AZALEA「卒業ですね」

1. もう会えないって知るでしょう

5thライブでも披露された「卒業ですね」。
その時の感情を記事にしていました。

これを振り返ってみると、

『卒業ですね』で、推しが二人ともいなくなり
もう会えなくなるというメッセージを
受け取ってしまったのです。
黒澤ダイヤを演じる小宮有紗を、
永遠に見たいと思っている

なんて文言が目に飛び込んできます。
そして、この想いは今も変わりません。

3年生を2人も擁するAZALEAは、
他のユニットよりも「卒業」という語に
より重みがあると思っています。

しかも、「卒業ですね」の歌詞からは、
新天地へと向かう希望というよりはむしろ
二度と会えない離別がにじみ出ています。

ここから　右、左へ
貴方と私は
それぞれの未来選ぶでしょう
もう会えなくなるのでしょう
お別れ告げる前に
貴方も私も
思い出のなかを泳ぐでしょう
もう会えないって知るでしょう

そして、「もう会えない」離別を

いつの間にか少しだけ
大人になったと感じてるの
たぶんね　誰もが通る道ですね

大人になるための通過儀礼だとして、
冷めたように結論づけるのです。

そんなことを5thライブのときから感じ、
この曲を聴くと一抹ならぬ淋しさを
覚えずにはいられなかったワタクシ。

しかし今回は、
その淋しさがより一層強調されて
襲ってきたのでした。

理由はあまりにも単純。

ステージに立っているのは、
卒業する学年の生徒である
松浦果南と黒澤ダイヤだけだからです。

卒業する二人から、ストレートに
「もう会えない」を突き付けられたような
感覚に陥ってしまったのでした。

しかも、「最後の曲」と告げられてから
「卒業ですね」が披露されたわけです。

念願の1stライブが終わってしまう淋しさ。
卒業して推しがいなくなってしまう淋しさ。

二重の「淋しさ」に襲われた私は、
いつの間にかブレードを振り上げるその手を
そっと下ろしてしまいました。

2. また出会えると思いませんか？

とはいえ、本編が終われば
淋しがる暇もなくアンコールです。

「まだまだこの幸せな時間を噛み締めたい！」
そんな一心でクラップを続けました。

割とすぐ映像に移り、AZALEAで
飴細工を作る様子を観ておりました。

からの、デビューシングルのタイトル曲
「トリコリコPLEASE!!」の歌唱を経て、
最後のMCへと流れてゆきます。

諏訪さん・小宮さんのお二方より、
開催にいたることができた喜び、そして
次への決意を聴くことができました。

そして、本当に最後の曲。
ここで、私は救われたのでした。

AZALEA「Amazing Travel DNA」

本来であれば、このシングルを引っ提げて
1stライブになるはずでした。

そんな事情も相まって、曲の冒頭からすでに
喜びが涙として溢れかけていました。

そのウルウル状態のまま、2番サビに
差し掛かったその時、私に降ってきたのが
次の歌詞だったのです。

Amazing Transit
私達はいつか離れ
またどこか遠くで
出会えると思いませんか？
旅は、続きます！

人生という「旅」においては、
その時々で目的地や方向性にあわせて
乗り換え（＝Transit）が生じます。

しかし、乗り換えたからといって
それで今生の別れというわけではない。
またどこかで出会えるのだ――と。

本編最後の曲「卒業ですね」で感じた
並々ならぬ二重の淋しさは、
全体最後の曲「Amazing Travel DNA」で
一気に解きほぐされていったのです。

「ああ、またどこかで僕たちは
　AZALEAに出会うことができるんだな」

そう思えた瞬間に、
涙が堰を切って溢れてきました。

「卒業ですね」へのアンサーとして
「Amazing Travel DNA」は機能していたのです

3. おわりに

そのアンサーはライブという空間だけに
留まるものではなくなってしまいました。

AZALEA 2nd LoveLive!
～Amazing Travel DNA Reboot～
開催決定おめでとうございます！

「再起動」を意味する "Reboot" の語が
あることからも、この日は三人揃っての
ライブになるだろうと期待しています。

トリコビトとしてAZALEAと共に進んでいく
「旅」は、まさに「ここから」だったのでした

4. おまけ ――休むのだ、かなこ「LONELY TUNING」

セットリストを見ていただければ
お分かりになるかと思いますが、
「Amazing Travel DNA」の前の曲は
「LONELY TUNING」でした。

この「LONELY TUNING」には
以下のような歌詞があります。

がんばったって知ってる
自分が知ってるの　All right
いつか上手くいくよ　だから少しだけ休もう

この部分、本来は高槻さんパート。
ということは、今回のライブでは諏訪さん
ないし小宮さんが歌っていたことになります。
（確か諏訪さんだった気がしますが……）

これは、お二方から高槻さんへの
メッセージとして捉えていいのでは？
とこれまた胸が熱くなってしまいました。

高槻さんと同じ生年月日であるワタクシ。
このメッセージに、勝手に嬉しくなりました。

高槻さん、今まできっと様々に
頑張ってこられたことと存じます。
AZALEAの旅はまだ続いていきます。
どうぞ、今はゆっくり休んでください。

また、2ndライブでお会いしましょう！

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