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新時代の福音-ゴスペル-に背中を押され続ける夢追人の記

こんにちは。かみなりひめです。

夏もいよいよ終盤戦に突入しましたね。
私の夏も昨日でほぼ終焉してしまいました。

NANA MIZUKI LIVE HOME 2022
完走お疲れさまでした!!

ツアーコンセプトである多義語「HOME」を
存分に活かしたライブ空間に大満足。

帰るべき場所」という意味合いはもちろん、
ホームコメディ」や「水樹奈々の原点」など
様々な「HOME」のカタチに魅せられました。

バラードナンバーは「Stand by you」のみという
完全に攻め切ったセットリストも、「水樹奈々の
夏ライブかくあるべし
」というそのものでした。

さて、そんな中で私がもっともココロを開放し、
感情が溢れ出してしまった楽曲
があります。

ワタクシという人間をすでにご存知の方は、
パッと頭に浮かぶことと思います。

その楽曲こそ、

水樹奈々「ROMANCERS' NEO」

1. 水樹奈々は夢追人の背中を押す

さて、この「ROMANCERS' NEO」ですが、
2011年11月23日リリースのベストアルバム
THE MUSEUM Ⅱ」に収録されています。

イントロやサビ前のアコースティックギター
サウンドが印象的なこの「ROMANCERS' NEO」。

歌詞全体を眺めてみると、
大きな炎」「イカヅチ」「照らせ
True Shine」「煌めき」といった、
光り輝くといった系統の語が諸所に
ちりばめられ、神々しくもあります

そんな歌詞を簡潔に表現するのであれば、
水樹奈々が夢追人の背中を押す曲
ということになるでしょう。

歌詞世界の幕が開けると
カンパネラ」など西洋の教会
髣髴とさせるような語が並んでいき、
さなかに「禁じた剣」を掴んだ「」が
あたかも勇者のように歩みを進めます。

「君」は時に倒れてしまう時もあり。
でも、涙に暮れたその分だけ、「」の
大志」は強さと輝きを増していきます。

そんな「」の「大志」とは、
ゆずれない明日」の先に待ち受ける
理想郷」へと到達すること。

いかなる時でも、そんな「夢追人」たる
」のそばで、「新時代の福音」が
」の背中を押してくれるよう祈る。

以上のような歌詞世界のなかで、
着目すべきポイントが一点あります。

それは、

「新時代の福音」が「君」を照らすよう祈り、
「君」と共にある人物は誰か?

ということです。

大仰な問いのように提示しましたが、
その答えは案外早めに出てきます。

感じて僕の声を 聖なるインフィニティ
誓える愛の為に
今は小さな火花でいい…いつか大きな炎へと変われ

(水樹奈々「ROMANCERS’ NEO」)

まだ駆け出しの夢追人たる「」が、
いつか大きく成長することを願うのは
」という存在でした。

そして、この「ROMANCERS' NEO」が
水樹奈々によって歌われるとき、
この「」は「水樹奈々」となり、
」は聞き手たる我々になるのです。

最後のサビの歌詞を引用します。

イカズチでも壊せない その絆の限りRise
新時代の福音(ゴスペル)よ 夢追人を照らせ
もう迷わないさ 風のままに
二度とない今日を生きてゆく 君と共に…!

(水樹奈々「ROMANCERS' NEO」)

あまりに強固なファンと水樹奈々の絆
そのがあり続けていく限り、ファンと
共にあること
水樹奈々も宣言します。

そしてファンそのものたる「夢追人」を
照らす「新時代の福音」こそが、この
ROMANCERS' NEO」そのものなのです。

2. ロマネオとの思い出

奇しくもこの頃のワタクシは絶賛受験生
大学受験という壁に立ち向かっているさなかに
この「ROMANCERS' NEO」と邂逅。

新時代の福音」たるこの楽曲に、幾度となく
背中を押してもらいました。

ROMANCERS' NEO」が初披露となった
LIVE CASTLE 2011は受験勉強のため不参戦。

ワタクシがはじめてこの「新時代の福音」と
出会ったのは、LIVE UNION 2012でした。

第一志望だった大学での生活が始まり、
水樹奈々ライブ復帰戦だったUNIONで、
ROMANCERS' NEO」を聴くのでした。

あの印象的なアコースティックギター
耳にした刹那、涙腺のダムは見事決壊

夢追人」だった我が背中を照らした
ROMANCERS' NEO」への感謝が溢れて
とめどない涙となったのでした。

それから6年の月日が流れ、
気づけば大学を卒業し、大学院へと
人生のコマを進めていたワタクシも、
いよいよ就職となりました。

このときも、「ROMANCERS' NEO」に
支えられていたのは言うまでもありません。

そしてこちらも無事第一志望で決まり、
晴れがましい気持ちで迎えたライブこそが、
LIVE GATE 2018でした。

武道館で物販列に並びながら、修士論文を
書いていたのもいい思い出です。

そんなGATE初日
スガシカオさんとのコラボで盛り上がる
Twitterを覗くと、ワタクシのもとに届く
おめでとう!」というメンション。

「???」と思って参戦したその日、
ワタクシはまた「新時代の福音」
巡り合うことになったのでした。

渡辺格さんの奏でるアコギのイントロに、
大学・大学院の6年間が走馬灯のごとく
よみがえり、またも滝のごとく落涙

そして、志望職種に就いたワタクシの
背中を「新時代の福音」はまたしても
照らしてくれたと実感するのでした。

と、ここまで大学進学・就職と、
ワタクシの人生が大きく転換する
タイミングで背中を押し続けてくれた
ROMANCERS' NEO」。

今回のLIVE HOME 2022では、
埼玉愛知に両日参戦したわけですが、
新時代の福音はまたも我が背を押しました。

埼玉公演の初日を経て、
セットリストの感じを掴んだ翌日。

新曲「Go Live!」の披露を終えて、
いつもより短めなMCを終えた水樹さん。
Justice to Believe」を迎えるために
ペンライトの色をに変えた次の瞬間。

胸を熱くするアコギの音
会場中に響き渡ったのでした。
それは教会で聴く福音のように

今回は、他界隈で知り合った大事な人と、
はじめて連番で水樹奈々ライブに参戦。

その方との夢を追いかけるワタクシ。
そこに流れてくる「ROMANCERS' NEO」。

ああ、お奈々さんは祝福してくれているんだ――。

来てほしい一心で予言をしつつも、
まさか来るとは思っていなかった衝撃

そして、人生の大事な時には
決まって水樹さん本人から直接この歌を
聴いていた
という今までの流れ

二重の意味で、サプライズになった
ROMANCERS' NEO」との出会いでした。

3. おわりに

この機会に、過去から現在までの
自分と「ROMANCERS' NEO」との歴史を
まとめておこう、と思い立った今日この頃。

何のオチもなく、ただただ
ロマネオ好きによるロマネオ語り
で終わるつもりでした。

ところが、HOME千秋楽まとめ記事
読んでいると、気になる点が。

これからも楽しいこと、たくさんの夢をみんなで追いかけていきましょう!」と告げ、ライブ本編の最後を飾ったのは水樹が作詞を手がけた「全力DREAMER」。ノスタルジックなメロディーに乗せた前向きな応援ソングを会場全体に届け、ステージを後にした。

(MUSIC VOICE編集部「水樹奈々「これからも夢をみんなで」約3年ぶりツアーに幕&ライブ開催地47都道府県を制覇」)

」を追いかけるのは、「」ではなく
みんな」となっていました。

ということは、
ROMANCERS' NEO」を歌っている水樹さん
ご本人も「夢追人」だった
のです。

ファンの背中を優しく照らしつつ、
この曲を歌う「夢追人」たる水樹奈々自身をも
鼓舞してしまう楽曲。
それこそ、「ROMANCERS' NEO」なのでした。

これからも、「ROMANCERS' NEO」が
我が人生のアンセムであり続け、かつ
「夢追人」たちの背中を照らし続けることを
願ってやみません。

(ありがとう日本ガイシ!)

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