記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

未完成な旅を繋げて巡り合えたこの地で――NANA MIZUKI LIVE JUNGLE 2024 SAFARI 03-04

こんにちは。かみなりひめです。

本日はしっとりと雨の降る日曜日。
昨日のアツさがまるで嘘かのような穏やかさ。

さて、昨日・今日の激アツの原因は
もちろんこちらにありました。

NANA MIZUKI LIVE JUNGLE 2024
SAFARI 03-04 ゼビオアリーナ仙台公演
お疲れさまでした!

コロナ禍で制限されていた諸々のモノが
解禁されてから初の夏ツアーとありまして、
ひとときたりとも油断できない激アツセトリ。
この膝や腕の痛みがすでに懐かしいくらいです。

特に仙台初日は、お奈々さんのライブの感覚を
すっかり忘れてしまってぶっ飛ばしすぎました。
朝起きられなくてさすがに反省しました。。。

さて、
入れ替わり曲も含めて激アツなセトリで、
このライブツアーを象徴する曲だなぁ
と自然に思えた曲がひとつありました。

LIVE JUNGLEというツアーの意味とともに、
その曲について話していきたいと思います。

※ 以下、LIVE JUNGLEのネタバレまみれです ※
※ 自身が参加する公演まで見たくない!って人は
 躊躇なくブラウザバックしてください ※


1. LIVE JUNGLEに込めた想い

ココまで読み進めているということは、
ネタバレしても大丈夫だということですね?

では、どんどん進めていっちゃいます!


先述したように、このLIVE JUNGLEツアーでは
コロナ禍による様々な制約から解き放たれました。

そのひとつが、
マスク無しでの観客の声出し」です。

声出しができない時分には、ペンライトに
「シャッス!」などの声を録音したものを販売し、
みんなでタイミングを合わせてボタンを押すなど
かなり苦労していたイメージがあります。

それが、この場に集まったファンの声だけで
達成される環境が返ってきたのですからもう最高。

それゆえ、今回のセットリストでは、
みんなの声があって完成する楽曲
みんなとの出会いやつながりに感謝する楽曲
が多く選ばれている傾向にあります。

前者で言えば、

SUPER GENERATION

POWER GATE

などがカウントされるでしょう。
後者の例を挙げるならば、

Synchrogazer

suddenly 〜巡り合えて〜

あたりでしょうか。
さどんりちゃんマジ我得でしかない。

実際、このあたりの選曲については、
MCでお奈々さんご本人も触れられたところです。

さて、こんなにコール&レスポンスにまみれ、
お奈々さんやチェリーボーイズの皆様との繫がりを
感じまくったアンコール前。

ここまでの流れを継いで、
久々にみんなで叫んだ「なーな!」の渦を越え、
やってきましたアンコールの開幕!

ここで、私の心に刺さる曲があらわれます。

2. そしてライブは次の ”段階“ へ

佐藤雄大さんの情熱的で印象深いピアノフレーズ
から幕を開けたその曲は、聴くやいなやワタクシに
「そう来たか水樹奈々!」と思わせてくれました。

水樹奈々Phase 21

歌手デビュー21年目に世に送り出された
楽曲のひとつが、この「Phase 21」でした。

お奈々さん自身もインタビューで、

歌手デビュー21年目に入って、歌手としての活動も新たなフェーズに突入しているように感じて。自分にできることをより追及していきたいという思いを込めてこのタイトルにしました。

(2021年10月21日「リスアニ!」の記事より)

と答えております。

曲冒頭には「Wo-oh」のフレーズが続くため、
たしかにコール&レスポンスには向いた曲だなぁ、
という思いが脳内をかすめつつ、曲は進みます。

そして、サビまでたどり着いたところです。

さぁ 鼓動が高鳴る選択で 愛が未来を無限大へ
キミと重なってく パラダイムが
ほら 眩しいだろう 未完成な 旅を繋げてゆこう

(水樹奈々「Phase 21」)

この「未完成な旅」というフレーズが
いやに頭に引っかかって離れてくれません。
前回聴いたときは何とも思わなかったのに。

そう思って、よくよく考えてみました。
前にこの曲を披露したのはいつだっけ?」と。

2021年の曲であることを踏まえて考えると、
答えはすぐに出てきてくれました。

LIVE RUNNER 2020→2022

このときは、まだまだコロナ禍による
制限の真っただ中に我々はありました。
先に引用した「Synchrogazer」の淋しいこと。

そして、今回選ばれている曲たちは、
みんなの声があって完成する楽曲
であるというのは先述したとおりでございます。

これらを総合して考えると、
前回披露時にはまだ「未完成な旅」の途中だった
「Phase 21」は、このJUNGLEツアーを経ることで
やっとみんなの声でつながり、完成したのです。

先に挙げたインタビューでも、

――最後は楽器の音はオフになって、水樹さんの“WOWWOW”という歌声だけが響き渡って終わる構成にも胸が熱くなりました。それこそライブでオーディエンスと一体になって歌っている景色が目に浮かんできて。
水樹 そうなんです!あそこはみんなで一緒に歌いたくて!私の中であのパートは、光が射している場所、未来へ向かっていく情景が見えていて。とても希望が感じられて、すごく好きな終わり方です。今は声出しは難しいかもしれませんが、心で歌って繋がって、いつか絶対にみんなで全力歌唱したいです。

(2021年10月21日「リスアニ!」の記事より)

と答えていたお奈々さんでした。

まさに今回のJUNGLEツアーによって、
コロナ禍という機会で得たモノをも包摂して、
光り輝く新たな ”フェーズ“ へとチーム水樹を
引き上げる一曲が「Phase 21」だったわけでした。

3. おわりに(烈火のサックスに捧ぐ)

次の段階へと登っていた「Phase 21」に対して、
そのフェーズに上がれない楽曲もありました。

それは、水樹奈々ファンみんなの名曲

水樹奈々「POWER GATE」

お奈々さんのMCにもあったとおり、
今回のJUNGLEツアーでは、サックス奏者の
藤陵雅裕さんが欠場されていらっしゃいます。

水樹奈々現場の中で、私が一番好きな藤陵さんは、
POWER GATE」の後奏にすべて詰まっています。

ステージ中央へと走っていき、
ときに花道、ときにステージ上方にて、
まさに ”ファイヤー“ の名をそのままあらわす
烈火の如きサックスサウンドを聴かせてくれます。

藤陵さんのいらっしゃらない「POWER GATE」は、
いくら我々の声があっても完成しません。
いや、完成してくれては困るのです。だめです。

あんなに楽しい曲なのに、
後奏から涙が止まりませんでした。

次の機会に、必ずや藤陵さんの演奏で、
最高の大団円を迎えられることを、切に祈ります。

4. 余談のフェーズ

「記事タイトルのところのゼビオアリーナの写真、
 なんでそんなにブレてんの??」

そうお思いの方もいらっしゃるでしょう。
え、いませんか? いますよね? いるんですよ。

これは、前回の有明アリーナの帰りのツイート

に対して、チェリーボーイズ・バンドマスターの
渡辺格さんが送ってくださった返信の

を受けております。
わざとブラしたわけではないですが……。

いい加減、写真の腕を上げたい今日この頃でした。

(ありがとうございました!)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?