補足するアニガサキ――アニガサキ2期2話「重なる色」
こんにちは。かみなりひめです。
書きたいことが浮かんだので連投です。
さて、タイトルの通りですが、
引き続き話題は以下のお話についてです。
アニメ
ラブライブ!
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
2期第2話「重なる色」
先ほどの記事では、2期2話について
「QU4RTZが嵐珠をストーキングする話」
であるとまとめました。
聖地巡礼する上ではそれで間違ってないのですが、
この2話にはより重要な側面があるのです。
それこそが、アニガサキに課せられた使命である
別時空における設定の補足
なのでした。
1. 2期2話とはどんな話だったか
「別時空における設定の補足」なんて
言われても、まあピンとこないでしょう。
まずは、前提としてある2期2話について、
そのあらましをざっとまとめてみます。
「同好会ではスクールアイドルとして
自分が望むような活動ができない」と、
頑として言い張る鐘嵐珠。
それに対し、「嵐珠は本当のことを
言っていないのではないか?」という
疑念を抱いているエマ・ヴェルデ。
嵐珠のゲリラライブの後、嵐珠の家に
招待された折に話してみたものの、
「同好会の正しさを証明せよ」と一蹴。
折から、Y.G.国際学院との合同ライブの
話が持ち上がっており、このライブには
かすみ・璃奈・エマ・彼方の4人での出場を
決め、ハーモニーを紡ぐ練習に励むのだった。
……と、こんな感じの話でした。
勘のいい方ならすでにお気づきでしょう。
この2期2話をより簡潔にまとめれば、
「嵐珠の挑発によってQU4RTZが結成される話」
ということになるのです。
2. QU4RTZの結成経緯とは
嵐珠がQU4RTZ結成の立役者となっているのが
アニガサキ時空の話であるとすれば、
実際はどうであったのでしょうか?
もともと、ニジガクの各ユニットのうち、
DiverDiva、A・ZU・NA、QU4RTZについては、
ファン投票で決まったモノでした。
この「2じが3いたら4ろしくね♪」において
4人組として選ばれたのがQU4RTZでした。
また、この「QU4RTZ」というネーミングは
という思いが込められているようです。
つまり、作中における結成の物語は一切なく、
結成されたという結果だけがあるのでした。
初期設定というのは、えてしてそういうモノ。
もちろん、この段階では「鐘嵐珠」という
キャラクターは一切登場していません。
ここまでを踏まえると、
ファン投票企画で誕生したQU4RTZが、
アニガサキにおいて「嵐珠の挑発によって
結成された」というかたちになるのは、
後付け的な設定でしかないのです。
3. 先行事例――かすみと彼方
「QU4RTZの結成に嵐珠が一役買った」という
後付け設定をつけてきたアニガサキですが、
これは2期だけの特徴ではないのです。
アニガサキでは、既に1期のころから
既存の設定の補足や後付けが施されてきました。
たとえば、
「近江彼方はいつも眠そうである」
という設定がありますよね。
正直、ニジガク発表当初は、彼方ちゃんが
睡眠障害なのでは?と思ったワタクシですが、
アニガサキは1期7話で掘り下げてくれました。
■近江家は経済的に厳しい
=彼方がバイトを掛け持ちして家計を支えている
■彼方は奨学金をもらっている
=彼方が成績を落とすことは許されない
→彼方はバイト後に睡眠時間を削ってでも
勉強をしなくてはならない
なんとも重い設定ですが、これを附すことで
彼方が常におねむさんな理由付けをしたのです。
もう少し感動系な話でいけば、
かすみの髪飾りの話もこれに該当します。
スクスタ時空では既につけている髪飾り。
それがどのような経緯でかすみの手元に
渡ったのか、ここで明らかにしたのです。
つまり、アニガサキはスクスタなどによって
既に先んじてある設定に対して補足を施すことを
ひとつの役割としていると言えるでしょう。
4. 今後の展開を予測してみる
「アニガサキは設定を補足する役割がある」
ということを踏まえて、あらためて2期2話を
振り返ってみましょう。
「QU4RTZの結成には嵐珠が関与していた」
という後日談的な設定を付与した2期2話ですが、
なぜこれが「鐘嵐珠」の役割だったのでしょう?
もっと言えば、それは「高咲侑」でもなく、
「ミア・テイラー」や「三船栞子」でもなく、
なぜ「鐘嵐珠」なのでしょうか?
ここで、QU4RTZと鐘嵐珠の絡みといえば、
あるイベントでの一幕が想起されるでしょう。
それこそが、
ラブライブ!
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
UNIT LIVE & FAN MEETING
各ユニットがライブをするにあたり、
R3BIRTHの各メンバーから助力(?)を
受けていたということが、R3BIRTHの
ファンミのドラマパートで語られました。
DiverDivaは三船栞子から、
A・ZU・NAはミア・テイラーから、
そしてQU4RTZは、鐘嵐珠から
場所やコンセプトについて意見をもらったり
一緒に考えてもらったりしていました。
何でも小ネタを放り込んでくるアニガサキ。
ならば、この2期2話で登場した設定の裏には、
ファンミのドラマパートでのストーリーが
盛り込まれていても不思議ではないのでは?
以上のような仮説を立てるならば、
アニガサキの今後のストーリーにおいて、
次のようなことが予測されます。
A・ZU・NAの結成にはミア・テイラーが、
DiverDivaの結成には三船栞子が
それぞれ関与していくのではないか
5. おわりに
来週の3話において、遂にQU4RTZが
ライブを披露するわけです。
ということは、
■各ユニット2話ずつの割り振り
■各ユニットの新曲の発売
もそれぞれ予測されますよね。
前述したファンミにおいては、それぞれ
新曲の発売が発表されていました。
その「新曲」がこのアニガサキのもの
だとすれば、あのときのファンミにおいて
話し合われた内容が盛り込まれた曲に
なっているはずです。
さて、どんな新曲が飛び出すのか――。
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