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日本のエンジニアはIT土方である

僕はITの会社に勤めている。
しかし、新卒で入社してみて思っていたものと違った。
基本的に請負がメインだということだ。
自社で開発を行い、サービスを売っているのではなく、他者から請け負った仕事をしている。

僕はこの仕事の形態を良いものだと思えない。
むしろなくなるべきだと思う。
なぜならまず、残業が多い。
請負は納期があるため、期限内に必ず終わらせなければならない。
しかし、付け焼き刃の知識で仕事を行うため、トラブルがつきものだ。
それをカバーするために残業で埋め合わせるのだ。
今はJavaの案件をやっているが、来月からいきなりPythonの案件にぶち込まれ、いきなりやってくれみたいなことも発生する。
しかしこれだと、バグも発生するし、エンジニアに技術スキルが蓄積していかない。

また、客先常駐のような仕事の形態も無くすべきだ。
自社でエンジニアを雇わず、他社の社員を道具のように扱うのはやめるべきだ。自社のサービスなら自社で開発、運用、保守を一貫してやるべきだろう。都合のいい時だけ人を雇って、必要なくなったらパージするのは間違っている。

だが、現場のエンジニアも自主的にサービスを作成すべきだと思う。
ただ他の誰かが発案したプログラムを作成するのではなく、自分で考えて自分でサービスをデプロイするべきだ。
日本はこういった意識がないように思える。
だからIT土方になってしまい、給料は低い、残業代は出ない、面白みもない、そんな業種になってしまうのではないか。
会社、エンジニア双方が変わっていく必要があると思う。

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