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2歳次男の「ばんそーこー、はってあげる」

洗濯物をたたんでいたら、私の腕にできていたすり傷を見つけた2歳次男に「まま、ここいたい?」と聞かれた。

「ちょっといたいかなぁ」と答えたら、次男は「ちょっとまっててね!ばんそーこーもってくりゅから」とタタタッと走っていった。

ばんそーこーが置いてある棚は、扉をあけなくてはいけないし、置いてある場所もちょっと高め。
いつもみたいに「とって!」と言われるんだろうなぁと思いながら、洗濯物をたたんでいた。

なかなか戻ってこないなと思い始めた頃、次男は「ばんそーこー、もってきたよ!」と目をキラキラさせてやってきた。

え?どうやって?と驚いて、棚を見てみたら扉は開けっ放しで、次男が手を洗うときに使っている踏み台が置いてあった。
次男は、手が届かないことに気付いて、自分で踏み台をもってきてばんそーこーをとったらしい。

「ありがとう」と言ってばんそーこーを受け取ろうとしたら「だめっ!」

なんで?と戸惑っていたら、ばんそーこーを大切そうに握りしめていた次男は、「ぼきゅがやってあげるからね」と。

そして、これまた何度もトライして時間をかけてばんそーこーの袋をやぶり、はがすのを、手を出して手伝いたいのをがまんして見守る。


「まま、ばんそーこー、はってあげりゅ」

そういって、次男が貼ってくれたばんそーこーは、端っこがぐしゃぐしゃになっていたけれど、このままずっと貼っておきたい気持ちでいっぱいになった。


どこかが痛いときには、原因に限らずばんそーこーを貼れば治ると思っているふしがある2歳次男は、よく「ばんそーこー、はって」と言う。

忙しかったりすると、ちょっとめんどうになって、「貼ってあげるからばんそーこー自分で持っておいで」なんて言うことが最近あった。
(次男は自分で取ろうとしたけど、そのときはひとりで取れなくて、わたしがとってあげた)

でも、今回、ばんそーこーを貼ってもらって思ったのは、ばんそーこーを貼ることは結果でしかないということ。

ばんそーこーを貼る行為には、いたいを心配する気持ちや、いたいのが治るようにという優しい気持ちがあって。
その気持ちを表現する結果としてのばんそーこーなのだ。

次男のいたい気持ちに対して、最近ちゃんと寄り添えてなかったなぁと、気付かされた出来事だった。
反省。

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