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ふたりきりの時間
我が家では家族みんなで過ごす時間だけでなく、息子たちそれぞれと個別に過ごす時間をつくることを心がけている。
三男が生まれて長男と次男は「かわいい」と大喜びだった。
だけど、4歳次男は末っ子からお兄さんになり、私が入院している5日間はじめてそんなに長く母子分離になった次男の心境は複雑で。
生まれる前から夫とは次男のケアについて話していたのだけど、三男が生まれて病院から帰宅した直後、さみしくてしくしくと泣く次男からテレビ電話がかかってきた。
夜、寝る前にテレビ電話をつないだときには笑っていたけど今度は逆にあまり話そうとしなかったり、もう病院いかない!とふざけて言っていたりして次男の中にあるさまざまな感情と、小さな体でそれと一生懸命に折り合いをつけようとしていることを感じた。
翌日、夫が次男にママとふたりきりで話すのはどう?と提案してくれて、私がいつも仕事をしている部屋にいる次男とzoomをつなぐ。
次男は何度も「ママ大好きだよ」と言ってくれて、「いなくてさみしいよ」と教えてくれた。
保育園でなにをして遊んだか、今日の給食と、その日の出来事について話して、今から絵を描くから見ててと絵を描き始める。
コロナ禍で生まれて、オンラインネイティブな次男はzoomも慣れたもので、自分で画角を調整したり、なにかを見せたいときはちょっとまってて!と言って取りに行ったり、オンラインでのコミュニケーションがうまくとれていてすこしびっくりした。
30分くらい話したら落ち着いてバイバイできた。
家にいると、なにかしながら話を聞いたり、絵を描くのをみることも多くて、画面越しだけどなんだかいつもよりしっかり次男と話せた気がした。
それから今のところ毎日、1日何度か次男とふたりきりでzoomで話す時間をつくっている。
オンラインでも、オフラインでも、ふたりで過ごす、ふたりで話すという時間は特別だなぁと実感した出来事だった。
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