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人との接点は効率化しない

モノゴトには、効率化したほうがいいことと、効率化することで損なわれてしまうことがあるように思う。

わたしは基本的にとてもめんどくさがりだから、なんでも効率よくやりたいし、とくに子育てしながら働くようになってからは時間的な制約が生まれたことでよりそう思うことが増えた。

だけど、人事として働く中で効率化しちゃいけない部分というか、めんどくさいけどけっこう大事なことがあると思っていて、それが人とのコミュニケーションだ。


さまざまな施策を行う中で、施策ごとの目的や目指す効果などを設定する。

その施策の中だけでみると、たとえば社員の誰かに連絡するというルーチンがあったとき、Slackbotをセットして毎回連絡しなくていいようにするという方法もあれば、連絡したい人がいるチャンネルで連絡する、連絡したい人たちのDMグループをつくって伝える、個別に連絡するという方法もある。


効率ならbotがいい。

それで次回以降の工数はかからない。

だけどbotだとそこに会話は生まれない。


まったく効率的じゃないけど個別に連絡すると、そこでちょっとした雑談になってその人やその人のこ部署の状況を知れたり、そういえば…と相談をしてもらえる機会が増える。


もちろん内容や目的によって、機械的にやったほうがいいことも、オープンな場所で話したほうがいいことある。

方法は、目的にあわせてえらべばいい。


気をつけなきゃいけないのは、その施策の目的だけを考えてしまうこと。

施策も組織の課題解決をする手段のひとつ。

社員との接点は人事にとってとても重要なもののひとつ。

だから、施策の運用を考えるときも組織の目指す状態や課題といったりきたりしながら、最適な方法を模索することを忘れずにいたいなぁと思う。

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