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特別なお出かけよりも、日常の「好き」

週末、1歳次男に手を引かれるままにお散歩をしたら、それぞれ特別なことはなんにもないのに、次男の大好き詰め合わせみたいなお散歩になった。


いつもよりゆっくり起きて、ゆるゆると家事をして、のんびりな休日を決め込みたいところだけど、7歳と1歳がいるとそうもいかない。

そして我が家の1歳次男はとにかくにお外が好き。

外に行きたくて玄関から自分の靴を洗濯物をたたんでいるわたしのところまで持ってきてお外行きたいアピールし、手をひっぱって玄関まで行くと、わたしの靴をとってくれる。

いたれりつくせり。

何度か「ちょっと待ってね」を繰り返し、一通り家事が片付いて、いざ出発。

待ってたぜ母ちゃん!みたいな勢いで、わたしの手をひっぱってエレベーターに連れていき、背伸びして一生懸命「下」ボタンを押す。

次男は絶賛エレベーターブームなのである。


公園行く?と聞いてもブンブンと首をふって、わたしの手をひっぱってずんずん進む。

ご機嫌次男は走ったりジャンプしたりしながらも通りすがる人にはバイバイと手をふるのを忘れない。(たくさんバイバイと手をふりかえしてもらってご満悦だった)

こっちの方向なら図書館にでも行こうかなと思いながら歩いていると、通りすぎようとした地下鉄の入口のエスカレーターに果敢に向かっていく。

次男はエスカレーターも大好きなのだ。

いつも保育園の行き帰りに行きたがるときには「また今度ね」とあきらめてもらうことが多い。

今日は休日。

今度ね、の約束を守るべく次男についていくと、エスカレータに乗る手前でピタットと止まって、動くエスカレーターをじいっと見つめてからあっさり「だっこ!」

エスカレーターを降りると、今度は改札に向かって走る。

ちょっと待って!と言ってもスピードは落ちず、手をひっぱられてわたしも一緒に駆け足にある。(人が少なくてよかった)

駅のホームを端っこから端っこまで歩いてなにかを確認し、自販機を見つけて「ピッ!ピッ!」とアピール。

これまたピッするのが大好きな自販機でりんごジュースをピッとして。

ホームの椅子に座ってジュースを飲みながら、電車がくると「でんちゃーーーーー!!!きったーー!」と大興奮で叫び、電車が出発すると「バイバーイ」と見送るのを何度も何度も繰り返す。

気がすむと、今度はまたエレベーターをピッして改札に戻り、駅の近くのスーパーで迷わずアンパンマンチョコをぎゅっと握りしめる。

そろそろいいかな、とおうちに帰って食べよ?と聞いたら、うんうん!とうなずいてくれたので、そのまま手をつないで家まで歩く。


次男に手をひかれるままにお散歩したら、わかりやすく次男の好き全部盛りみたいなコースになった。


遊園地でもなく、旅行でもない。

エレベーターも電車もスーパーも、ひとつひとつは、なんでもない日常だ。

だけど次男はどこに行くんだろう?次なにするのかな?と手をひっぱられるままにお散歩してみたら、次男の好きを改めて発見できて、なんだかちょっと探検気分も味わえた。

同時にふだん保育園の時間やご飯の時間、休日のお出かけと、大人の都合でスケジュールが決められたりしていて、次男がみたいもの、したいことを、みたりしたりできていないことあるなぁと思う。

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