なんでも言ってねと言われても
事業部の全員、約80.人と1on1をする中で「なんでも言ってね」ってやつはむずかしいなと思う。
言わないより絶対言った方が話しやすい。
それは間違いない。
それにわたし自身もいつでも言ってねと声をかけている。
それでもやっぱり、そう言われても自分からあえては出さない話ってあるよなと思う出来事があった。
数日前にちょっと気にかかることがあって、個人的にいろいろ悩んだり考えた末にささいなアクションをはじめた。
それは会社のことではあったけど、直接仕事にかかわることではなく、おおっぴらに話しやすいことでもなかったから、とくにそれについて見える場所で発信をしたりはしていなかった。
そんなタイミングで上長との1on1があった。
話しにくい相手でも、すごく気を遣う相手なわけでもなく、リラックスしつつ事前に話したり確認したりしたかったことを話してよい時間だった。
そのひととおりが終わったとき、雑談なんだけどそういえばあれどう思った?とそのわたしが気にかかっていた件について聞かれた。
聞かれると思ってなくてびっくりした。
すこしドキドキしながら率直に考えていたことを伝えて、それについて話し合うことができた。
終わってみたら、それについて話せたことにめちゃめちゃ安心している自分がいた。
そして気にかかっていたのにそれについて自分が1on1で話そうとも思ってなかったことにそこでようやく気付いてそれにもびっくりした。
話しにくいからやめておこうとか、これは仕事と関係ないから1on1には持ち出さないようにしようと思ってやめていたならば、今後遠慮せず話せばいいという話になる。
でも、わたしはそれを検討することなく、きっと頭の中でもっと手前の段階でやめていたのだ。
話してみた今となっては、自分のためにも、組織のためにも話してよかったし、話すべきテーマだった、と思えるのに。
1on1で話を聞いていると、組織の大切な課題が出てきたりするのだけど、それって上長に話しましたか?と聞くと、話してない、というようなケースも多く、もったいないなと感じたりする。
もちろん言いにくいケースもあるだろうけれど、わたしのように言いにくいのもっと手前にあるようなケースもあるのかもしれない。
一緒に働いている人たちのことを知りたいと思うし、なんでも言ってほしいと思う。
だけどそれだけでは足りなくて。
言ってねだけじゃなく、こちらから聞かなきゃいけない。
これについてどう思ってる?と。
振り返ってみると、全員1on1ではそういったことも聞いていて、だから話してくれたという人も多かった。
みんな話したくないわけじゃなく、聞いたら教えてくれる、今回のわたしのように。
マネジメントラインだと、直接聞くことでスパイシーなフィードバックを自分か受ける可能性もあってちょっと心の準備が必要だったりする気がするけれど、言ってきてくれるのを待つのではなくて、自分から聞きに行くというのはめちゃめちゃ大切なんだなと思う。
全員と1on1をして、80人全員と常に1on1できるわけではないけれど、相談を待つだけでなくこれからも自分から声をかけて声を聞いていきたいなぁと感じた出来事だった。
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