見える成長、見えない成長
お正月に一歩を踏み出した0歳次男が、昨日あたりからトコトコと歩いている。
思わず手を差しのべてしまうくらいあぶなっかしいバランスで、小さな小さなステップをふんで。
その表情はとても真剣で、目が合うと得意げに笑う。
そんな姿を何回か目撃して「5〜6歩は進んでるよねぇ」「これは歩くようになったってことかねぇ」と、夫と話をしてめでたく歩いた認定された次男。
「歩く」というのは赤ちゃんの発達としてはわかりやすい成長のひとつだと思う。
成長したねぇと思う。
だけど急に成長したわけではない。
次男は一歩踏み出したお正月から、何度も何度も"一歩を歩く"ことを繰り返していた。
何歩も歩くようになるまでに、見えない、気付かない、小さな小さな成長をし続けていたのだ。
一歩踏み出す。
それを何度も何度も繰り返す中で全身のバランスをつかみ、歩幅をつかみ、左右のバランスをとれるようになってきていた。
何度もバランスを崩してお尻をついたり、手をついたり、ときどき着地に失敗して泣いていた。
「成長」というと、階段をのぼるようにステージアップするイメージをもちがちだけど、実はちがって。
成長は一本の線のように、じりじりじりと1メモリより小さな成長が連なっているもの。
その小さな成長にはなかなか気づけない。
そして、そのじりじりじりと進む途中のどこかで気づくのだ。
できるようになった、成長した、と。
見えたときだけが成長ではない。
見える成長に至るまでに、見えない成長がたくさんあるのだ。
息子たちはもちろん、一緒に働いたり関わる周りの人たちのそんな小さな小さな成長を見つけるのが楽しいし、そんな小さな小さな成長を見守れる人でありたいと思う。
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