ひとりになれる場所
「ぼくだけ自分の部屋がない…」
小2長男に、ママはもうすぐお仕事がはじまること、ときどき会社にいってときどきはおうちのこのお部屋で仕事をするから、さみしくなったり困ったら、パパかママのお仕事の部屋にきていいからね、そう説明をしていたら、息子がつぶやいた。
ママのお仕事はじまってさみしいとか、教えてがんばってねとか、そうゆうんじゃなくて、部屋!
長男と夫が寝ている部屋があるけれどそこはぼくだけの場所なわけじゃない、という。
まぁたしかにそれはそうだ。
話し合った結果、久しぶりにテントを出すことにした。
去年の休校期間中、次男がうまれたばかりで、夫も育休で、家族4人が何ヶ月か、ほぼ24時間ずっと同じ空間にいるというはじめての経験があり、いろいろ煮詰まった。
そんな中でベランダにテントを出してご飯を食べてみたり、和室にテントを置いて息子のスペースにしたりしていた。
久しぶりのテント復活。
ちょうど夏に少し大きめのテントに買い替えていたから、シングルのふとんもまるっとはいる。
テントに息子のふとんを敷いて、日中そこでひとりにもなれるし、夜もテントで寝られるようにした。
それから数日、息子はテントで本を読んだり休憩したり、次男に作品づくりをじゃまされたくないときはテントにこもったり。
テントはちょっと気持ちを切り替えるのにもちょうどいい。
「ママ、今日はぼくのおうち、無料ではいっていいよ」と、ときどき半強制的におうちに入居させられる。
薄暗くってお昼寝にもぴったり。(何度かお昼に寝落ちした)
家族で過ごすのは幸せだけど、ひとりになりたいときもある。
それは大人だけでなく、子どもも同じなのかもしれない。
小学校を休みがちになって、登校しても送り迎えが必要だったり、なんだかんだ息子がひとりになる時間がいまとても少なくなっている。
ひとりになりたいとき、ひとりになれるスペースがあるということ自体が小さな安心にもなるのかもしれない。
息子に「ママ、今日はぼくのおうちで一緒に寝ていいよ」と招待されて、今日は息子のテントで息子と一緒に寝ることに。
室内でテントにふたりで寝るのはさすがにちょっと暑いしせまい(笑)
ふたりでくっついて寝る。
ときどきはそんな日があってもいいね。
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