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他者からは見えない成長

ビックワードというのは、言葉の定義がバラバラになりがちなものだと思うけれど、会社という組織の中でよくそれを感じるのはたとえば「成長」という言葉。

なにをもって成長なのかって意外と定義されないまま語られることが多いと思う。

それがだめってことではなくて、成長も目的といいうよりプロセスだから、他者から評価されるための成長を目指すより、自分なりに自分が目指したい成長を定義してみたらどうだろうとふと思ったので、つらつら書いてみる。


振り返ってみると、人事の仕事に戻ってからのこの2年半は自分の成長を感じる。

ここで私が感じている成長は、できることが増えたとか、仕事の成果がとか、そういう話ではない。

ひとつには、自己理解が深まるという成長。

これまでは人事とか、編集とか、同じ職種の人たちと一緒に仕事をすることが多かったけれど、エンジニア組織で人事を担当するという環境になって、マイノリティ性が高くなったことで、たくさんのちがいを感じて、それによって自分の特性や強みについて自覚できることが増えている。

自己理解によって、使える武器を知り、その武器の使い方がうまくなるという点で成長してる感覚がある。


ふたつめは、言葉の獲得という成長。

これまで自分の中にあった、人と組織についての考え方を言葉で説明しないといけない事が増えて、結果的になんとなく考えていたり捉えていたことが言葉にできたり、結びつけられるようになってきて、人と組織の世界の解像度があがっている。

これもひとつめと近い背景で、同じ人事職種で似た考え方の人ばかりだったら言葉にしなくてもなんとなく伝わったり共有できることも、エンジニア職の人と人事として話していく中で言語化する必要があって鍛えられた感がある。


とちらの変化も、他人からは見えない、わたしの中にある変化。

だけど、わたしにとっては大きな資産になる変化なのだと思う。

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