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息子から学ぶこと

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子育てをする中で考えたこと、感じたことのマガジンです。
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2022年3月の記事一覧

小2長男が選んだ花束

長男が学校に行かなくなってもうすぐ1年。 いまのクラスになって長男がひとりで1日登校したのは1学期の始業式だけ。 担任の先生は熱心な先生で、最初の頃は週1くらいで放課後に学校に行き担任の先生と話す時間をつくってもらっていたのだけど、途中からそれもつらいという状態で行けなくなった。 それ以来、担任の先生が週1くらいで家庭訪問をしてくれていた。 まずは関係づくりからと、とクラスで遊んだり作ったものを持ってきてくれて一緒に作って遊んだり。 ただでさえいそがしい中で、長男と

雨の日は非日常

「かっさ、あったよ〜」 2歳次男が、夫のカバンの中から折りたたみ傘を発見して一生懸命ひらこうとしていた。 壊してしまいそうだったから、長男が小さい頃に使っていた小さな傘を次男に出してあげることにした。 黄色くてカエルさんがついた小さな傘。 それをみた次男は興奮し、傘を広げてあげたら「かっさよー!!」と、家族みんなに説明に回っていた。 そこから家の中で楽しそうに傘をさしたまま部屋から部屋へとお散歩を楽しんでいた。 長男もその傘が大好きで、晴れている日もどうしても傘を

次男が生まれて2年

ハッピーバースデー=いちご、だと思っている次男が2歳になった。めでたい。 保育園に出発するとき、めずらしく「にーにもいこーよー」と誘い、これまたさらにめずらしく外に行きたがらない小2長男が誕生日だから仕方ないなぁと一緒に保育園まで見送りしてくれるミラクル。 次男を真ん中に3人で手をつないでいて、走って〜せーのジャンプ!を繰り返して、きゃっきゃっ笑う息子たちと保育園までの道のりを楽しんだ。 夜は次男が生まれたときのこと、入院中面会できなかった長男が退院してきた次男と初めて

母、8年生

長男が8歳になった。 わたしと夫も父と母、そしてワーキングペアレンツ8年生である。 8年間、いろいろあった。 はじめての子育てに翻弄されまくったし、何度も悩んだ。 残業できないという制約によって働き方も仕事に対する姿勢も大きくかわった。 この8年で夫もわたしも何度かのキャリアチェンジをしていて、仕事的にも順番にチャレンジが続いていて、子育てと仕事の両立は綱渡りのような日々だった。 一時期はパートナーシップが危機的な状況にもなったし、長男の登校しぶりがはじまってすぐ

子どもの意思決定を奪わず、待つということ

「今日は行きたい気持ちじゃないんだよなぁ」 さぁもう出発というときになって小2長男が言う。 今日は習い事の日だった。 「もうでないと遅刻しちゃうよ」と夫が言うと、長男はリビングを出てふとんにもぐりこむ。 学校に行かなくなったとき、夫婦でいろんなことを話し合い、学校も習い事も本人が行きたくないのを無理に行かせるのはやめようと決めた。 親として、息子の選択をそのまま受け入れるというのも決めてしまうまでは自分たちが不安や心配からなかなかできず難しかったけど、そのまま受け入