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バラシ史上最低のコント

(明転) ●日下部まだかな(携帯取り出す)あ、もしもし?あ、もう着く?鍵開けてるから入ってきて ○おじゃましまーす、ちょ、この家玄関狭ない?頭ぶつかりそうなったんやけど ●言うとけばよかったな、すまんな ○いやまあええけど ●遅かったけど、途中迷った? ○いや迷いはせんかったけど、なんか、ちょうど一個下の部屋と間違えたわw ●あー、それ結構みんなやるねんな ○あ、そうなんや、てかお前引っ越してから初めて来たけど意外と広いな ●徐々に広なっていってんな、最初は狭かったんやけど

    • ココがすごいよ今年のM-1(後編)

      8.オズワルド「先輩との予定」 ミルクボーイが爆発的にウケたあと、またしても場をリセットできるコンビ、オズワルドが来た。笑神籤運がすごい。 静かな入りからの「まあ一応移動中は神輿に乗ってもらおうと思ってんのよ」「あのー、立てるのは良いんだけど、まつるのはNG」という最初のボケとツッコミ。この30秒でオズワルドの世界観に観客を引き込むと同時に、ツッコミのワードセンスに注目して見て欲しいという自分達の「見方」を提示できている。「板前って別にここから上で板前か判断してる訳じゃな

      • ココがすごいよ今年のM-1(中編)

        5.からし蓮根「教習所」 からし蓮根は、何と言ってもボケの強さとツッコミのワードセンス。ボケの伊織は身長もかなり高く顔も不気味で第一印象からキャラが強いので、最初の一くだりも「この前うっかり免許証燃やして」「何燃やしてんねん」でそこそこウケるはず。そこを「保険証と間違えて免許証燃やしちゃって」「まず保険証燃やそうとしたとや」にしている。こういうロジックの組み立て方が終始上手い。 さらに注目して欲しいのが二言目のツッコミ。例えば「まず免許証燃やそうとしたとや」「寒かったから」

        • ココがすごいよ今年のM-1(前編)

          史上最高の大会と呼び声高いM-1グランプリ2019。イチお笑いファンとして、この勢いに乗じて、今回のファイナリスト達がどれだけ凄いことを短時間で簡単そうにやってのけているのかを、広く分かりやすく伝えたい。とか言いつつ難しい話もしちゃうと思うので、マニアックな話が好きな人は見てください。 去年炎上したので今年はなるべく中立的に、多少の主観も交えながら、1組ずつ振り返っていきたいと思います。 1.ニューヨーク「ラブソング」 今大会出場者で一番シンプルなネタ。だからこそトップ

        バラシ史上最低のコント