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アパレル知識ゼロで始めた洋服製作、販売開始わずか2分で即完したワンピースを追加製作する理由。

『注文通知が止まりません!!!』

感激と興奮で止まらない手汗をかいた手で、代表のリエさん(@KawanoYOME)と喜びのハイタッチを交わした昨年2月中旬。

その日はノースリーブワンピースの発売日。そのワンピースはとってもありがたいことに、発売からわずか2分で完売したのです。

アパレル経験ゼロでのワンピースづくりへの挑戦。ケニアの職人さん探しから始まった洋服製作は、数々の困難が待ち受けていました。

しかし、その困難を乗り越えた上に、職人さんとの絆の物語、そしてたくさんの素敵なお客さまとの出会いがありました。

初回リリースから約1年が経つ

2021年1月24日19時。

新柄のノースリーブワンピース4種類をオンラインサイト発売を開始させていただくことになりました。

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様々なライフスタイルに合わせて永く着れる一着を』というコンセプトのもとに作った4種類のワンピース。

この1枚のワンピースが完成するまでには、ケニアの職人さんとRAHA KENYAスタッフ全員が「今できる最高のもの」を目指した軌跡が詰まっているんです。

改めまして、こんにちは。RAHA KENYA社員のナミホ(@Namiho73)です。

昨年、RAHA KENYAで初めてワンピースを発売した当時、私はまだインターン生でした。インターン生としてにRAHA KENYAにJOINし、初めての発売日。あの時の感動と興奮は、今でも鮮明に覚えています。

『1枚の布から、1枚のお洋服を作り、お客さまにお届けする。』

ひとつひとつの過程の中には、語っても語り尽くせない物語があるんです。今日はそんな新柄ワンピースができるまでの "物語" をお話しさせていただきます。

既製品シャツ解体から始めた洋服製作

お洋服の製作に挑戦し始めたのは、昨年1月。

アパレル経験・洋裁知識はゼロの私たち。まずは、洋服がどう作られているのか知るために、既製品のシャツを解体するところから始めました。

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オーダーメイドが基本で、型紙文化のないケニア。同じサイズでたくさんの洋服を作ることが、とても難しいんです。だから、型紙を作ることができる数少ない職人さんを人伝いで探し回りました。

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職人さんを探し回り歩いていると、にこやかに笑うおじさまが!

話しかけてみると、なんと女性用のドレスを作っているそう。試しにサンプルをお願いしてみると、想像以上の出来上がり!!!その職人さんが、今もワンピースを製作してくれているマークです。

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何度も、何度も、細かいお直し。デザインの再修正。改良を重ね、検品をして、またお直し。こだわり続ける私たちの注文に、マークはいつも応えてくれました。

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ワンピースの製作を依頼した職人さん、約10人。
サンプル総製作数、約20枚。

数々の失敗を乗り越えて、自信をもってお届けできるワンピースができあがりました。

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そして、なんと...。

販売開始から2分で、即完売。

そして、洋服作りへの挑戦を通じて、たくさんの素敵なお客さまと出会うことができました。

コロナで緊急帰国、再製作への道のり

大好評をいただいたワンピース。

「再販はないですか?」
「新しい柄で追加製作してほしいです!」

たくさんのお問い合わせをいただいたのですが、コロナの影響で日本に緊急帰国していたチームRAHA KENYA。

お客さまのお声にすぐに応えることができず、もどかしい日々でした。

ケニアへ戻る目処が立ち始めた昨年9月頃から、ケニアに戻ってどんな商品を作るか、毎日MTGをして、商品企画を進めてきました。

そして、ケニアに戻ることができた昨年12月1日。

ケニアに到着したその日に倉庫からワンピースの型紙を引っ張り出してきました。

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次の日には、布市場へ。

在庫の変動が著しい布市場。

コロナの影響で、布の仕入れる量も減っており、かわいい!!!という布になかなか巡り合えず。

かわいい!!!という布に出会っても、必要な量が確保できなかったり。

1日中布市場を探しても、巡り合えない布たち。何日も何日も、布市場に通いました。

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予想以上に難航したワンピース用の布探し。布市場に通い続け、やっと『これだ!!』という布4種類に出会いました。

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新柄ワンピースの製作を担当してくれたのは、RAHA KENYAにJOINしてわずか半年のリホさん(@Rihito_viajera )

彼女もアパレル経験はなし。それでも職人さんにたくさんのアドバイスをもらいながら、サンプル製作〜日本に届けるまでの全ての工程を、とっても大切に、丁寧に進めてくれました。

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ほとんどが作り直し、心が折れそうにも。

布が決まり、サンプルができ、いよいよ本製作。

よぉし、これで順調だ!と思っていたら....

まさかの、" ボタン問題 " が発生。

出来上がったワンピースのほとんどのボタンホールが0.5mm小さく、開閉がスムーズでなく。一度開けてしまったボタンホールを修正することはできず。

ほとんどが作り直しという事態が。

在庫が限られているアフリカ布たち。検品落ちがあると、追加で布が必要になってしまい、またまた布市場を回り、同じ布を集められるだけ集めました。もう同じ布には出会えないのではないかと、心が折れそうになりました。

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なんとか布を確保して、再製作をしても、縫製が曲がったり、サイズが違っていたり、タグの縫い方が曲がっていたり....。

何度もmm単位の修正を重ねました。

私たちの細かい注文に職人さんのマークが「またお直し...え....(汗)(泣)」となってしまうことも。

それでも。

「最後まで一緒に、今できる最高のものを目指そう。
お互い、成長していけるようにがんばっていこう。」

マークとリホさんは、何度も話し合いをしました。

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修正回数を重ねるごとに、マークの技術もどんどんアップ...!!!!

10枚ほど完成したら、順次検品をしていき。

(お直しなしで完成できるのはだいたい10枚に1枚くらい。)

お直しを依頼しつつ、また10枚作って、再度検品。
そのサイクルを繰り返すこと約1ヶ月...。

....やっと...やっと.....。

........!!!!!!!!!!!!!!!

4種類のワンピースが完成しましたぁあああああ!!!!!!!!!

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職人さん・マークが作った商品。いや、もはや作品。

1枚のアフリカ布から、ひとつの商品が出来上がるまで、裁断〜縫製まで、全部手作業なんです。 ケニアの職人さんの技術って、とっても尊いんです。

製作担当のリホさんが来る日も、来る日も、来る日も、マークとやりとりをし、夜中まで検品をして、製作を進めてくれました。

10回でも直すことは、苦じゃない。

ワンピースを作ってくれた職人さん・マーク。

彼の言葉で、一番印象的だった言葉。

「僕が作った洋服を10回でも直すことは、嫌じゃない。僕が作った洋服を着たお客さんがHAPPYになってくれないことが一番嫌だ。」

いつでも前向きで、誠実で、仕事熱心な彼の姿勢からプロフェッショナル精神を学びました。

お洋服を作るのは、正直、大変なことの方が多いです。

でも。

製作を進めるごとに、毎回新しい発見と気づきがあり、よりよいものが出来上がっていくことがとっても楽しいんです。

製作を重ねるごとに職人さんとの絆も深まっていくんです。

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様々なライフスタイルに合わせて永く着られる一着を

ゆったりしたデザイン、簡単に胸元を開けられる前ボタン仕様なので、様々な体型の方、妊娠中や授乳中のお母様までも気軽にオシャレを楽しんで頂けます。

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✔︎ 春夏秋冬、季節問わず活用できる万能デザイン
✔︎ 前開きにして羽織としても使える。
✔︎ ウエスト紐でお好みのサイズ、形に調整可能。
✔︎ すっぽり手が入る、ポケットつき。
✔︎ 重ね着しやすいよう、脇もゆったりめデザイン。

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とっておきの4種類のノースリーブワンピース。

2021年1月24日(日) 日本時間19時。

オンラインサイトで数量限定リリースとなります!

ぜひ、お楽しみにしていただければと思います!!

アフリカ布で日常を彩り、Happyな気持ちになりますように。願いを込めてお届けいたします。

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