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"Literally me"(これ私だ……)10選

お久しぶりです。どうやら今年はまだnoteでひとつも記事を書いてないらしいので、年末ですがこれを機に前々から書きたかったネタを消化したいと思います。

きっかけは、日課の深夜アニメキャプチャ画像と似た構図の映画・海外ドラマのシーン探しをYouTubeでしていたときにリコメンドされたこの動画。

"Literally me"といって2018年くらいから一部で流行っているネットミームなのですが、出てくるキャラクターがどれもこれも自分が今まで好きになった人物ばかりで頭のなか覗かれてるのか!?となりました。

"Literally me"を直訳すると「文字通り私」になるのですが、オタクくん的に解釈すると「これ私だ……(アニメの女の子の画像)」みたいな感じです。

「これ私だ……」の例

ということで前振りはこの辺で、今回は「これ私だ……」となれるおすすめの作品を10本に絞って紹介していきます。

タクシードライバー (1976)

トラヴィス・ビックル(ロバート・デ・ニーロ)

"Literally me"ブームの元祖と言ってもいいような作品。孤独なタクシー運転手トラヴィスの内に秘めた怒りや狂気をついかっこいいと思ってしまうのはロバート・デ・ニーロの演技力、はたまた映像美からなのか。
このあと紹介する作品も少なからず『タクシードライバー』の影響を受けていると思うのだけど、とくにドライヴ(2011)ナイトクローラー(2014)は、がっつり系譜な気がする。

ファイト・クラブ (1999)

ジャック(エドワード・ノートン)

みんな大好き『ファイト・クラブ』。TLのオタクたちに好きな映画3本ずつ挙げてもらったらそのうちの1本に絶対入ってそう。ルールその1でクラブのことは口外禁止なので内容については触れないけど気になるひとは見てほしい。一本選べと言われたらこの映画。

といった具合に、ルールその1には諸説ある。

アメリカン・サイコ (2000)

パトリック・ベイトマン(クリスチャン・ベール)

"Literally me"の作品ってどれも陰鬱だしなんか暗くて合わないな、と思った人にオススメなのが『アメリカン・サイコ』。シリアルキラーを扱ったものだけどグロくも怖くもなく、ゼロ年代を代表するコメディ映画のひとつ。
パトリックの抑えきれない怒りや異常に執念深いところに共感覚えちゃうオタクくんが多いのだと思う。

ウォッチメン (2009)

ロールシャッハ(ジャッキー・アール・ヘイリー)

アメコミ史上最高傑作とも称される『ウォッチメン』に出てくるヒーローの一人、ロールシャッハ。ヒーローといってもいわゆる超能力みたいなのはないんだけど、能力「精神的超人」で絶対に屈しない姿がマジでかっこいい。中年男性、低身長、無職、極右、ホモフォビア、ミソジニー、臭いなどといまの世の中的に到底受け入れられそうにない要素ばかりなのだけど彼のかっこよさと天秤にかけると僅差でかっこよさが勝つ。オタクくんはダークヒーローが大好き。

ナイトクローラー (2014)

ルイス・ブルーム(ジェイク・ギレンホール)

ジェイク・ギレンホールは、ドニー・ダーコ(2001)とどっちにしようか迷ったんだけど個人的に好きなこっちで。目的のためなら手段を選ばない報道パパラッチ、ルイス・ブルームの強迫観念に近い上昇志向とゴリ押し感に痺れたオタクくんは多いはず。

ブレードランナー 2049 (2017)

K(ライアン・ゴズリング)

自らをレプリカントだと思ってるオタクくんにオススメなのが『ブレードランナー 2049』。圧倒的な映像美と感情移入しやすい孤独な主人公Kが見どころ。でも全編通してスローな展開が続くので、あのフォロワーさんが映画館で寝落ちしたのもわかってしまう。

ジョーカー (2019)

アーサー・フレック(ホアキン・フェニックス)

近年の映画で「これ私だ……」となってしまうひとがとくに多かった映画といえばまあ『ジョーカー』ですよね。ホアキン・フェニックスの高すぎる演技力もあってめっちゃ良かったのですが、日本であんな大きな事件があったせいでちょっと言及しにくい作品になってしまった印象、残念。

Remember Rachel......


(海外ドラマ編)

トゥルー・ディテクティブ (2014-)

ラスティン・"ラスト"・コール(マシュー・マコノヒー)

マシュー・マコノヒー演じるラストがとにかくかっこいいドラマ。 死別した娘も離婚歴もないオタクくんの心になんでこれほどラストの言動は響くんでしょうねぇ。ハードボイルドものが好きなら間違いなくオススメできる作品。ラストの名言(迷言?)も見どころのひとつ。

''I don't sleep, I just dream''

ミスター・ロボット (2015-)

エリオット・オルダーソン(ラミ・マレック)

今まで250タイトルくらい海外ドラマ見てきたけど個人的に一番好きなのが『ミスター・ロボット』。昼はエンジニア、夜は自警団ハッカーというエリオットの社会に対する怒りや耐えがたい孤独感の描写がめちゃくちゃ上手くて毎話「これ私だ……」ってなってしまう。『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)でラミ・マレックの名前が一気に有名になったときは自分のことのように嬉しかったんだけど、なぜか『ミスター・ロボット』は日本で全然流行らなくて残念な感じ。マジで見てほしい。

このサイテーな世界の終わり (2017-)

ジェームス(アレックス・ロウザー)

唐突に「僕はジェームス。17歳。間違いなくサイコパスだ。」から始まるこのドラマはいい意味で期待を裏切ってくれた。ジェームス君は上で紹介してきたような人物たちに共感してしまう、どっちかというとオタクくん側の人間。でも転校生アリッサと出会って旅していろいろあるうちに「あ、自分サイコパスじゃないわ」って気づく過程がよかった。"Literally me"作品に出てくる人物ってどれも魅力的で、ときには人生を後押ししてくれるようなパワーを授けてくれるんだけど、あまりにも感情移入してしまうと現実ではただの痛い犯罪者になるのでジェームス君の気づきは重要な気がする。ここまでのアメリカ作品と違って『このサイテーな世界の終わり』はイギリス製作ドラマなので風景とかもなんか雰囲気が違くて面白い。オススメ。


(番外編)

ヤマノススメ (2013-)

アオイ・ユキムラ(CV:井口裕香)

ヤマノススメ4期ことヤマノススメ Next Summit、良かったね……
8年越しのリベンジ、富士山登頂を成し遂げた雪村あおいの物語がひとつの節目を迎えたと思うと目頭が熱くなりますね。2022年最高のアニメの感想を毎週一緒にTwitterで共有できたフォロワーさんにも感謝です。m(__)m

終わらないで;; 

ヤマノススメ;;

またいつか…ヤッホー!


お疲れさまでした。というわけで、「"Literally me"(これ私だ……)10選」はこの辺で終わりにするんだけど、「今年買ってよかったものベスト10」「今年見た〇〇10選」みたいにすればもっと年末感あって本当はよかったな。

ぜひ、"Literally me"(これ私だ……)となれる作品があったらご一報下さい。
「オタクくん、○○(作品名)とか好きそうw」みたいな煽る形式でも大丈夫です。

それでは、フォロワー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!よいお年を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!











(おまけ)

オタクくんさぁ…w




全てのオタクに幸あれ!!!!!!!!!!!!





(終)



(2023/05/27 追記)

"Literally me"のミームに関して詳しく解説してるnote記事を見つけました。
Mareux - The Perfect Girl はパトリック・ベイトマンのテーマとして急激にここ数ヶ月で普及した曲で耳に残りやすく個人的にもかなり好きなのでオススメです。


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