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”らしさ”はどこへ行くのか

ジェンダーレス、ボーダーレスが叫ばれて久しいけれども、だからと言って男らしさ、女らしさが排除されるものでも無いと思う。男性、女性固有の魅力も同様に尊重されたっていいですよね?

最近のフィギュアはちらちらチラ見くらいですが、GPSをたまたまライブで見てて、驚きました。
男子と女子が同じに見える!お互いがお互いに寄ってる??…というか、男子皆中性的で、男らしい感じの人って今いないんだなぁ…と思って。
それがいいとか、わるいとかではなくて、ただ、ただ衝撃でした。
これは決して皮肉でも何でもなく、男子と女子、混合も大いにアリなんじゃないかと思ってしまったほど。ロシアで昨年やってたお祭りみたいなものではなくて、普通に大会として。

驚いたのはジャンプの跳び方も…。
これは、無意識に偏見が入っているかもですが、サンボ女子のあの跳び方…ジャンプのひとつ前のステップでちょっとクセつけといて、上半身の捻りを反動にして跳ぶ4回転。。捻るからどうしてもプレロテが気になる…。男子も大抵そんな跳び方をしてして…。あれは…、比較的跳びやすいんだろうなという感じはする。腰痛めそうだけど。。それを防ぐのに両手を上げるリッポンは一役買っているかもね…体全体で捻っちゃえるから、特定の箇所を痛めにくい…。。とは言え、誰もがそれで跳べるわけではないでしょうからね、やっぱりそれなりの身体能力がなくては、というのはわかる。
体型も皆さん細くて…、男子も女子も。…そんなに変わらないように見えてしまう。

私は断然モホークのイリヤクーリックの跳び方がジャンプって感じで全く違和感が無く大好きなのですが…、なんだか全然違うものみたい。。
まず後ろ向きのまま、カッ!!っと高く飛び上がるタイプ。
ああいうジャンプはもう見られないのかな。跳べる人がものすごく限られるのだろう。
エテリ組でもコストルナヤさんは見事にディレイで素敵に跳びますね。だからこそちょっと今ジャンプに苦労してるかな。それが正常です。多分。多回転だけがジャンプじゃない。美しいジャンプこそ至高ですよ。コストルナヤ、頑張れ!リーザもね!!

跳び方、スリーターンとかテクニックは色々あると思うのですが、イリヤみたいにまず飛び上がるパターン、今の女子だとリーザ・トゥクタミシェワ(彼女は飛ぶ前の脱力感がほんとに魅力!)、紀平さんもどちらかと言うとそんなタイプかな…、男子がぱっと思いつかないってどういうこと??(最近あんまり見ていないから、というのはある)反動つけないジャンプは難しいんでしょうね。

…その後イリヤの動画見直して、その力強さに今度は驚愕。優雅、優雅ばっかり思ってたけど、すんごい男らしいな…。オフアイスはむしろちょっと武骨ですしね…。
あの迫力というか、なかなか今ではお目にかかれないなぁ…と。多回転時代、男子も極限まで絞らなきゃならないのかもね。
凄く男らしさに憧れ、というか魅力を感じるのですけどね。少数派なのかもしれない。少数派も尊重してね。

フィギュアに限らず、確かにまわりを見ても中性的な男性が多くなってる気がする…。
イリヤは決して中性的ではないんだよなー。ものすごく美しくて優雅なのに、ものすごく男性的なので、ここでも二面性(しかも同時存在)発揮してます。

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