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D&Dは料理としても楽しめます

 D&Dには「ヒーローズ・フィースト」という公式レシピ本がございます。
 てんぐもこれを買ってまして、何回か実際に作ったことがあります。
 今日は、その成果の一部をご紹介します。

ムーンシェイ風シーフードライス

ムーンシェイ風シーフードライス

 トップバッターは、昨夜作ったムーンシェイ風シーフードライス。まあ、海鮮リゾットというところです。手間は掛かりますが複雑な手順はないですし、比較的身近な食材で作れるのが良いです。

 ヒーローズ・フィーストだとエルフ料理に区分されてますが、その割にはバターで味付けしてるからコッテリもしてますし、むしろヒューマン料理のイメージに近い。
 これは、大元のエルフの里だと炒めたコメと玉ねぎを白ワインで炊いたのが原型で、それをムーンシェイ諸島のヒューマンらが地元で採れる魚介類やバターを混ぜるという自分たちなりのアレンジをした、というところかもしれません。

 ちなみに、ムーンシェイ諸島は小説「ムーンシェイ・サーガ」の舞台となっている地域です。
 高校の図書館に、なぜか全巻置いてあったっけなあ。

 復刊ドットコムにも投票ページがありますので、よろしければ投票をお願いします。

ゲンコツマスのソテー

ゲンコツマスのソテー(これはタラで代用)

 ゲンコツマスのソテーは映画ダンジョンズ&ドラゴンズの主人公エドガンの古巣タルゴスも含めた極寒の開拓地アイスウィンドデイルの郷土料理です。エドガンたちも食べてたのかな、この料理。
 こちらもバターをふんだんに使っていて、いかにも漁師や開拓者、または行商人、そして冒険者といった肉体が資本って人たち向けの料理でした。

 なお、ゲンコツマスは分厚く白い頭骨が象牙のように工芸品の素材として珍重されており、これの漁獲と南のソードコースト地方からくる行商人への売上がアイスウィンドデイルの生命線とも言える主要産業となってます。具体的には、漁獲量と縄張りをめぐって、ゲンコツマスが生息する湖で漁師同士が段平振り回しての乱闘が珍しくないくらい。
大乱闘の流血で湖面が赤く染まったから」という理由で「レッドウォーターズ」なんて名付けられた湖もあるくらいです。

 そのアイスウィンドデイルといえば、HJ時代ではこんなニュースが流れてユーザーを落胆させました。

 でもこのニュース以後にD&D日本語展開もWotCが直接行うようになり、同じく発売中止になった「ターシャの万物釜」も発売されてます。
 このアイスウィンドデイル本も、いつか出るんじゃないかなあ。
 何せここには映画の冒頭の舞台、我らがジャーナサン受難の地となったレベルズ・エンド監獄もあるわけですし。

居酒屋のステーキとグリーンスピアのベーコン巻き

居酒屋のステーキ(ハンバーグ)とグリーンスピア(アスパラガス)のベーコン巻き

 こちらもオーブンがあれば楽にできる料理です。
 居酒屋のステーキは実際にはハンバーグステーキです。手間を省きたい場合、スーパーでハンバーグのタネが売っていたら、それをそのまま使って大丈夫です。
 この料理の目玉はディルとエシャロットのみじん切りを入れたヨーグルトソースです。
 これは肉料理だけでなくパンにも合いますので、翌朝の朝食にも、こんな風に添えて味わえます。

ディルのヨーグルトソース

 グリーンスピアことアスパラガスのベーコン巻きはオーブンがあれば簡単にできます。
 こちらもエルフ料理に区分されてますが、解説によると、ベーコンを巻こうと考えたのはヒューマンとの親和性が高いハーフエルフの料理人だったそうです。納得ですな。

ブラック・プディング

ブラック・プディング

 ヒューマンとエルフの料理が続いたので、ドワーフ料理からはデザートというか夜食としてのブラック・プディングをご紹介。
 エスプレッソパウダーやココアパウダーとコーヒーリキュールをたっぷり入れたこの料理を食べてカフェインと気合いをチャージしたドワーフは鍛冶屋で徹夜仕事に挑むんだとか。
 なお、「ブラック・プディング」の料理名は、スライム型モンスターの名前に由来します。こちらは食わない方が良いでしょうなあ。

ドワーフのフラットブレッド
オレンジ・マウンテン・ダック(鶏むね肉で代用)

 ドワーフ料理にはフラットブレッド(ドワーフ式おやき)やオレンジ・マウンテン・ダッグ、それにドワーフ式のシェパーズパイである鉱夫のパイ、同じくドワーフ式天ぷらの黄金の皿もあります。
 全体として、腹持ちの良い料理が多いですね。

皆さんもヒーローズフィーストチャレンジしてみましょう!

 ヒーローズ・フィーストは色々な人がチャレンジしています。

 皆さんも、お気軽にヒーローズフィーストチャレンジしてください。楽しいですよ?

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