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てんぐのスターウォーズ語り:艦名「ホーム・ワン」について

 アソーカを切っ掛けにあちらこちらのSW感想記事を拝見している日々ですが、こちらの記事は特に共感しました。やはりドラマアソーカは、フィローニSWの集大成です。
 で、こちらではヴィークルにも注目されてました。良いですよね、ヴィークル。ひとつの船から色々な世界観の断片が浮かび上がってきます。

 で、そういう記事を読むと、てんぐの方でも色々と語りたいこと、想像できることが浮かび上がってきます。

 今回は、エンドアの戦いではアクバー提督が、ドラマアソーカではヘラ姐さんが座乗するモン・カラマリ・クルーザー「ホーム・ワン」号、の艦名がお題です。

 SWサーガでは、帝国または暗黒面と抗う勢力の主力艦としてモン・カラマリ・クルーザーが運用されていました。

 ではここで、銀河の戦史に名前を残したモン・カラマリ・クルーザーをご紹介します。

 で、これらの艦名と比較すると、ホーム・ワンだけが暗号というかコールサインのように見えてきます。
 この「ワン」というコールサインと言えば、アメリカ大統領専用機エアフォース・ワンが浮かびます。

 で、このエアフォース・ワンとは特定の機体のみを指すのではなく、アメリカ空軍管理下の航空機に大統領が搭乗した時のみ用いられるコールサインであるそうです。
 もし反乱同盟軍、正式には「共和国再建のための同盟」の最高指導部である同盟市民政府首班(つまり同盟軍最高司令官)である議長が座乗する艦艇のコールサインが「ホーム・ワン」だったとすると、あのエンドアの戦いにおいてはアクバー提督だけでなくモスマ議長も旗艦にいた可能性も浮上してきます。
 ランド将軍からの帝国艦隊の艦列への突入という過激な献策も、アクバー提督より早く採用したのも、普段は優柔不断なのに極限まで追いつめられるとプッツンした行動に出るモスマ議長だったりするかもしれません。景気づけに焼酎を何杯か引っかけていたかどうかは、あえて沈黙しますが。

 そして、このエンドアの大博打が栄光に満ちた奇跡としての大勝利に終わった記念として、ホーム・ワンは元々の艦名に代わる新たな艦名として登録変更され、現在はヘラ・シンドゥーラ将軍の文民統制も無視して銀河中を飛び回る独立愚連隊の旗艦として運用されている。そんなところでしょうか。

 スターウォーズも、段々と宇宙世紀ガンダムや銀英伝同様にスペースオペラにしてヒストリカルフィクションとなりつつあります。艦名ひとつからこれだけ想像ができるようになるのは、その証拠です。
 そうなった功績のかなりの部分がデイブ・フィローニ、そして「オルデラーンの王女」「ブラッドライン」によってSWを「レイア・オーガナ一代記」として再構築したクラウディア・グレイにあることを否定する人はそう多くないでしょう。

 そして、そんなヒストリカル・フィクションが大好きなてんぐとしては、この人々への敬意を惜しむものではありません。

 ちなみに。
 銀河内戦末期には、新共和国艦隊はこんな艦艇を投入していました。

 この艦艇をフィローニが知らないはずないし、ドラマアソーカで出てくるかなあ。もしくは、帰ってきたスローン大提督との戦いの中で、かもしれない。
 少なくとも、ヘラ姐さんの艦隊には、この艦艇は配備されてないでしょう。だって、危なくて仕方ないもん。

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