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第61回宣伝会議賞 2度目の挑戦を終えて

まえがき

 2023年11月1日13時。第61回宣伝会議賞、約2ヶ月に渡る応募が終了。

 参加された皆さん、お疲れ様でした。

 私は今回が2回目の挑戦。初回となる前回は、初回としては出来すぎた成果がありました。

 noteに残した文章にそれなりの反響を頂き、嬉しく思った反面、その後も続けて記事を書こうとして挫折するなどしていました。書くことそのものが目的となってしまい、材料を集めることに楽しさを見いだせなくなったんです。
 しかし、今回は2ヶ月取り組んだ体験があります。せっかくなので、ここに体験記を残しておこうかな、と思った次第。

(本当は、最近フィッシャーズにハマり、編集合宿の動画を見て、同世代の方々が世に作品を送り出している姿に感化されていたりなんだり。影響されやすいのが、私のいいところ、と信じておきましょう)

今回の投稿本数

全体の本数

 早速ながら、今回の投稿本数と参りましょう。
 追加課題を含めて全29課題。フル応募なら2900本となるところ、果たして何本応募出来たのかというと……

1111本

となりました!
 トップの画像がバリバリのネタバレでしたね笑
 最終盤で本数が1090本だったため、手近にあるきりのいい数字まで行こうと考えた結果この本数になりました。
 X(Twitter)を見ていると、応募終了に合わせて大小様々な数字が飛び交っていましたね。全体を見ると全然多いとは言えないですが、自己評価としては、頑張れたんじゃないかなと感じています。

 前回の応募本数が652本だったので、約1.7倍になりました。
 一度エクセルファイルに書き出したものを清書するスタンスをとっていたため、この本数でも大変だった印象があります。場合によっては、スマホのメモ帳にしたためたものをエクセルに第一清書して、更にそれを応募フォームに第二清書していたり。投稿の仕方は、本数に影響を与える可能性大ですね。
 それでも、清書の時まで寝かせることで手直しが入った物もザラにあるため、見直しを兼ねていると考えればこの方法も有りなのかもしれません。やり方、人それぞれ。ん~、難しい。

期間区間ごとの本数

 去年は清書を溜めまくって、最後の方が夏休みの宿題状態になっていたため、応募期間のクオーターずつで清書していく方法を取りました。企画意図もそれぞれ変えて書いていたのですが、途中からは似た意図のものは全く同じ文言にしてしまいましたね。
 それぞれの4分の1期間の本数が、だいたい以下の通り。

9/1~9/15 250本
9/16~9/30 350本
10/1~10/15 250本
10/16~11/1 260本

 大きな目標として、去年到達出来なかった1000本を意識していたので、それぞれいいペースではあったかな、と思います。
 第二クオーターは、実際に店舗に足を運んだり買った書籍を読んだりした分で本数増えたかな、という印象。書く前にまず調べましょう、というのは結構どの指南書でも出てくるアドバイスですが、まあ真実ですね。

課題ごとの本数

 昨年は652本でしたが、今回に比べて課題数が多く、書いた本数も分散していたため、50本(輝く金の鉛筆)に到達できたのは1課題のみでした。

 今回は、なんと11課題が50本越えに。

・アカチャンホンポ
・SMBCコンシューマーファイナンス(金融リテラシー検定)
・大塚製薬工場(脱水症)
・コーレ(新規事業)
・サントリー(C.C.Lemon)
・GiGO
・塩野義製薬
・商工組合中央金庫
・日本レジストリサービス(ネットの大切さ)
・平松剛法律相談事務所
・横河レンタ・リース

このうち、

・アカチャンホンポ
・大塚製薬工場(脱水症)
・GiGO

の3つは、100本投稿することが出来ました。

 前回に比べれば、幅に出し方が増えたのかなと思います。
 ただ、10本も書けていない課題もチラホラあるのが現状。一応全課題投稿はしましたが……。
 考えやすさに偏りはあったと思うので、まんべんなくなっていければ、本数は増やせるのかなと思ったりしています。

形式ごとの本数

 宣伝会議賞は、キャッチコピーのみならず、音声広告や動画広告の応募できるのが特徴ですね。今回の投稿分の内訳は、

キャッチコピー 1075本
音声広告 20本
動画広告 16本

となりました。コピー以外の本数は、昨年の17本からほぼ倍の36本に。
 音声・映像はコピーだと長くなりそうな物をあてた感覚が強いので、ハチャメチャに長いものもチラホラ。昨年はコピー以外の通過はなかったので、1本でも通ればいいなぁという感じです。今回も順当に1%くらいの1次通過率なら、1本も通らない可能性は大いにありますがね……。


感じたこと

技術編

 今回の制作にあたり、X(Twitter)上で流れてきた参考文献をいくつか買って挑みました。その中でも、個人的に以下の2冊がハマったかなと思います。

発想するコピーライティング(石原雅晴著)
解決は1行。(細田高広著)

 主に考え方の面で、幅を広げるのに役立ったなと感じます。頭の中でウンウン悩んでいるのではなく、実際の例を見て方向性を掴んだために作れたコピーもありました。
 実際の例という点では、

SKAT22

も、眺めている時間は長かったなと思います。特別セットの購入特典として見ていたので、もう見ることが出来なくなってしまいましたが、前回が初参加だった分自分の名前が載るのも初で感慨深かったです。


 技術面での課題として、商品特性や新しい使い方など、物そのものに寄った考え方が多くなってしまったなと考えています。これまたX(Twitter)で流れてきて印象に残ったのですが、2023年度TCC賞グランプリ

俺たちまだまだ
ビックマックなんて、ペロリだよ。

のように、感情に寄り添って共感を生むのが、これまた難しい。

 自分の中で、実は人にそこまで興味が無い、というのが響いたかなと思います。幅を広げるために、どんな心情が存在するか、どんな気持ちで見られているか、を理解し組み込めるようになりたいと思う今日この頃です。反対に、物に寄った考え方を尖らせるのにも意味はあると思うので、商品の強みの切り取り方をもっと上手くなりたいなとも思いました。


感情編

 2ヶ月が終わった時点での正直な感想は、
「これが限界だよ~」
です。

 予定の入っていない休みの日は全部コピーにあててましたし、仕事の日も退勤後は基本考える時間を取るようにしていました。まあ、全ての空き時間を費やしたかと言われると、Youtube見たりX(Twitter)見たりしてる時間はあるのですが……。心象としては、「めっちゃ頑張ったよ俺」って感じ。

 ただここで投稿本数報告を見てみると、フルで応募した人をはじめとして、2000本越えている人もなんと多いことか。皆さん化け物ですか?(褒め言葉)

 シンプルに、今年の限界がこの本数だっただけで、成長の余地はまだあるということですね!(名推理)

 私の場合は、完全に趣味で参加しているので、趣味に本気で取り組める大人になれるよう今後も精進したいところです。
 とは言っても、全く仕事に活かせないかと言ったらそうでは無いはずで。広告業界とはかけ離れたところで仕事をしている身ではありますが、言葉はどこでも使える万能の道具になり得ます。
 2ヶ月ほど前に、宣伝会議賞で協賛企業賞を獲ったことが私の会社のお偉い方にも認知される機会がありまして。せっかく本気でやっていることがあるわけですから、自分の強みとして活用できるようになれば良いなぁ、という下心は芽生えていたりします。……まずは楽しむことが第一優先ですけどね。

 期間中の出来事については、応募前半戦終了のタイミングで開催されたコピー好き達による飲み会の中で、私について「素直な人」と評してもらったのが、印象に残る出来事でした。自分がどんな人なのか、自分では結構分からないものですので。素直さを忘れずやっていきましょう!
 毎度幹事を務めてくださる贈りびとさんをはじめ、飲み会参加の皆さんにも、良い結果がありますように。なんなら、次の飲み会がすぐに迫っているので、それも楽しみです!

あとがき

 とにもかくにも、コピーの秋は過ぎ去り、後は結果を待つのみです。
 年末に向けて、大きいお仕事をこなさないといけなくなってしまったので、バタバタしているうちに結果発表の時期が近づいて来ることでしょう。

 来年のことは来年にならないと分かりませんが、次がまだ3回目ですから、今年の取り組み本数を越えられるよう準備をしていきたいです。ただ、本数だけが全てではないのは言うまでも無いですので、1本でも「自信作」を増やせるよう鍛えていきたいと思います。

 え? グランプリ獲ったら3回目は訪れないって?
 その時は、その時だぜ!!

(できればずっとやっていたいなぁ)


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