☔雨の日に古着は出さないで下さい🆖!
皆さんこんにちは、ラグマスター(ラグハウスの親方)のPikaichiです。ラグハウスとは古着のリサイクル工場の事です。常日頃より、古着のリサイクルや回収にご協力下さり有り難うございます!!
雨の日に古着を出してはいけない理由
2022年5月27日金曜日、今日は朝から雨が降り続いています。こんな雨天の日には絶対に古着等を出さないで下さい。古着等は濡れるとリサイクルする事が出来ません。リサイクル出来ないばかりでなく、ゴミとして焼却処分されてしまう事になるからです。
雨や雪で濡れてしまった古着には、カビや悪臭が発生します。古着の多くはそのままリユースされるのですが、カビが生えていたり悪臭のする古着などをあなたは着用できますか?当然そんな物は着用出来ませんよね!
下の画像をご覧ください。衣替えシーズンに大量発生した古着等の量が、一日に選別できるキャパシティーを超える事が良くあります。そのキャパを超えた分の古着等は、一時的に積み上げられて備蓄する事となるのです。この備蓄された古着等は、最長の場合6か月ほど積み置きされたままになる事も有るのです。
想像してみてください、もしこの時に雨や雪で濡れてしまった古着等が入っていたらどうなると思いますか?当然ですがカビや悪臭が発生し、濡れていなかった物までがリサイクル出来ない結果になるのです。
その結果、濡れたり、カビたり、悪臭が発生した物はゴミとして焼却処分される事となるのです。つまりリサイクルの為に出された古着等が、雨の日に出されたばかりにゴミになってしまうのです。
しかも濡れてしまった古着等を焼却するには、乾いた物を焼却するよりも遥かに多くのエネルギーが必要となるわけです。これは生ごみの水分は良く切ってから出して下さいと言うのと同じ原理です。
つまり雨の日に古着等を出すことは、地球温暖化の原因ともいわれているCO2を無駄に発生させる事になり、その結果として異常気象を発生させ、多くの人々の命を脅かす事態を招く事になるのです。
ビニール袋に入れるようにお願いする訳
濡れないようにビニール袋に入れれば大丈夫ですか?とよくご質問を受けますが、それはNGです。なぜならば収集運搬中やヤードでの積み下ろし中に、ビニール袋が破れて濡れてしまうからです。上の画像をご覧ください、ビニール袋の内側に水滴が付いているのが分かりますよね、ビニール袋に入れても濡れてしまうのです。
それでは何故ビニール袋に入れて出すように推奨されているのですか?ともご質問を受けるのですが、古着等で大敵なのは、なにも雨だけではありません、汚れも大敵なんです。白い物はあくまでも白くなければ再生価値が有りません。なのでビニール袋に入れて出して頂くようにお願いしています。
また、不意の雨や犬猫のマーキング等から守る意味も有るのです。
雨や雪などの天気が悪い時には?
雨や雪などの天気が悪い時には、古着等を回収に出さないで下さい。次回以降の天気の良い回収日まで、ご自宅で保管して頂けますようお願いいたします。
雪の日に出された可哀そうな古着!
是非、動画もご覧ください。
ラグハウスとは
ラグハウスとは古着のリサイクル工場の事で、和名は襤褸屋(ぼろや)です。ラグハウスでは、回収された古着を主に次の3種類の用途に選別してリサイクルしています。
①ウエスの原料(工業用の雑巾)
②反毛の原料(フェルトの原料)
③中古衣料(国内国外向け古着)
このブログをお読み頂く上での注意点
私のブログや記事の中では、古着や古布、古繊維の事を総称で古着と表記したり、またリサイクルやリユースの事を総称でリサイクルと表記している事が有りますのでご注意下さい。そして、その古着をリサイクルする業者の事を、ラグハウス(Rag House)あるいはボロ屋と表記しています。ラグハウスの業界用語で、選別前の古布の事を込ボロ(こみぼろ)と呼ぶので、こちらもそう表記する事が有ります。
また、古着のリサイクルについてのご意見や疑問、ご質問などが有りましたら、コメント欄より是非お寄せください。丁寧に分かりやすく返答させて頂きます。
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