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結婚式に行くとしんどくなる

大学の友人の結婚式に行った。

序盤、中盤は2人の楽しい思い出を振り返り皆と楽しくお酒を飲んでいた。

のだが、最後の親への挨拶への手紙で急にしんどくなった。

新婦から親への手紙は、今までの感謝と過去の思い出に対してのコメントであり、今までの人生の良かった事を振り返っているものであった。

なかなか珍しい新郎から親への手紙は、片親で育ててくれた親への感謝が散りばめられ、感極まってしまっているという様子であった。

自分の場合はどうか。

親に対して手紙を書く場合、祖父母と母親に対して「育ててくれた事」への感謝は書けるであろう。

父親に対しては何も書くことがない。

そして、家族の誰に対しても「愛してくれてありがとう」という旨の文章を書ける気がしない。

それを披露宴中に思ってしまい、しんどくなった。

他人の幸せを祈れない人の根っこにはこれがあるのではないだろうか。

親に愛されなかったという残酷な現実が心の中中に残っているからいつまでも人に対して、社会に対して斜に構えていないといられないのではないか。

しんどい。

辛い。

悲しい。

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