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休職日記:期限を決めないという勇気

こんにちは、らふこです。
ここ3日ほど同居人がお休みで、一緒にゆっくりしちゃいました。

今日はメンタルクリニックの受診があったので、診察内容と最近の様子を書いてみます。


最近は2週間おきくらいで診察に通っています。
診察内容としては、処方はなしで、現状報告と悩み相談みたいな感じ。

いつもと違うのは、主治医の先生が変わったことです。
今回は男性の先生でした。

先生の自己紹介もそこそこに、決まりごとのように前回の診察からの状況を聞かれます。
私からは、
まだ調子の揺れはあるけど年末年始よりは安定してきたこと、
眠りが浅い日が多いけど全く眠れないわけではないこと、
といった内容を簡単に伝えました。

先生から、
「少し良くなってきたのは、今後のことを自分の中で考えられるようになってきたからでしょうか」
と聞かれて、どう答えればいいか少し迷いました。

実際、今後のことについて考えないようにする方が難しいくらいです。
元々自分の中ではどれだけ休職が長引いたとしても、年度末で仕事を辞めなければならないという考えがありました。
もっと言うと、12月末まで休めば完全復帰できるものとも思っていました。
でもそうはならなかったし、そのうえ「生きるか死ぬか」みたいな、ネガティブの底を這いずることになるなんて思いませんでした。

制度上では休職期間を延ばせますが、職場の人員配置や業務分担を考えると、不満や非難の声が幻聴のように聞こえてくる気がします。単純に怖い。
年度途中でも必要であれば私が抜けている分を上司が手配することも可能かもしれませんが、人員不足の中でそれも難易度の高いことでしょうし、我ながら捻くれてますが「もうこれ以上職場に借りを作りたくない」みたいな気持ちもあります(自分に何ができるわけでもないくせにという感じですが)。

なので綺麗さっぱり、人員補充がしやすい年度の切り替えで辞めようと思っていたのですが、
つい数日前にやっとネガティブの底から片足だけ抜け出たような感覚なので、
まだ自分の中でも「あの沼にまた戻ることはないだろうか?」という不安が拭いきれない。
でももうさすがに頑張らないといけないよね、という焦りもありました。

先生には、
「どんなに長引いても年度末には辞めようと思っている」
ことをお伝えしました。

以下、やりとりの内容です。

先生
「年度末に辞めるっていうのは、職場を気にしてのご自身の優しさだと思いますが、せっかく良くなってきてるところで、期限だからと無理をして悪くなってしまうのは本当にもったいないと思います。」


「安定して、新しいことをやっていけそうという自信が出てくるまで、期限を決めない方がいいということでしょうか?」

先生
「職場が心配なのも分かるけど、自分のことを第一に考えた方がいい。医師としてはそう思います。」

正直、こんなやり取りを職場の誰かが聞いたら「ふざけんな」「甘えんな」「やる気ないなら席をあけろ」と思うんじゃないでしょうか。
それをひどいと被害者ぶりたいわけではないし、私の尻拭いをさせられている職場の人にとってはそう思うのが普通だと思う。

私が職場のことを気にしてるのは、先生が言うような優しさからではないのが申し訳ないけど、そう言ってもらえてありがたかったです。

年末年始のネガティブ沼から少しだけ抜けて、最近やっとある程度の人生設計を決められるようになってきました。
これだけでも、少し前までの私には考えられなかったことです。
他の人から見たら牛歩でも、私にとっては進歩なはず。

自分に言い聞かせる「焦るな、焦るな、焦るな」。
きっと、もう進んでも大丈夫だと思える時がくる。
信じようと思います。

迷惑をかけてしまって職場には本当に申し訳ない。
だけど自分を第一に考えられるのは、自分しかいないので…。
また転がり落ちないために。
私は私のために。

またあの沼に浸からないことを確認できてから、ゆっくり進もうと思います。

ここまでおつき合いくださり、ありがとうございました。