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休職中に読んで救われた本シリーズ5

こんにちは!らふこです👋
今日はまた休職中に読んでよかった本を紹介していきたいと思います。
今回の本選びテーマは「中々辞められないけど退職したい」あるいは「休職中で、いつかは復職したい」方にオススメの本。
ご興味ある方は、よければおつき合いください🌸

復職率9割の精神科産業医が教える マンガでわかる 休職サバイバル術
加藤高裕 著

2022年12月に発売されたばかりの新刊。先日本屋さんに巡回に行ったら、目立つところに陳列されていました。
精神科医で産業医でもある加藤高裕さんという方が書かれていて、内容の大部分は復職を成功させるためのメソッドです。
休職になりやすいタイプ診断や、休職中の回復過程、復職するために行った方がいいことなどが具体的に載っています。休職したけど、これから先の流れが全くわからなくて不安という方にもオススメ。

自分的に参考になったのは2つのポイント。
まず1つは、「休職中にしない方がいいこと」として「SNSへの書き込みは控えた方がいい」と書かれた内容。これは、もし個人を特定された時、レジャーや職場への悪口を発信していたら、復職した後の人間関係が悪化する可能性があるからという理由だそうです。これを読んで、「確かに…!」と思いました。私も本名では発信してないし、誹謗中傷はしてないつもりだけど、お出かけの日記やちょっと浮かれた内容は、見る方によっては違和感があるかもしれない、と思い至りました😂
とはいえ、休職中は孤独感に苛まれがちだと思うので、許されるなら多少は思ったことを表現できる場所があるとありがたいですよね…。復職を視野に入れてる方は、発信は自己責任になっちゃうけど、身バレしないことに注意しながら、万が一見られても人間関係にはそれほど影響しない内容の方がいいのかもしれません…。

もう1つは、復職ではなく転職した方がいいケースについてです。この本では9割方復職を勧めているのですが、その中でも2ページくらいは転職について書かれています。
復職ではなく転職した方がいいかもしれない代表的なものとしては、「本人の能力・志向と職務特性とのミスマッチ」があることだそうです。例えば、かなり内気なのに自分からアグレッシブにいかないといけない営業職に就いた場合が挙げられていました。
ただそういった場合でも、転職先は完全な異業種ではなく、ある程度勝手がわかっている仕事内容であること、100%回復してからがいいことなどが書かれていました。
なんとなく思いあたることもあったので、納得の内容でした。

この会社ムリと思いながら辞められないあなたへ 井上智介 著

精神科医で産業医の井上先生が書かれている本です。井上先生の本は他にも読んだことがあるのですが、メンタルが弱い人の味方になってくれる優しい先生だなあという印象。
嫌で仕方なくても、職場を自分から辞めるという決心はしにくい方も多いと思うのですが、この本は、そんな人の背中をそっと押してくれます。

全体を通してかなり好きな本なのですが、特に心に刺さった内容は3つ。
1つ目は、その職場の空気を決めるのは、集まっている人たちの価値観の総意であるということ。これも確かにそうだなって納得しました。人が違えばそこに流れる空気も違うだろうし、あまりにも価値観の違う方たちの中にいるのは辛いことかもしれません。
2つ目は、目指す会社が自分に合うかどうかは入社してみないとわからないし、頑張って入ったからといって、自分に合ってもいないのにしがみつく必要はない、という内容。これを読んで、「ああ、私はこんな言葉を誰かに言ってほしかったのかも…」と思いました(笑)
3つ目は、辛い会社にしがみつくことで失う5つのものという内容。それは、健康・お金・人間関係・自己肯定感・時間。それぞれの説明文も、「ほんとそうなんだよな〜」と共感の嵐でした。

おわりに

現状の正確な数字はわからないけど、ネットで簡単に調べたところ、復職と退職はどちらも割合的には半々くらいなのかな?という肌感覚でいます。
どちらを選ぶかは、その方が置かれている状況によって違うと思うので、どっちが正解とかはないはず。きっとその人だけの答えがあると思ってます。
ひとまずはゆっくり休んで、考えられる余裕が出てきた時に、じっくり自分と向き合えるといいですよね。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました🤗

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