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【CAミニ体験記②】スタンバイ・コールアップ

CAスケジュールにはフライト、オフの他にスタンバイがあります。
その日のフライトに欠員が出た場合、補充乗務員として呼び出しされるか、
もしくは一日中いつでもフライトに行けるよう準備しておく日のことです。

呼び出しは、フライト時刻に対して余裕をもって連絡してくれるときは良いのですが、出発1時間前に呼ばれ、フライト前の乗務員で行うミーティングにも参加せず、飛行機へ直行するように要求されるときはとても緊迫感がありました。

また、日本人CAとして勤務しているので、大抵スタンバイコールアップでのフライト先は日本ですが、極まれに自分が訓練している機材が飛行している就航都市へのフライト要請もありました。

私の同期は、日本以外ですと、ニューヨーク、インドなど、様々な国際色あふれる都市へコールアップされることも多かったのですが、私は比較的近めで、各アジアの都市へ日帰りフライト、遠めのところではオーストラリアくらいでした。

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その中でも一番驚いたのは仁川(韓国)。
韓国人CAも在籍しているのになぜ日本人が?と不思議に思いながらミーティングルームへ行くと、案の定、「あれ?日本人だよね?」と全員から驚かれ、韓国人CAからも「驚いたでしょ?」と声をかけられました。
機内では特に通訳としての役割も必要なく、ビジネスクラスで黙々とサービスを行いました。

とりあえず、あまり体験できないマイナス11度の仁川で、
本場の石焼ビビンバを食べることができ、良い経験だったと思います。

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