融資(法人)担当者である私からのお願い。

私は金融機関で働いています。

よく、お金は人体の血液に例えられ、金融機関にはお金を社会全体に上手く流れるように融通するという社会的な使命があると感じています。

現在の私は、法人(個人事業主の方々を含む)の融資関連の内部事務を担当しているのですが、新型コロナウィルスの影響で、リスケ案件が急増しており、多忙で、家に帰る頃にはフラフラになってしまう毎日を送っています。

私見を述べさせてください。あくまでも金融機関の一介の職員として感じていることですが、経済対策よりも新型コロナウィルスの対応が優先されていることは理解しております。何より人命がかかっていますし。

しかしながら、多くの民間企業、個人事業主の方々は、何の保証もなく、緊急事態宣言が2か月以上に及ぶ可能性があり、新型コロナウィルスに感染するリスクよりも、経済的に、実質、多くの方々が生活出来なくなるリスクの方が、とても恐ろしいです。

政府には、民間企業、個人事業主の方々に、自粛をお願いをするのであるならば、それなりの保証をしていただくことをお願いしたいのです。

個人的な見解ですが、民間の金融機関には限界があるなぁと、もどかしい気持ちになります。

失業率が1%上がると、1,000人の方々が自殺に追い込まれるという統計データもあります。

自治体、政府系金融機関の政策金融をもっともっと踏み込んで、民間企業、個人事業主の方々に、手厚くお金を融通していただきたく思います。

出来るだけスピード感を意識し、無担保、無利子での融資はできないものでしょうか?当面は金利だけの返済等、色々な対応が出来るはずです。

今こそ、政策金融の腕の見せ所です。

勿論、その財源は我々の血税になりますので、慎重に成らざるを得ないことも理解しています。

ですが、目の前の10万円一律支給に話題が集中していて、政策金融はあまり話題に上らないことが、とても辛いです。

どうか、日本政府には、思い切った経済政策をお願いしたいです。

どうか、日本国民の為に。


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