radioya

「必聴ラジオ2021」(三才ブックスより発売中)にライターとして参加。1994年よりラ…

radioya

「必聴ラジオ2021」(三才ブックスより発売中)にライターとして参加。1994年よりラジオ番組制作に携わる。2016年悪性リンパ腫に罹患し、再発して寛解。現在は慢性GVHDによるドライアイ、視力低下と奮闘しながら活動中。http://www.radioya.net

マガジン

  • ラジオ制作の現場から

  • ラジオ制作の流儀

  • 病気にまつわる話

  • 効果音集

    著作権フリーの効果音です。ご自由にお使いいただけます。

最近の記事

  • 固定された記事

「音」のお仕事、承ります!

編集・完パケ・執筆をはじめ、リモートでできる「ラジオ」や「音」にまつわる仕事、承ります。内容にもよりますが基本12〜24時間以内に納品。 ラジオ番組、ラジオ番組の編集から完パケまで(スケジュールによっては収録も可能)、企画書・台本の制作、古い音源の修復・リマスタリングなど。 使用機材:MacBook Air 2020(1.2 GHz クアッドコア Intel Core i7 / 16GB / 2TB SSD), SONY MDR-800ST, SONY MDR-7506,

    • やっぱり使いものにならなかった SoftBank Air をクーリング・オフするまでのカンタンでなかった長い長いお話。

      (TOP画像は SoftBank のサイトから借用しました)  家でのネットは、OCN のフレッツ光を引いている。時代遅れの VDSL 接続で速度も遅いのだが、建物の構造上、引けるはずの光ケーブルが屋内に引き込めない。いや、実際には引き込めるはずで、同じマンションの他の部屋では光ケーブルを引いているところもあるのだが、ウチだけが引き込めないのだ。これまで「SoftBank 光」と「NURO」の人が実際に引き込み工事にやってきて、壁をさぐったあと、諦めて帰って行った。部屋には

      • 「がんと生きる」第2回配信中!

        この番組は、がん患者さんとそのご家族、関係者のみなさんの伴奏者です。 第2回が配信開始されました。毎週金曜日更新です。 がんと生きる;知ることで、がんと向き合う一歩になる Apple Podcast https://podcasts.apple.com/jp/podcast/%E3%81%8C%E3%82%93%E3%81%A8%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%82%8B/id1573247519?i=1000526793470 Spotify https://

        • 「がんと生きる」配信スタートしました

          『がんと生きる」オフィシャルサイトで配信がスタートしました! 以下、各種配信サービスからも配信がスタートしています。 ラジオクラウドはこちら https://nhsw9.app.goo.gl/1JVB Spotify はこちら https://open.spotify.com/episode/047q6x3XxjeFje9JZTEskV?si=dmPahYBBRCCL1E2A6yUuPA&dl_branch=1 Anchor はこちら https://anchor.f

        • 固定された記事

        「音」のお仕事、承ります!

        • やっぱり使いものにならなかった SoftBank Air をクーリング・オフするまでのカンタンでなかった長い長いお話。

        • 「がんと生きる」第2回配信中!

        • 「がんと生きる」配信スタートしました

        マガジン

        • ラジオ制作の流儀
          9本
        • ラジオ制作の現場から
          18本
        • 病気にまつわる話
          4本
        • 効果音集
          7本

        記事

          極私的 Summer Song

          極私的 Summer Song

          ライフワーク

           小学生の頃に聴いていた『所ジョージの足かけ二日大進撃』は、僕の人生を変えたラジオ番組だ。それまでもラジオを聴くのは好きで、小学校でも放送委員会に入ったりしていたが、この番組との出逢いが、僕を「ラジオ屋」へと導くことになった。  WEB で検索しても出てこないのだが、番組では、毎週オープニング早々に「レコード叩き」というコーナーがあった。リスナーと生電話を繋ぎ、所ジョージさんがマイク越しにレコードのジャケットを叩いて、電話の向こうのリスナーがその曲名を当てるという、それはも

          ライフワーク

          【ラジオ制作の流儀(8)】新番組の流儀

          3月に入って、そろそろ春から始まる新番組の収録も始まっている頃。 今回は、この新番組を録り始めるまでに「やっておいたほうがいいこと」「気をつけておいたほうがいいこと」を書いてみます。 「第1回目」というものはない

          有料
          100

          【ラジオ制作の流儀(8)】新番組の流儀

          ラジオディレクターが Clubhouse を聞いて使ってみて感じたこと

          今週になって急に大きな注目を浴びている Clubhouse。僕も昨日招待してもらって1日聞いてみたりしゃべってみたりして感じたことをちょっとまとめてみた。まだほとんど下書きの状態だけど、とりあえず公開する。間違ってる事とかもあると思うので、それは随時修正したりしていくつもり。 で、なんで突然日本にこんなにやってきたのかというと、どうやら大きな出資があったという話と日本語に関するバグ?らしきものが解消されたと言うことらしい。サービス自体は1年位前にアメリカで始まったとのこと。

          ラジオディレクターが Clubhouse を聞いて使ってみて感じたこと

          【勝手にラジオ番組レビュー(1)】松岡茉優マチネの前に(無料で最後まで読めます)

          (画像は番組サイトから) URL:https://www.tbsradio.jp/mmmm/ 毎週日曜日12:00〜12:30 / TBS ラジオ  2020年のコロナ禍は、ラジオ業界にも大きな影響を与えた。NHKではタレントが放送局に入れない期間もあり、その間は多くの番組が休止になり、タレントは全てリモートでの出演になった。民放では、全ての出演者がリモートで生出演し、ブースの中に誰もいないという恐ろしい生放送も存在した(自然災害や通信回線のトラブルがあったときはどう

          有料
          100

          【勝手にラジオ番組レビュー(1)】松岡茉優マチネの前に…

          【ラジオの流儀・番外編】 〜 6日間で新番組を作る流儀

           毎年、この季節になると、たったの6日間で新番組をゼロから立ち上げたことを思い出す。類いまれなる経験だったので、この機会に書き残しておくことにする。  クリスマスの特番の企画を進めていた頃、編成のスタッフから、キャスティングについて相談された。「ある企業で来年からの新番組の企画を考えていて、その番組に出演する予定のある女性タレントを特番で使ってほしい。テレビでは生放送の経験も豊富だけど、今までラジオをやったことがないタレントなので、その特番で雰囲気を見てみたい」とのことであ

          有料
          100

          【ラジオの流儀・番外編】 〜 6日間で新番組を作る流儀

          『必聴ラジオ2021』に寄稿しました

          三才ブックスから発売された「必聴ラジオ2021」に、11人いる執筆者のひとりとして、僭越ながら参加させていただきました。拙文ながら、8番組のレビューを書かせていただいております。 マニアックで濃いライターの皆さんに囲まれて、至極恐縮しながら〝自分にしか書けないレビューって何だろう?〟と考えつつ、せめて皆さまにご迷惑をおかけしないよう、締め切りまでには余裕を持って書き上げよう!と前のめりになって執筆させていただきました。 Amazon でもお買い求めいただけますが、書店の店

          『必聴ラジオ2021』に寄稿しました

          【ラジオ制作の流儀(7)】ラジオ制作スタッフの「役割」の流儀 〜ディレクター編〜

          テレビ番組では3桁の人数がスタッフとなってひとつの番組をつくっているのも珍しくないですが、ラジオ番組はひじょうに少人数でつくられていることが多いです。 アメリカのラジオ局、日本の一部のラジオ局、コミュニティ FM などでは、DJ(パーソナリティー)が自ら選曲して喋りながらミキサーや CD プレイヤーなども担当する、完全なワンマンスタイルのところも珍しくありません。 僕自身は喋ることは専門外なので(それでも何度か出演歴はありますが)、基本的には完全なワンマンスタイルは経験した

          有料
          100

          【ラジオ制作の流儀(7)】ラジオ制作スタッフの「役割」…

          【ラジオ制作の流儀(6)】スタジオを使わないラジオ番組の編集とミックスの流儀

          今の時代、収録こそ放送局のスタジオや外部の収録スタジオで行なうものの、その後の作業である編集、ミックス、完パケまでを Pro Tools や Adobe Audition などで完結させることが増えています。 特にコロナ禍以降、リモートで収録して、そのままパソコンで編集〜完パケ……と、収録さえもスタジオを使わない機会も増えてきています。 誰もが手軽に編集〜完パケまでの環境を用意できる時代になったぶん、プロとしてのクオリティに届いていないバランス、音質のコンテンツが番組として放

          有料
          100

          【ラジオ制作の流儀(6)】スタジオを使わないラジオ番組…

          【ラジオ制作の流儀(5)】初めてマイクに向かうときの流儀

          長い間ラジオの仕事をしていると、「ラジオでしゃべるのは初めてです」という方にもよく出会うようになります。「テレビにも何度も出ているけれど、ラジオはゲストでしか出たことがない」というタレントから「ラジオは聴いたこともない」という素人まで、本当に様々な人たちが日々、マイクの前に座ります。 特に「初めてラジオのパーソナリティーを担当する」という方には、スタジオに入ったとき、僕はいつも、身振り手振りを交えてこんなことを話してきました。 「目の前にあるマイクが、これからあなたの声を

          有料
          100

          【ラジオ制作の流儀(5)】初めてマイクに向かうときの流…

          【ラジオ制作の流儀(4)】言葉選びの流儀

          ラジオに限らず、放送、新聞、雑誌などで、非常によく使われる「常套句」というものがあります。 ニュースなどでも「〜に注目が集まる」「〜の批判を呼びそうだ」「〜国民の不安は募るばかりである」みたいに、記者やライターの “主張” を何故か一般論のように丸投げしたりするパターンは非常に多いことに気付かされます。 ラジオでも、この数十年で、それまで無限にバリエーションがあったはずの様々な言葉が、いつのまにか「常套句」として統一され、10本の番組があれば9本くらいは同じ言葉を使ってい

          有料
          100

          【ラジオ制作の流儀(4)】言葉選びの流儀

          【ラジオ制作の流儀(3)】放送事故を起こさないための流儀

          放送番組につきものなのが「放送事故」。 別にアイドルが変顔しようが、泉谷しげるさんがスタジオに「乱入」しようが、別にそんなことは放送事故ではりません。(ちなみに「乱入」という言葉は、ほんらい複数の人間が起こす行動について使われるものなので、この使い方は日本語としては正確ではありません) 今回は、自分が体験した放送事故の経験も交えつつ、「放送事故を起こさないための流儀」を考えてみます。 放送事故って、何?

          有料
          100

          【ラジオ制作の流儀(3)】放送事故を起こさないための流…