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籠・諸国漫遊記20-21(49)(2021/4/11)

 さて、水曜日は2年ぶりにメットライフドームにお邪魔して、埼玉西武ライオンズの主催ゲームを観戦してきたんですけども、なんというか、2年でメットライフドームが様変わりしすぎて、浦島太郎状態といいましょうか……。

 変わらないことの大切さをどちらかと言うとウェイト重めに見ることが多いんですけども、あそこまでガラリと変わると本当に新鮮で。初めて訪れた球場のような、そんな感覚になっていました。

 入り口でごはん屋さんリストっぽい場内図をもらうレベルで球場飯が充実している反面、ファールボールにご注意いただくのを多少和らげる防球ネットの高さで内野側の上の方で撮るのは結構難儀しそうだなぁとか、フィールド演出に使う時間は多いけれど、時間を長く使える5回裏後の整備時間に演出が少なめだなぁとか、リスケさんの千葉ジェッツ仕様と埼玉西武ライオンズ仕様の声の使い方の差にグッと来たり、色々と気になるところも。

 とりあえず、早々に次回お邪魔する日程が固まったので、今度は全編電車で移動しつつ、アルコール込みで何かしら食べてきたいと思います(笑)。

■試合情報

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 第32節
 川崎ブレイブサンダース 84-93 秋田ノーザンハピネッツ
 とどろきアリーナ
 ※詳細スコア

■移動手段

 地元神奈川のアリーナ、とどろきアリーナは最寄りが武蔵小杉。海老名からの相鉄線ユーザーなので、一気に向かうことも出来るんですが、行きはそんなに急いでいなかったので、横浜まで出てからの東急東横線で。

 帰りは逆にもう早く帰ろうと横須賀・埼京・相鉄直通のホームからの海老名方面行きに。200円ちょいの差額はあるけれど、時間を考えながら使い分けるのがいいのかなと。

 あと、時間があったので駅からアリーナまでは徒歩での移動を。時間カツカツだとバスを選びますけども、お散歩を兼ねてなら、武蔵小杉からとどろきアリーナって、丁度いいぐらいの距離なんですよね。

■man of the match(川崎ブレイブサンダース)

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 川崎ブレイブサンダースのmomは篠山竜青選手。この、プレイタイムではないんですけども、ものすごく印象に残ったのがこのシーンでした。

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 アリーナDJ、セク山さんのDJタイムの中で大塚裕土選手フューチャーの選曲の中から、時事ネタゾーンと言うか、広い年代のみなさんが反応するであろう北海道な選曲、「北の国から〜遥かなる大地より〜/さだまさし」が流れ、応援タオルを持っているブースターさんと選手本人が四面ビジョンに映し出されるという演出でパンとビジョンに映されると、色々な意図を汲んで思いを捧げている姿が。

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 プレイシーンは当然ながら、こういう何気ないところでもしっかり魅せられるのはすごいなぁと思いますし、色々な意味でプロフェッショナルだよなぁと篠山選手を撮りながら思いました。

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 っと、プレイタイムも華やかで、篠山選手は撮っていてワクワクする選手。コート上でもベンチにいても、ほんとに目が離せないなと、先週の豊橋市総合体育館と久々のとどろきアリーナで改めて感じました。

■man of the match(秋田ノーザンハピネッツ)

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 秋田ノーザンハピネッツのmomはもうはずしようがないと言うか、ゾーンに入っていると、アリーナMCの高森てつさんも思わず言ってしまうほどえっぐい動きを見せていた細谷将司選手。

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 攻守に渡って大活躍だった細谷選手ですけども、撮るときに軸にしやすいポイントガードというのもありますが、それを加味しててもこの日の輝きは本当に素晴らしかったんですよね。

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 細谷選手は横浜ビー・コルセアーズ時代に見ていた選手で、前回、秋田ノーザンハピネッツさんの試合を見た広島ドラゴンフライズ主催の福山、エフピコアリーナふくやまのときにはここぞっというシーンを残せなかったので、今回の活躍を残せたのは嬉しかったです。

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 細谷選手を撮っててこの日のエグさに惹かれたのはあるんですけども、横浜時代から惹かれる選手に多い目の印象が強くて。一階最後列では有りましたけど、ファインダー越しに見ていて、この日もギラッギラしている目が見えて、それをどう残すかというのを考えながらやっていました。

■Cheer of the Match

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 この日のCOMはというか、前々からリーダー、NANAMIさんの絵をちゃんと残しに行かなきゃなぁと思っていたんですけども、今回ようやっと。フォーメーションを見てて、下手側に、ビジター側に入るほうが多いのかなぁとか思いつつ、ざっくりで座席を確保して正解でした。

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 おさないのもう一つのメインフィールド……バスケばっかりなのがプロ野球のみなさんにバレているっぽく、4/10の観戦ではむっちゃ離れているところなのに推しのリーンちゃんがフリースローを決めていく、バスケ観戦じゃないんですか? なんてロングスローでプレッシャーを掛けてきたことが有りましたけども、そのメインフィールドで頑張っている姿を見てたNANAMIさん……。あの頃のイメージだと、どうしてもNANAMIちゃんて書きたくなりますが、今の頑張っている姿を残せるのはやっぱり嬉しいのです。

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 今見ているフィールドから羽ばたいて、別のフィールドで活躍している姿を見られて残せるのは本当に楽しいですし、昨今は野球から籠球、籠球から野球と別のフィールドで活躍している面々も多くいるので、色々な意味で背筋を伸ばして遊んでいけたらいいなと思います。

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 色々なところで遊ばせていただいてますけども、演者だけじゃなく、指導者とかスタッフさんとかそういうパターン多くて、そうだったんですかとかいうことも正直チラホラと(笑)。

 ……色々なお話をいろいろな方面から聞いたり、会場でばったりであったりすると、スポーツエンターテイメント業界は狭いなぁとしみじみ思っております。

■Character of the Match

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 全開お邪魔したときと比較すると、ロウルさん単独で動くパートがちょっと増えているような印象があったんですが、プラスして思ったのが大きな動きは流石に難しいものの、明らかにダンス力が上がっているのを感じました。

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 私自身ダンスをやっていたわけじゃないですけど、チアもキャラも見続けて見送って気がつけばいい年なので、細かいスキルとか技とかはわかりませんけど、表現力だとか伝えたいものを感じるのはなんとか。

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 そんなざっくりとした経験で見ていて、ロウルさんのダンス中のキレが数段上がっているのに気づきまして。もちろん、ダンス以外の動きもそれに合わせてなのか、しっかりと動いてらっしゃるなぁと、ファインダー越しに見てて思いました。

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 ちょっと大人っぽく書くと、可動域がどうしても制限されてしまっている……手足の短さが動きのネックになる部分もありますし、逆に可愛らしさを演出しているかなと思うんですが、精一杯踊っている姿はステキだと本当に思います。

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 あとは……フリーで併せているのかなと思いますけど、キメポーズにバリエーションがあると楽しいかも、ですね。

■フックに引っかかった演出曲

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 IRISさんたちのアクトの曲も昨年お邪魔した時の記憶よりバリエーション増えているかなと言うぼんやりとした記憶もあったんですけど、今回フックにと言うか、前々から書いておきたかった曲を。

レッツロックオン/スチャダラパー

 2018-19シーズンから、川崎ブレイブサンダースさんの音楽演出はスチャダラパーさんが参画しているんですけども、選手登場シーンとか試合終了直後のシーンとかで流れるレッツロックオンのフレーズって、すっかりとどろきアリーナを彩る音だなぁと。

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 定番の曲を作るというのも、リピーターを考えたアリーナ演出では有効なのかもなぁと思うんです。このあたりは偉大なるマンネリとご存知の安心感というか……。

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 いつ行っても新鮮な気持ちになるシーンといつ行っても変わらないことの安心感をどうバランスとるかってのはアリーナ演出のさじ加減じゃないかなぁと、色々なところにお邪魔して思うんですけども、どうでしょう。

■行き来の飲食

 地元神奈川のアリーナということで、ゆっくり出てお昼を食べてからアリーナに向かおうと計画。武蔵小杉周辺で惹かれるお店を探しつつ……と、いつか行きたいバスロータリーにある町中華(大三元)も気になりますが、日曜休みなので他のお店にしていました。

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自家製麺 然

 早食いの気がある私なので、普通のラーメンだと口の中をやらかしてしまうことが多く、その流れでつけ麺を好んでいるんですけども、武蔵小杉で前々から行ってみたいなぁとお店に、とどろきアリーナへ徒歩で向かう途中にお邪魔していました。

 コの字カウンターでパテーションあり。食券を渡して、出来上がりを待っていたんですけども、食べ終わったカップルがアッコにおまかせをぼんやり見つつ、食べ終わりのままゆっくりしているのはこのご時世的にどうなんだろうと思いながら、着丼を待ちます。

 そしてやってきた特盛。

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 追い煮干しができるシステムだったんですけども、最初そのままで食べていても節の風味が強めに出ているかなと言う印象。ゴロゴロしたチャーシューとか、麺ののどごしとか好きな方向だなぁと。

 チャンスがあったら、夜の部のみそごろうさんのを食べてみたいなぁとか、他のお客さんが食べてらした、トッピングのチャーシューとかを追加していただいてみたいと思いました。

■締めとして

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 昨年のシーズン序盤にお邪魔してから久しぶりのとどろきアリーナでしたけども、他のアリーナにお邪魔しつつ、改めてとどろきアリーナで感じたところのお話を書いていきたいと思います。

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 久々に残してて一番気になったのは照明、でしょうか。他のアリーナが更新されていたり、元々だったり、LED照明が主流になってくる中でとどろきアリーナさんは今まで通り。

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 この絵を見ていただくと分かる通り、選手登場やスターティングファイブ登場前後に暗転演出がかかったあとの復帰までの色味がちょっと厳しい色味だなぁと思いました。

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 とどろきアリーナでよく撮っているお友達と、絵の色味とか照明の話をしたりって時があったんですけど、暗転演出後、ティップオフの色味とかがなかなか厳しいのをどうしているかと。現像ソフトで補正も限度があるし……と、最終的には諦めるという結論に至っていました(笑)。

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 あとは、(踊る方の)クラブ感を出したい意図もあるのか、開始前のアップ時は常に照明が暗め。アップのわちゃわちゃとかを撮りたいって考えると、条件は結構厳しいなぁというのを、よく座る位置というか、人の頭を越えつつ、カメラ構えっぱなしでも他のお客様に影響の出にくい一階指定最後列で思いました。

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 ISO感度6400で戦える感度なら問題ないかなとも思いますけど、出来たらもうちょっと光量上げてほしいですね。

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 IRISさんの登場パターンは前半を中心に。昨年と登場回数はほぼ変わらないかなぁと思うんですが、楽曲は昨年見ていない、新しい曲が多くて楽しかったです。

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 ただ、全選手登場のシーンもスターティングファイブの時間も光量が弱い状態で入るので、皆さんの像を残すのがかなり厳しいなぁと。

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 リアル炎をなんとか使って、光量の足しにしながら撮らざるを得ないんですけども、初見だとかなり難しいなぁと言うのが印象。それでもなんとか頑張って遊ぶのが野良の心意気ですし、あがりの絵はとどろきアリーナらしさが出ていて好きですけども、正直もうちょっと楽をさせてほしいです。

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 ロウルさんはロウルさんの項目でも書きましたけど、登場シーンが増えている印象。

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 アリーナに出せば出すだけ印象に残って、グッズの売上とか来年以降のマスコットオブ・ザ・イヤーの投票に繋がると私は思うんですけども、どセンターで頑張って踊る姿はただただラブリーでしたし、周囲に座っていた、そこまでバスケ観戦に慣れてらっしゃらなさそうな層のみなさんもロウルさんを見てキュンキュンしていたのを見て、客前に出る重要性を改めて感じていました。

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 あとは高森てつさんのMCがやっぱり大好きだなぁと思ったこの日の試合。昨年は高森さんではなく、別の方が担当されていたんですけど、改めて高森さんの仕切りや声を聞いて、とどろきアリーナの声の主役はやっぱり高森さんだなぁと。

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 アゲるところはあげて、締めるところは締める。ビジターチームへのリスペクトも忘れずに応援の後押しを声で行う。しかも、荒くなりがちなアゲるときの言葉遣いが本当にしっかりと綺麗な日本語になっているのは本当にすごいと思います。

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 色々なアリーナにお邪魔して、好きなMCさん、合わないMCさん色々いらっしゃいますけど、高森さんの声としきりは本当に大好きだなぁと改めて思いました。

 最後に……。

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 ハーフタイムに芸能の方や配信の方を多く使われる印象が多い川崎ブレイブサンダースさん。この日のゲストの水溜りボンドさんのファンの方も多く来場されていましたし、むっちゃテンション上がってらっしゃるお客さんも多くいらしたので、大きく見たら正解なんだと思うんですけど、そのみなさんに引っかかっていないみなさんは結構置いてけぼりだなぁと。

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 芸能の方を呼ぶなってことではなく、名の売れている方の来場は飛び道具的に使って欲しいよなぁと、そんな風に思うんですよね。そこに時間を使うなら、自軍のチアチームやキャラクターをもっと前に出して欲しいっていうわがままな部分はあるんですけど、なんかこうもったいないというか、まずは身内をどう見せて行くか、身内の力を十二分に発揮してもらって、いつものアリーナはこんなに楽しいんだよってのを見せて欲しいなぁと思うんです。

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 越谷アルファーズのホーム、越谷市民体育館にいらした麒麟の田村さんとか、ガチのバスケファンでしっかりと試合やアリーナ、チームに皆さんを思いっきりリスペクトされているのが広く知られている方だと感じなかったズレをなんとなく感じた、この日のハーフタイム……。

 お互いともにアウェイ感を感じるなら、誰が得をしてるのかよくわからないよなぁと、そんなことをふと感じたこの日のハーフタイムでした。

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 さて、今シーズン50試合目の試合となる次回の観戦ですが……。色々とある状況下ではありますが、片道の交通費が1000円を切るお隣の県にちょっとお邪魔して、オレンジ色のニクいやつのハッスルを、久々のコートサイド一列目で見てきたいと思います。

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