色々あったけれどギリギリでBリーグ沼の水は抜かれず残った件について(2020-21シーズン観戦雑感)(中編)

　アリーナスポーツを撮って見て、現地で食べてきゃっきゃしたまとめを改めて確認しつつ、6月以降は日差しや雨など、自然との戦いもコミのプロ野球観戦との差に体力低下を改めて感じる昨今ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

　バスケと比較して、野球撮影は一気にレンズ構成が変わり、本当に体力勝負だなぁと思いだしているんですけど、撮影もスポーツだと思えば、まぁなんとか耐えきれるかなというか。

　今のところは二本の柱、野球とバスケで動いていますけど、野球だけの人にはバスケも、バスケだけの人には野球を撮って見てほしいんですよね

　お互い共に撮る人だと、両方用のレンズは家に生えていると思うんですが、このあたりはレンタルとかでもいいので、構成をパンとさせて撮ってみると新しい世界が見えてくるかもなぁと。

　野球メインの人がバスケに行くと、きっとその楽さに抜け出せなくなるんじゃなかなと思うんですよね。熱さ寒さ雨風のない観戦環境とか機材の重さ、試合時間が読めるところ等々。

　楽しいを何本も持っていると、幅が間違いなく広がるので、知らない楽しいにどんどん触れてほしいなあと思いつつ、明らかにお財布がやせ細るので、そこはこう……うまいことバランスを取っていただいてという。

　まぁ、好きになったら最強で突き進んでいるのも楽しいですよと書いておきたいです(笑)。

　さて、今回は声を届けてくれるみなさんと応援をブーストしてくれるみなさんの振り返りです。

■声の出せない昨今だから

　各地のアリーナにお邪魔させていただいて、試合を見ながら皆さんの姿を残していったわけですけども、そんな中で色々と見えるところ見えないところでご苦労されてたんだろうなぁと思うのはアリーナMCの皆さん。

　昨年の打ち切り前であれば、状況を伝えつつ、お客さんを煽りつつチームにブーストをという役割を担っていた皆さんですけども、御存知の通りブースターさんたちは声を出せないという状況で、どうしていくのか、実はものすごく興味ありました。

　基本は声を出さずにハンドクラップやグッズとして販売があったり配布があったりするハリセンを叩いての応援に誘導。場内で大きく声を出せる唯一の役として、勝ちを盛り上げ、負けに寄り添ってらっしゃったのかなと。

　あと、色や規模は違えど、コミュニティ局で喋っていた人から目線で見て聞いていて、オンマスクで昨シーズンまでとほぼ変わらなく聞こえる、鮮明な声ってすごいなぁと。

　中々、その辺のご苦労とか実際どうだったかってのを伺えるチャンスは無いのかなと思うんですけど、チャンスがあったらそういった、声の演出チームの話とかも聞いてみたいなと思いました。

■拝見したチアチーム(パフォーマー含む)

　ざっくりとなるたけ皆さんが入っているコマをチョイスしながら、今シーズン実際に拝見して、バキッと現地の空気感を残せた、データとしても記憶としても残せた皆さんを一気に振り返ります。

※表示順は前回の個人観戦数と同じ順

Zgirls、Zgirls Next(東京Z)

VELUNA(静岡)

FEgirls(FE名古屋)

サンロッカーガールズ(渋谷)

SUPER GIRLS(三河)

Alpha Venus(越谷)

Raily's(八王子)

はんなりん(京都)

FIRE GIRLS(三遠)

IRIS(川崎)

BamVenus(奈良)

STAR JETS(千葉)

BREXY(宇都宮)

アルバルク東京チアリーダー(A東京)

B-ROSE(横浜)

フライガールズ(広島)

ジャスパーズ(信州)

アルビレックスチアリーダーズ(新潟)

RDT(茨城)

RIZE Dancers(群馬(チアではなくパフォーマー))

ワイヴァンズチアリーダー(山形)

Elegance(東京Ex)

　よく足を運ばせていただいて、そのアクトを見るとなんかホッとするというか、知っている安心感を感じるチームから、久々に拝見して思いをしっかり繋げてらっしゃるなぁって感じたチーム、はじめましてのチーム等々、各地の皆さんの色を楽しませていただきました。

　どこがすごいとかどこが素敵とかなく、みんなすごくてみんな素敵というのを改めて思った今年ですけども、例年同様多く見せていただいて、その世界観と言うか、みなさんが作り出す空気が好きなZgirlsさん、Zgirls Nextさんはやっぱりちょっと思い入れと言うか、肩入れしちゃうなぁと。

　全体的な空気感、アクトや演出の見せ方が好きなFEgirlsさん(フォトコン選んでいただいてびっくりしました)やAlpha Venusさん、昨シーズンに続いて今シーズンは二回ほどお邪魔させていただいたBamVenusさん(こちらもフォトコンのファイナルまで残していただいてびっくりしました)なんかも……と、数多くお邪魔するアリーナの皆さんは記憶と記録がしっかりと。

　それでもまだ見ぬ皆さん、まだ見ぬアクト、まだ見ぬ盛り上げと言うのが日本にはたくさんあると。来シーズンもまだ見ぬシーンを残せていけたら嬉しいなと思います。

■みんな違ってみんな凄い

　選手もチアもキャラも撮って、色々なアリーナで楽しませていただいますけども、そんな中で全体的に「何処何処の誰々さんが推しです！」ってことをあまり書いていない私。これはプロ野球を中心に撮り始めた頃から変わらぬスタンスといいましょうか、マイルールとして自分自身で決めているんですよね。

　前にも似たような話を書いていますけど、広く浅く色々なところに顔を出す、色々なところのシーンを残している人が勝手に各方面へ仁義を切る、じゃないですが、みんな違ってみんなすごいを伝えたいので、そんな中で誰かを推しですって流れでやっていくのはちょっとなぁっていう思いがありまして、広く浅く各地の皆さんの姿を残させていただいたと、そんな感じでして。

　籠・諸国漫遊記でピックアップしていったのは、あくまでも撮れ高の中で、好きなコマをチョイスしてって塩梅にプラスして、なるたけ被らないような感じで撮って残していました。

　ただ……。

　その籠・諸国漫遊記本文中にも書きましたけども、野良カマラはたいへんチョロいので、現地でカメラ向けてるこちら側にリアクションがあったり、アップした写真をそっと使ってくださったりすると、記憶に残りますし、記録にもですけど、もっと残していきたくなります。

　というか、みなさんタグつけない写真(これは単にタグ付けがめんどくさいっていう理由でつけていません(笑))もよく見つけますねって思いますけども、現地だったりアップした写真に対して何かしらの動きがあると、やっぱり気にしてそのチアさんを見るようになりますし、気にして撮るようになりますよね。にんげんだもの。

　それはそれとして、今シーズンも色々なアリーナで色々な皆さんの姿を残させていただきましたけど、かわいいかっこいいきれいたのしいを全身に浴び続けられたのはホントにありがたくて。

　また残したい面々、まだ残し足りない面々、新しいシチュエーションで残すのが楽しみな面々など、新しいシーズンに向けて、ワクワクでいっぱいです。

　それにしても人生をゆかいに楽しく送るためには、適度なキュンキュンが必要なんだなぁってのを大田区総合体育館で教えてもらったような、そんな今シーズン。

　来シーズンも色々と楽しみにしてます、バレンタインスペシャルのキュンキュンっぷりを(笑)。

■マスクとフェイスガードと

　アリーナMC陣も大変そうでしたけど、チアの皆さんも大変そうだった昨今の状況。声で応援のリードを行うMC陣やブーストの後押しをするチアの皆さんも今までのスタイルから20-21仕様にだいぶ変える必要があったんだろうなぁというのが印象として残っています。

　これまでのアリーナでは、プレイタイム中に聞こえる皆さんの声っていうのはものすごく印象に残っていたんですけど、この状況なのでポムの擦れる音だったり、ハリセンの音だったりというのをメインに。なので、チアさんの印象は声ではなく音と言うのが今シーズンはどこに行ってもあったなと。

　今やれることを全力でという形でどこの皆さんも動いてらして、色々とご苦労はあったんだろうなぁと察しながら、残せる今を残してきましたけども、魅せ方はチームによってだいぶ違うんだなぁと言うのを感じました。

　諸処の状況にも依るとは思うんですけど、徹頭徹尾マスクを付けてオープニングやハーフタイム、タイムアウト時を過ごしたチームもあれば、時間が分かっているオープニング、ハーフタイム、オフィシャルタイムアウト時はノーマスク、通常のタイムアウトはオンマスクというチーム、時間が分かっているセクションはフェイスガードなチーム、登場シーンは基本ノーマスク等々、差が結構大きかったかなぁと。

　チアさんは会場になくてはならないファクターって考えると、パンと見せるところはノーマスクでいてほしいなぁと思いましたし、安全をと考えるとオンマスクでいて欲しいと言う思いもありまして。

　落とし所としては、決まりもの(オープニング、ハーフタイム、OTO)はノーマスク、それ以外はオンマスクでというあたりじゃないかなぁと、色々なシチュエーションで見て思いました。

　こういうあたりの色々はチームごとに委ねられているのかなと思うんですけど、それこそ各チームの皆さんで統一した形でやっても良かったんじゃないかしらと。

　むしろ、各チームの担当者さんで意見交換しつつ、色々集約したものを根幹のルールにして、そこを土台に各チームの色をバキッと出してくれたらなぁと、そんなことを思う今シーズンでした。

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　さて、最終回はゆかいな仲間たち、各チームのキャラクターたちのお話と最終的なまとめを書いていきます。今シーズンも毎度お馴染みの面々に初めましてな皆さん、色々と出会えたわけですが、そのあたりを一気に振り返ります。