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2021 コンテンツmybest5 (本・映画・音楽・TV番組)

2021年もまもなく終了する。ご時世もあって、今年も室内で楽しめるエンタメに嗜む時間が多かった。年明けから上半期は仕事が立て込んでたり色々あって、殆どそういった時間は取れなかったが、下半期に前期の分も取り返す如くコンテンツに触れた。

触れたエンタメの何がよかったかをまとめることで、自分自身の忘備録にもなると思い、今年は頑張って書いてみたい。(今年は本、音楽、映画、テレビ番組に絞った)年末年始のお時間がある時にでも読んでいただけたら幸いです。

2021 mybest5<本編>

第5位 変える技術考える技術

社会人になってからビジネス書を読むことが極端に減った。大学時代は年間100冊以上は読んでいたのに・・・。現実に起こる仕事の問題と本の中で記述される内容に乖離を感じることが多く、ビジネス書熱が冷めてしまっているのかもしれない・・・。とまあ前置きはおいておいて、ここ4、5年で読んだビジネス書の中でNo.1といっても過言ではないこちらの本。考えるとはどういうことなのか?そもそも「変える」ことの定義は?全てが本質的なのに簡易的、でもユーモアもある。読みやすい。この人みたいな文章書けるようになりたいなと率直に思った。著者の方がやっているYoutube も面白いのでぜひ。


第4位 つつがない生活

今年のベスト漫画はこちら。日常生活を淡々と描く系の漫画は数多くあると思うが、この漫画はINAさんにしか書くことができない。帯にもある通り、日常生活がほのぼのと続いていけばいいんですよ的なことではなく、嫌なことや辛いことも含めて人生。なんなら、幸せ!って感じる瞬間は日常でそんなにないけど、でも日々は続いていて。その辺のバランス加減が絶妙すぎて最高でした。前作のこちらもおススメ。


第3位 人類最初の殺人

普段、小説を読むことはあまりない。ましてや自分で購入することは殆どなくなった。(中高時代はほぼ小説しか読まなかったけど・・・)この本は表紙で一目惚れして内容を一切見ずに買ってしまった。でも流石。装丁が綺麗なこともあり、中身も最高だった。著者の上田さんは新進気鋭の小説家らしく、あとラジオが本当に好きなんだというのが伝わってきた。サクサク読めて1時間半で終わるのでぜひ。

第2位 人は顔をみれば99%わかる:フランス発・相貌心理学入門

相貌心理学という学問をこの本を読んで初めて知った。顔の形からその人の性格や行動パターンを分析する学問。主にフランスの警察等が事件の捜査で使用しているらしい。あくまで参考程度にしかならないとは思うが、何となく知っているだけでも話のネタになるし、この本に出てくる例をもとに1回分の飲み会は乗り切れるくらい話題が尽きないはず。うんちく的な感じでぜひ読んでみてほしい。

第1位 嫌われた監督

文句なしの第1位。これは本当に面白かった。選手として3度の三冠王、そして監督としても中日ドラゴンズを4度のリーグ優勝に導いた落合博満。前人未到の経歴ながら自身のことをほとんど語らない落合。特に落合監督は日ハムファンである自分にとって憎むべき存在であり、その当時のインタビューを見ても、もったり話す変な人だなあとしか思ってしかいなかった。しかし、この本をよんでガラッと印象が変わった。「天才」とはこの人のことを言うんだと。wiki読むだけでも滅茶苦茶に面白い。

また現役当時のインタビューが今じゃありえない受け答えで痺れるくらい面白いので張っておきます。

2021 mybest5<音楽編>

今年もたくさんの曲を聴いた。移動時間は基本ラジオだが、作業をする際は
言葉が入ってきてしまうので音楽を聴くことが多い。その中でも特によく聴いた曲をご紹介したい。(なるべく2021リリースの曲を選んでますが、そうじゃない曲ももちろんある)

第5位 ONETONE/SAKEROCK


今年、サブスク解禁で一番嬉しかったのは間違いなくこのSAKEROCK。
高校時代に聴いて、こういうの待ってたんだよ!と心底思った。解散してしまうのを知ったときは悲しかったなあ。TVプロデューサーの佐久間さんもかなりお好きなのか、特にあちこちオードリーでは多数BGMとして使用されてる。中毒性がある曲で延々とリピートできちゃう。



第4位  猫リセット/ずっと真夜中でいいのに

今年一年も、ずとまよ滅茶苦茶聴きました。その中でも年末にリリースされたこの楽曲。賛同してくれる人は多くないけど、1番から2番に転調するリフレインが最高でクセになるのでぜひ聴いてください。


第3位   boy/King Gnu

言わずもがなJ-POPのど真ん中を爆走するKingGnu。ド頭の疾走感から含めてたまりません。そしてこの曲ありきで見始めた王様ランキング。
今年ベストアニメ。2期も滅茶苦茶楽しみです。



第2位 Together/Sala,Shin Sakiura

メロディラインから歌詞に至るまで最高の一曲。この曲で初めてSalaを知ったけど凄くいい。透明感ありながらも力があるというか(ありきたりなことしかいえないけど・・・)歌詞の「お金で買えないものはないっていうけどお金じゃ買えない」がナイスです。


第1位 しょうもな/クリープハイプ

今年一番聴いたアーティストは間違いなくクリープハイプ。歌詞もさながら
何回も聴きたくなるリフが多数。秋口にリリースされた今作も日々進化していくクリープハイプがすべて詰め込まれてます。PVも最高なのでぜひ。


2021 mybest5<映画編>

映画も劇場でそこそこ見た今年。こうしてランキングを並べてみると
新しい手法や話法を取り入れている映画が好きなんだなと感じた。
そろそろ書くのがしんどくなってきたけど、あと少し頑張るので
もうちょい読んでもらえると嬉しいです。

第5位 プロミシング・ヤング・ウーマン/
エメラルド・フィンネル

ここ10年ほどのジェンダー的ニュースを全て詰め込んでいて、けどエンタメとしてもドキドキできる物語としてのバランスが物凄い作品。
フィンネル監督自身がおそらく感じたであろうことも含めて、いかにストレートになりすぎずでも面白く伝えるのか、BGM等の挿入タイミングも絶妙で没頭してみることができる。


第4位  DUNE/ドゥニ・ヴィルヌーブ

正直SF映画はあまり好きではないのだけれど、久々にワクワクして見れる
シリーズに出会えた。最高峰のキャストに最高峰の監督、そして巨匠ハンス・ジマーのBGMで面白くないわけがないのだが、個人的にはロードオブザリング・スターウォーズ:7・3くらいの感じ。もう公開時期は終わってしまったけど、絶対に絶対にIMAXで見るべき作品。


第3位   シン・エヴァンゲリオン/庵野秀明

この作品に関しては、もはや語ること自体おこがましいかもしれませんが、恥ずかしならがエヴァど素人の自分が観てもめっちゃ面白かったし、商業的な仕掛けも抜群。庵野監督はクリエイターとしてもマーケターとしても超一流なんだなと改めて感じた。こちらのドキュメンタリーも併せてみると間違いなく再度、映画見たくなります。



第2位 野良犬/黒澤明

ひょんなことから黒澤明監督の作品(全監督作品30本)を全て見なければいけなくなったのだが、元々見たことのあった代表作(七人の侍や、椿三十郎)などを除いてダントツで響いた作品だった。ファーストカットが野良犬のドアップ顔面なんてどうやったら思いつくのだろう。面白いのに切なくてドキドキする。あとは、自分が大好きなセブンやシャイニングも全てこの作品をモチーフにしてると気づいた瞬間、より好きになってしまった。


第1位 
ナイト・オン・ザ・プラネット/ジム・ジャームッシュ

こちらも言わずと知れた名作。面白いというのは聞いていたのだが、
なかなか見る機会がなく、こちらの企画中に劇場で見ることができた。

元々、ジャームッシュ監督の作品は好きな方ではあったが本当によかった。どれだけ辛かったり大変な場面だったりしても、時間というのは誰しもが平等に進んでいって同じような毎日が来る。ドラマみたいなことっていうのは殆どなくて。その中で人間礼賛というか、それでもどれくらい自分自身とのチャレンジができるかが大切なんじゃないの?みたいなメッセージを勝手に解釈して勝手に励まされてしまいました。最高でした。

2021 mybest5<TV番組編>

TV番組と書いたが実質TVドラマのみになった。ほんとはバラエティとかドキュメンタリーもまくりたかったけど年越しまで残り二時間かつ疲れてきたので、全て三行以内にまとめさせてください・・・・(言い訳)

第5位 メア・オブ・イーストタウン

ケイト・ウィンスレットの演技の幅に脱帽する作品。田舎だからこそあるあるが、がっちりあったうえでの最後の大どんでん返し。日常生活とサスペンス部分の行き来、そして揺らぎが絶妙でほんとに面白い。


第4位  アバランチ

久しぶりにアクション系の日本ドラマで面白いものをみた。テイストでいうと24やクリミナルマインド系統。周りで見てる人がほぼ皆無で悲しかったけど、アバン部分からのストーリー展開、毎話ドキドキしながら見させてもらいました。UVERworldの曲もナイスでした。


第3位   ユーフォリア

ゼンデイヤ×A24というハードルが上がりまくる設定を優に超えてくるトンデモ作品。13の理由やsex educationみたいなのがベースだが、そんなに生易しくない。あまりにもむき出しで痛い。けどだからこそ伝わるものがあってほんとにすごいとしか言いようのない作品。シーズン2も楽しみ。


第2位 大豆田とわ子と三人の元夫

関テレのドラマが最近面白い。こちらは元TBSの佐野プロデューサーの作品ではあるけども。毎話EDが変わるこの仕組みも含めて、テレビってまだまだ面白いんだよと感じさせてくれる作品でした。


第1位 チェルノブイリ

文句なしの第一位。事実は小説より奇なりというけれど、本当にこんなことがあったとは。相当丁寧な取材の上に成り立っている作品。
特に日本人だからこそ考えさせられることも多数あった。HBO凄い。


というわけで、およそ20コンテンツを紹介させて頂いた。ランキングをつけることは忍びない気持ちにもなるが、少しでも知ってもらえればと、あえて順位付けしました。どれも本当に素晴らしい作品です。お時間あれば触れてみてください。来年もどんなエンタメに出会えるのか、めちゃくちゃ楽しみ。それでは皆さんよいお年を!!!

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