定期歯科受診の重要性

 特に化学療法施行中、骨転移のある症例、頭頸部癌症例、糖尿病症例など、患者さんには歯科受診をすすめる場面があると思うが、当の医療従事者も定期的な歯科受診が必要なことはいうまでもない。かくいう私も数年前から受診をようやく定期的にするようになったのだが…。歯石除去、着色除去(なんとなく高度なホワイトニングまでは気がすすまない…)、齲歯チェックなど検診の要素などを期待している。ブラッシング指導も必要時あるわけだが、ブラッシングが強すぎることによる歯肉退縮が年齢に比して進行し象牙質が一部露出しているため齲歯のリスクが高くやさしくブラッシングするよう指導を受けたため若干ショックを隠せないでいる…。しかしながら、ここ数年間でようやくフロスを毎日かける習慣がついたのはpositiveな点と思う、海外では、フロス or die と言われるくらいだ、なぜできていなかったかと思うと自身の怠惰に反省しきりだ。歯の着色はコーヒーとお茶を飲む習慣からある程度諦めているが、それゆえブラッシングが強くなりやすいとおう側面もあると思うので、注意が必要と思っている。
 今後も3ヶ月毎の受診を継続したい。患者さんに提案する以上は自身でできる範囲のものは実行できていないと説得力に欠けると思う。話は変わるが、信頼のできる歯科選びがそもそも重要だ、以前かかっていた歯科は近いという理由だけで選択していたが、なんとなく違和感を感じて他の医院に受診したら複数の齲歯が見つかった…直感的に感じる違和感は大事だと思ったし、病院も同じだが歯科医院も歯科医がちゃんと診てくれているか、歯科衛生士の処置や指導内容は充実しているか、受付の方の対応はどうかなど見ておかないと自身が損害を被ることになる。医院の選択は慎重でなければならないないと思う今日この頃だ。

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