年一回の全国学会に参加する意義再考

 昨日からJASTROが開催されており私も参加している。一人で放射線治療医として働く身分なので非常に重要な勉強、そして自分なりの研究ネタ探しみたいな勝手に妄想を広げるのにも重要な機会だ。
 先行施設はどんな治療をしてどの程度の治療成績を出してるか、どんな臨床試験がはしってるか、トレンドは何か、新規治療について、プレゼンやポスター作成がうまい先生のものを参考にする、普段会えない遠方の先生との交流・情報交換…その他先生によっては臨床試験や研究班の重要な会議などもあるだろう。今回は横浜で去年の広島みたいに観光やグルメはあまりピンとこなかったが+αのそのような要素もちょっとした気分転換にもいいかも(奥さんには怒られるかもしれないが…お土産はもちろんはりきっていつも買う💦)。
 そもそも年に一回しかない全国学会に参加しないのは、施設の居残りや体調不良など他の理由があれば仕方ないが、好ましくない。もちろん可能なら自施設の治療成績くらい何かしらまとめて演題を出すのが望ましい。その方が勉強になるし自施設の治療の質の向上に繋がる可能性がある。オンラインもありうるが、現地開催で直接参加する方が内容が頭に入りやすいといった小規模の実験データもあるが、実経験としてもやはり直接参加するメリットの方がすさまじい!一人しか放射線治療医がいないとしても、何かしら学会には自施設の治療の質の向上や自らの成長のためにもJASTROくらいは参加した方が良いと思う。忙しいはあまり言い訳にはならない、大抵は他科の医師の方が忙しいと思う、ほんとに…。

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